2018年7月18日

仕事が終わったら、スーパーへ直行します。食材の買い出しのためです。そして、家に帰ったら夕食の準備。

夕食を食べたら、私の時間をいただきます。ザックとサイドバッグは昨夜のうちに車載してあります。そこへドライシリンダーに入っていた本日分の着替えに先ほど買った食材を追加してキャリアへ括り付けます。20時07分、エンジンスタート。相変わらずかかりの悪いCB250Fを何とかなだめてアイドルまで持って行きます。

まずは給油です。先週の400㎞に及ぶ霧降~塩原ツーリングのまままだ給油していなかったのですが、10ℓ弱しか入りませんでした。かかりは悪くても燃費に関してはとても良いエンジンでしょう。

給油が済んだら、MP3プレイヤーをペアリング、SEGA、DaytonaUSAの音楽をヘルメットの中に満たしながら夜の町へ走り出します。

加平ICから首都高速へ乗り入れます。渋滞掲示板はすべてクリアになっているので、久しぶりに最短距離であるC1首都環状線経由で3号線へ向かいます。この日の昼には下道ですが両国まで仕事で来ていました。その夜の街を見下ろしながら走るのは気持ちの良い物です。

やがて道は東名高速へ、そして御殿場ジャンクションから新東名へと入ります。フルメッシュのジャケットとパンツは夜になってもまだぬるい風を肌へ当てていきます。

11時05分、NEOPASA駿河湾沼津へ到着。
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ドライバーズスポット天神屋さんのリフレッシュブース9時間パックを申し込みました。コインシャワーを浴びたら、再び店内へ戻ってドイツブランドのノンアルコールビールを購入します。今日は忙しすぎたなあ。やっとゆっくりできます。そして、すぐに就寝。
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5時起床。荷物を片付けていると、マナーモードにしておいた携帯電話が振動します。ん、メールが来たのか。どれどれ。妻からでした。実習に行っている息子から、プリンタが故障して困っている、家にあるプリンター持ってきて、と言ってきたということでした。妻は自分ではどうすることもできないので、どうすればいい?とのこと。

荷物を片付けながら考えます。一番大切なことはなんだ?とにかく、息子の実習レポートがプリントできればいいわけです。それなら、プリンターを持って行けばことが済むわけです。これから戻る?いやいや、私のわがままのために会社の皆様には仕事が回されているわけですから、それが「山行けなくなって。」なんてちょっといえません。それに、息子にとっても自分の不用意なメールで私の山行が取りやめたなんてことを知ったら申し訳なくていい気持ちはしないでしょう。プリンターは持って行くが、今日ではなく3日後!それまでコンビニで何とかしろ!これが最良の答えでしょう。

考えがまとまったところで妻へメールしました。
「日曜日、帰宅したらすぐプリンターは持って行きます。それまでの3日間はコンビニでUSBメモリーからプリントするように伝えてください。3日間頑張れば、後は何とかします。プリンタはまだ保証期間だから趣里は出せるなら出して、だめなら私が手配します。」

即返事がきました。
「ありがとう。お願いします。(^^)。」

これで安心して山へ向かえます。5時55分、出発します。
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湿度の高い風を全身に浴びながら高速を走ります。まだちょっと眠いかな。
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NEOPASA清水へ朝食のために立ち寄ります。
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これも去年と同じパターンですね。
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このPAはモーターサイクリストのためにあると言っても過言ではない所です。
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朝ごはんはこれにしました。これ以降、4日後の昼まではすべて担いで行った物だけを食べることになります。しっかりと栄養をつけましょう。にんにくも入れました。
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食べたら、再び新東名の上に。空いているので自分のペースで走れるのでいいですね。
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7時30分、新静岡で高速を降ります。
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安倍街道を行きます。
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行く手に山が見えています。雲に隠れているのが不安ですね。でも、もっともっとずっと奥に行くのですから。そう、走行距離にして80㎞以上もです。
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ここで左折し、安倍川を渡ります。いよいよワインディングを楽しみますぜ。
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と言っても、飛ばす腕もなく普通に走るだけではあります。でも、直線だけよりずっと楽しいのは事実です。
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時々来る対向車に驚かされたりしながらもリズムよく登っていきます。
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8時25分、富士見峠通過。
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8時45分、井川ダム堰堤通過。

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大井川鉄道の終着駅、井川を通過。この辺りは昨年は立ち寄っているので興味のある方はそちらをどうぞ。
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畑薙第一ダム堰堤通過。
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そして9時30分、沼平駐車場到着です。
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モーターサイクルを駐車場に入れ、万が一倒れても他の車を傷付けないように両サイドに十分のスペースがあることを確認して施錠などを施します。そして着替え。もちろん登山用の衣類とブーツに履き替えるのです。

その最中でした。沼平ゲートの門番に声を掛けられました。

「そのオートバイあなたのですか?」
「はいそうです。」
「実はね、その隣の軽自動車なんだけど、2月に山に入ったまま下山していない人のなんですよ。」
「!」
「さすがに放置されたままだと困るので、重機を入れて持って行ってもらうことになったのです。だららその位置に駐車されると困るので、こちらへ移ってもらえますか。」

ゲロ、今からか~。荷物は広げてしまったし、車両にはロックを施してしまったし。でも仕方がないなあ。

勧められたところへ移動しました。この車です。
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山の話などをその門番として結構盛り上がりました。途中でやり直しになって正直面倒ではありましたが、でも楽しい時間を過ごせたので良しとしましょう。そして、10時15分、準備完了です。ゲートの横を通り抜け、登山計画書を箱に入れたら林道を歩きだしました。

登山編1日目へ続く。