今年度受けてきた、出前講座講師養成課程の現地見学と、講師体験をしてきました。
場所は某中学校です。9時30分集合でしたが、積雪が残っていることもあり、早めに家を出ました。到着は9時10分くらいになり、ボランティアセンターの講師到着を待ちました。
学校も北側には雪が残り、バリバリに凍っていました。寒い!
3時間出前講座があり、最初の2時間をボランティアセンターの講師が受け持ち、私は見学と補助に入りました。本日はアイマスクとガイドヘルパー体験という講座です。アイマスクをして全盲の疑似体験を、そして視覚障碍者のガイドヘルパーの体験をしてもらうものです。私以外に2名の養成講座受講生が見学と補助として来てくれていました。
そして3時間目。ついに体験としてではありますが、講師としてデビューです。
まずは視覚障害とはどのようなものか、どのような種類があるのかなどを説明します。相手は中学生ですから、理解しているかどうか反応を見ながら内容を調節していきます。
「さあ、いきなりですが80%。視覚について、80%って、なんの数字だかわかりますか?」
が、80%と書かれたフリップを出したボランティアセンター講師の問でした。私はそれに付け加えました。
「100%だったら分かりましょね。見えそうで見えない、つまりこれやる人ですよね。」
股間の前でお盆をひっくり返すマネをします。生徒からまばらですが笑いが起きました。つかみは十分でしょう。
つかんだところで、講師より早めにアイマスク、ガイドヘルプ体験の説明へ入りました。生徒の興味がそちらに向いていることを感じたのです。このクラスでは先にしゃべるより、まず体験させてしまった方がよさそうです。
見学ボランティアの方を動員して説明し、それでは始めましょうで体験開始です。まじめに取り組む生徒の多いクラスでしたが、やはりそこは中学生、安全への配慮が欠落してしまう人も中にはいます。視覚を失っている状態ですので、転倒などの事故もあり得るので目配りをしながら声を掛けていきます。
体験終了後、今度は先生に体験してもらいました。先生と生徒とのかかわり合いが友達的であったと感じたので、それを利用しました。先生にはあえて「後ろから押す」という、間違った方法でガイドし、その後方角が分からないようにしてガイドヘルプします。そして生徒の前に誘導し、スリッパを脱いで音を立てないようにそっとその場を離れます。生徒には口に指をあてて声や音を立てないように指示。
30秒待つつもりでしたが、15秒ほどでたまらず先生が歩き出します。危ないので近寄って声を掛け、アイマスクを外しました。
先生に感想を聞き、目が見えない状態で後ろからいきなり押される恐怖、一人でわからない所へ放置される恐怖を話してもらいました。つまりこれ、思いやりの大切さを感じてもらいたかったのです。
生徒へも感想を尋ねます。あまり手は上がりませんが、先生から発言は少ないが後から書かせればいいことを書いてくる子たちです、と授業終了後に言われました。
障がい者福祉、高齢者福祉の講話を少しして、ボランティアセンターの講師へ引き継ぎ、私の体験は終了しました。
障がい者と共に生きる社会を作っていくこと、障害があると不便ではあるが、誰かしらの手助けがあれば不幸な人生ではないということなどを感じてもらえたら講座は成功と言ってよいでしょう。
終了したら12時45分です。お腹空いたなあ。家まで持たないや、青戸で何か食べてから帰ろう。
青戸と言えば、区内町御用達でおなじみお米の宮田屋ですね。
車だん吉ぶらり旅京成線編で紹介されていますね。昔はお米の販売は規制があって、区内でしか販売できなかったので「区内町」としたそうです。店主こだわりのブレンド米など、ここでしか手に入らないお米があってスーパー全盛の今でもはやっているとか。
今日はノンナにしますか。
ブログ掲載許可を取り付けましたので、私の昼食をご紹介。モッツアレラとルッコラのトマトソーススパゲティと、
ミニサラダです。
おいしく頂いたら、帰りましょう。いやまてまて、寒さと寝不足で片頭痛の予兆が出てきました。青戸平和公園でちょっと休みます。
私が葛飾区を好きな理由の一つに、この非核平和都市宣言をしているからです。いかなる国のいかなる核兵器に対してもその廃絶を求め、とあります。いかなる国もですよ、トランプさん!
長崎からは被爆し焼け焦げたレンガの門柱を、
広島からは御幸橋の縁石をいただき展示してあります。
そして平和を願う千羽鶴が献架台につるされています。
頭が痛い、寅さんや、連れて帰ってくれ。
帰宅後、本格的に片頭痛が発症。嘔吐を繰り返すほどになり、夕食も食べられずに風呂だけ入って早々に寝ました。たっぷり睡眠のおかげで今日は絶好調、さあ明日も頑張るぞ。