先週の金曜日には大相撲を観戦しました。面白かったね、また行きたいね、と妻。次は5月かな。だって3月は大阪だしさ。え、5月じゃダメなの?そこまで待てない?いやいや、大阪無理でしょう。なに、観光を兼ねてだって?大阪って人が多いしさ、街だってなんかごみごみしているしさ。まあたまに行ってみるのもいいかもしれないけど、年度末で忙しい時期だし。

、、、、。じゃあさ、今日行っちゃおうぜ!チケットは当日発売の自由席、朝早く出れば、ほらこの通り!
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小岩までタクシーを飛ばして、中野駅人が線路に立ち入る事故でのろのろ運転にいらいらしながらも、なんとか9時丁度に国技館へ到着、無事に自由席券を購入できました。

さすがにまだ取り組みは始まっておりません。土俵にもカバーがかけられています。自由席なので、良い所を取っておきましょう。と言っても出遅れ気味、正面は全部取られてしまっていて、仕方がなく向こう正面にしました。運よくほぼ中央が空いていました。
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前回は白鳳弁当を食べたのですが、今回は肉処雷電のファーストフードを食べたいと妻。空いているうちに下見、何を食べるのか検討しています。
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売店では人気力士の手形色紙を販売しています。あ、大砂嵐のがあるぞ!先週はブログにも写真を載せましたが、土俵に上がっていました。大砂嵐の無免許運転発覚前だったのです。手形は廃盤になる可能性もありそうです。ファンは今のうち買っておかないと。
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取り組みまでお暇でしょうから、横綱三毛の山の奉納土俵入りをご覧ください。
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左の水盤は下まで完全に凍っています。それに風が強くてとにかく寒い!天気はいいのですけどね。
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お土産物屋も開店前で大忙しのようです。
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ぼちぼち力士の皆様も来始めています。
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土俵葉カバーが外され、補修が行われています。ペタン、と土俵をひっぱたいています。
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まだまだ取り組みまで時間があるので、一旦国技館から出て相撲部屋などを見てきましょう。国技館を出てすぐ、私行きつけのちゃんこ霧島があります。その裏へ回ります。
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そこに元名大関霧島、現陸奥親方の陸奥部屋があります。
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おっと、2階では床山に髷を結ってもらっている力士がいますね。
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もう少し足を延ばすと出羽海部屋があります。今日は出待ちもなく、ひっそりとしていました。
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しばらく両国駅周辺を散策しました。

国技館に戻ってきました。まずは稀勢の里と写真を。土俵入りの時に比べて髪の短くなっている私。妻の進言というより完全に命令で、両国駅前で髪を切ってきました。
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妻は白鳳と。
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そして、二人そろって鶴竜と。
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先週は出待ちなどに時間を大きく割きましたので、今日は観戦に時間配分を多めに割り当てることにしました。午前の取り組みでも見ていると案外面白いものです。驚くのは序の口あたりでも妻には名前の分かる力士が結構いることです。スー女をなめてはいけませんね。

前回の教訓から、後ろの方の席なら双眼鏡があった方が良いと感じ、今回は持参しました。7×50㎜フジノン防水双眼鏡です。

「すごくよく見える!けど重たいよ、これ。もう少し小さいのないの?」
ないこともないけど、見え味がずいぶん違うよ。わが妻ながら、注文が多いなあ。
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はっけよい
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のこったのこった
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かいなを取ってはなしません。取られた方も投げを打たれてもこらえます。
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そして土俵下へ。
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ただいまの協議についてご説明します。行事軍配は西方にあがっていましたが、足の出るのが早かったので行司差し違えで西方の勝ちとします、、、???
「差し違えじゃないだろ!」
「しっかりしろ!」
ヤジが飛びます。親方衆も審判初心者なのかな?
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11時45分、ちゃんこを食べに地下広間へ並びます。先週は勢関も大好き!鶏のソップ炊きでしたが、今回はなんと!錦木関おすすめ!豚の味噌炊きです。今場所は伊勢ノ海部屋の2種類なのですが、その両方を口にできる幸せ!
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そりゃーね、錦木関お勧めですからね。ものすごい行列も当然でしょう!錦木関、食べるからね~!
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これが「伊勢ノ海部屋豚の味噌炊きちゃんこ」です。
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味噌が強めで濃い味でした。この味なら、やっぱりご飯と食べたいんだけどな~。持ち込み禁止でなおかつ、ちゃんこの持ち出しも禁止なのです。おい、そりゃないぜ。
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ちゃんこを食べたら、次は先ほど下見しておいたファーストフード店、肉処雷電でドッグを買います。妻は雷電ドッグを、私はチーズサルサドッグを買いました。
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雷電ドッグです。分厚い肉が挟まっています。
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こちらが私のチーズサルサドッグです。これなら観戦しながら食べることもできますよ。
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13時頃、錦木の入り待ちをしに一旦入場通路へ行きます。通路には雪が残っていて、寒かったですね。
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次々と力士が入ってきます。前回の写真データから、13時40分頃錦木は入場すると思われます。でも、毎日決まった時刻とは限りませんから早めに来てみたのですが、別な意味からも早めに来た方がよさそうです。入り待ちで人があふれかえり、良い場所を確保できなくなるかもしれませんから。

13時40分。錦木は来ません。今日はいつくらいに来るのかな?寒いなあ。

あ、眼鏡かけている力士が来るぞ。あれ錦木だろう、ほらほら、錦木だよ!
「錦木~!」
声を掛けます。前回に比べてやや元気のなさを感じます。大丈夫かぁ、あと3番、うち2つ勝たなきゃ勝ち越せないんだぜ。
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錦木の入場を見届けたので、再び席へ戻ってきました。十両の土俵入りが行われていました。誉富士~と大きな声で熱の入った応援をするご婦人がいました。カレンダーの裏に上手な毛筆で誉富士と書かれています。

青森から大人の休日切符で来て、連日応援に来ている方だそうです。毎日あの大声が良く持つものです。
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そのご婦人、ほぼすべての取り組みで声を掛けていますが、特に青森出身の力士では発作を起こしたのかと勘違いするくらいの連呼をします。あまりのすごさに記念撮影を頼む人まで出てくる始末。ヘタな力士より人気が出てしまいました。

十両もいよいよ最後の取り組み、妙義龍と琴恵光の対戦です。ただ一人3敗で優勝に近い位置にいる琴恵光ですが、妙義龍の圧力に押されて下がってしまいます。
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徳俵に足をかけて粘りますがそこまで、寄り切られてしまいます。十両は混沌としてきました。
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十両が終わったら、幕内力士土俵入りです。東の二番目は錦木ですよ~!
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取り組みが始まり、阿炎まで来ました。阿炎の四股踏み!この美しい四股には館内がどよめきます。
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阿炎ー魁聖が終わると、つぎはいよいよです。待ってました。錦木の出番です。
しかし例のご婦人、よりによって千代の国を応援。負けてたまるものか!
「錦木~、錦木~!」
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落ち着いているな。大丈夫、きっと勝てるさ。
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懸賞もかかっているぞ、頑張れ錦木!
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時間です。
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はっけよい、のこったのこった
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錦木、千代の国ののど輪に負けずに押していきます。
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もうちょっとで土俵際、まで押したら千代の国の引き落としに手をついてしまいました。ん~残念!もう負けは許されない状況になっちゃった錦木、明日は帰ってきた安美錦だ~!

さあ、その安美錦は勢と!人気者同士の対戦ですから場内も大いに声が飛びます。例のご婦人、安美錦と書いた紙をもって今までで一番の声援を送ります。
「安美錦、安美錦、安美錦、あみ、あみ、あみ、錦錦錦、安美錦!」
興奮して持っている紙も千切れそうなくらい振っています。心臓麻痺でも起こすのではないかと思うくらいです。

はっけよい のこったのこった
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おおお!勢いが倒された!が安美錦の足が出ているんじゃないの?物言いがつきました。
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ただいまの協議についてご説明します。行事軍配は安美錦でしたが、その前に足が出ているのではないかと確認したところ、勢の倒れるのが先であったので、行司差し違えで安美錦の勝ちとします。

あれ、差し違えじゃないじゃん。
「しっかりしろ!」
またやっちゃったね。

本日注目の一番、栃ノ心―逸ノ城戦。組んで力で逸ノ城を寄り切った栃ノ心の完勝でした。怪力巨体の逸ノ城も、この乗りに乗っている栃ノ心相手では何もできません。
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最後はもちろん、横綱鶴竜です。栃ノ心が勝っている以上、負けるわけにはいかなくなりました。
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しかし相手は御嶽海。
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さあ時間いっぱい、鶴竜、横綱の意地を今ここで!あ、押されて後退、またか、あああ、そしてそのまま土俵を割ってしまいました。直後、座布団の嵐。乱れ飛んで土俵が座布団で覆われるほどです。座布団飛ばしは危険ですからやめてくださいと再三アナウンスがありますが、今日は仕方がないかも。だって、千秋楽を待たずに平幕の優勝が決まっちゃうかもしれないんですよ。
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今日も楽しめたね。でも錦木も、そして鶴竜も残念だなあ。
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さあ、帰ろう。
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