今日はいい天気でしたね。気温こそ低いものの、こんな日に山に登らないでいつ登ればいいのでしょう!え、息子の彼女が来る?先日彼女に家に行き、ご両親と弟さんに会ったのです。焼き肉食べ放題を奢ってもらったとか。今度は俺の番か。、、、、。

「よし、消えてあげるから、がんばって一緒に試験勉強しろよな。」
「本当に?なんか悪いなあ。別にもう会ってもいいんだけど。」
「わざわざ会うこともないだろう。機会が合えば会えるだろうし、どうしても合わせたいというのなら話は別だが、そうでないなら、いない方が気を使わなくていいだろう。」
「じゃあ、そうしてくれる?」

うまい言い訳を考えて理解ある親父を演じて、結局山へと向かうダメ親父です。いや、雨なら話は別、回転しない方の寿司くらい食べさせてやるさ。

どうでもよい話はここまでにして、そして現地までの走りはツーリング篇にまとめるとして、千葉県安房郡鋸南町の佐久間ダム公園に話は飛びます。駐車場にCB250Fを停めたら、歩き出します。
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12月にもなればさすがの房総も紅葉真っ盛り!
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高度をどんどん稼いでいきます。佐久間ダム湖が眼下に見えます。
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車の通れる舗装路ですから、歩きやすいのではありますがちょっと興覚めでもありますね。房総の山で舗装を嫌っては登れる山は限られてしまいますけどね。
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ここでメインストリートへでます。あれ、法面崩壊していますね。
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八雲神社前を通過します。
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水仙は至る所に植えられていて、きれいに咲いていました。みかんも生っています。
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さあ、ここからいよいよ津森山への登山道です。
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あれあれ、国土地理院地図では破線なのですが完全に車道ですね。山頂付近に電波塔の様なものを認めます。なんだあそこか、楽勝だな。
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津森山までの道は国土地理院の地図では一本道ですが、現況では分かれているところがいくつもありました。でも、必ず道標があるので迷わずに行けるでしょう。ここは右ですね。
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高度を稼いでいくと道はジープ道のような感じではありますが一応車道の体を保っています。
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あれ、道は民家の庭になってしまいました。それに普通の車でも反対側からは登ってこれるのか!ここ通っていいのでしょうか?でも通るしかないよね。
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牛さんが沢山おりました。
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さて、登山口はどこだろう?あれ、道は下ってしまうぞ?いやいや、下り始めた所に登山口を発見。
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ようやく登山らしくなってきましたね。この上が山頂でしょう。電波塔は民家手前にありました。
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津森山登頂!が、富士山が見えるともう一つのピークへと誘導されます。地図上ではこちらが頂上のはずなのですが。
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やっぱりこっちの方が低いよな。
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鋸山の上に雲、その上にかろうじて富士山が頭を出しています!これ見せたかったんですね。観たから山頂へ帰ります。
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腹が減った腹が減ったワンツーワンツー休まないで沸かせ~♪
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お湯が沸くまでの間、眺望を楽しみます。こちらは富山でしょう。双耳峰だから目立ちますね。ここと伊予ヶ岳のセットも舗装路歩きが長かったですね。
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セルフシャッターで。
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鴨川も意外なほど近くに見えました。
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食べ終わったら、次へ行きましょう。また車道へ戻って今度は来た道を反対側へ降りていきます。
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棚田が綺麗ですね。この風景を守るのはここへ住む方々、それを切り捨てては絶対にいけないのです。
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車道歩きもいい加減飽きてきた頃、人骨山の道標が出てきました。
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山の名前も不気味ですが、この道標も負けず劣らず、いや名前に合わせてあえて不気味は雰囲気を演出しているのでしょうか?
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ひとほ「め」やまと読むの?
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高度を稼ぐと段々不気味な雰囲気は増していきます。
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黒いザックがあるぞ!木に引っかかってる!
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一応赤布もありますが、ちょっと荒れ気味な登山道ですね。
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ロープの貼られた斜面を登りきると、
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登頂!ここでデポしたザックの持ち主たちに出会いました。
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想像以上に眺望の優れた山でした。
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山頂に不気味に立つポール。何に使うのでしょうか?
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十分眺望を楽しんだら、さて、下山しましょう。登り口で再び山頂で出会った団体さんと会いました。来た道を戻るとのこと。この道を西へ行くと佐久間ダムへつながる道へ出られそうに見えるけど、途中で道は途切れてしまうということでした。でも、行ってみるか。
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だって、人口に作られた道ですから。手入れが悪くなっていても必ず通れるはずですよ。
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踏みあと程度になってしまいました。なるほどね、これじゃあ普通の人は引き返しちゃうかもね。
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踏みあともはっきりしなくなってしまいました。これはもうだめか、と思うとまさに丁度、三角点を発見。合っていますね。GPSではもうこのがけ下に道があることになっています。
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慎重に地形図を読みながら進みます。人骨山の西側のこぶを巻いています。そこで再び三角点発見。これならもういけたも同然だな。
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おりょ、人骨ならぬ獣骨発見。道はもはやなく、ただの藪漕ぎ状態です。
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強烈なやぶ漕ぎです。人にはお勧めできませんね。そして未来の私にも、この山に来ることがあったら来た道を戻ることを強く勧めます。
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ふう、人の気配を感じる風景ですね。やっと出ました。太陽光パネルがあるということは、メンテ用の道が付けられているはずだから、そこへ出れば道路へ戻れるはずです。あれだけ舗装路歩きをしてきたのに、今は一刻も早く舗装路に出たい気持ちです。
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さらに藪を漕いで上まで出るとやはり、メンテ用の道がありました。ここを歩きましょう。
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あの~、国土地理院の地形図が現況とかなり違うんですけど~。申し訳ございません、通らせてください。ついでに道を尋ねました。
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ヤギも買われていました。かわいいですね。
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何か御商売もされているのでしょうか?
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メインストリートへ出たら、日産キャラバンに乗り込む団体さん発見。先ほど山頂であった方々でした。歩いていると追い越しざまに手を振ってくださいました。

佐久間ダムへ到着。思ったより早く着きました。じゃあ、ここ登ってみますか。何かの参拝コースになっているようです。
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ほう、ここでお金を払うことが出来るのか。
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その奥へ行くと分岐があり、右へ行けば車道へ、左へ行けば先ほどの赤い階段へ戻れます。左へ行きました。
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さあ、帰ろう。いや、せっかくダムに来たんだからダムカードもらってくるかな。ダム管理事務所までは徒歩でなければいけないので、車両を手前のPに入れてダム堤体を歩いていきました。が、なんということでしょう、もう閉まっていました。今日は営業していなかったのかな?ダムでもそんなことがあるのかな?

ダムに来たという証明用に写真を撮影してみました。これ補正しないとわからないですね。
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さて、房総低名山と二つとも山頂標に書いてあった山でしたが、感想としてはやはり富山、伊予ヶ岳の方が山らしさがあって楽しめましたね。舗装路歩きがほとんどですからね。それと本文でも書きましたが、人骨山から西へ向かう道は行ってはいけません。強烈なやぶ漕ぎの挙句、よそ様の敷地を通過しないと道路に出られないようです。

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    >今度は俺の番か。、、、、。

    あらら、うまく逃げましたね

    うちの場合はしっかり会わせられました。結局いい子でしたけど、こっちの方がドギマキしてました・・ 

    (-_-;) 削除
    2017/12/7(木) 午前 10:17
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    何という山の名前でしょう! 勇気があるなあ。
    「八ツ墓村」という映画があって、見に行かなかったのと同じです。
    鋸南町ではすでにスイセンが咲いていますか、懐かしいなあ。

    ボクは半月前の貴公とのツーリング記録を只今書いています。 削除
    2017/12/7(木) 午後 9:27
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    > ぶーぶーさん
    どう考えても趣味優先でしょう。紅葉と天気がそろうのは次がないかもしれませんが、あっちは逃げないし。

    いや、息子のことだから逃げられちゃうかも! 削除
    2017/12/7(木) 午後 9:35
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    > 山のmochiさん
    人骨山についてはいくつかの伝承があるのですが、私的に一番納得できるのが次の説です。

    戦国時代近くに城があり、のろし台として見晴らしの良いこの山が選定された。この時に「火灯し山」(ひとぼしやま)と呼ばれ、のちに転訛されて「ひとぼねやま」になり、それに字をあてられた。

    という物です。その後この名前から俗説が発生し、それがまことしやかに伝承されているというような気がします。

    名前だけで特別何かがある山ではないので、ご安心いただいてよろしいと思います。山頂下から西へ向かうやぶ漕ぎルートは絶対に行くべきではありませんが。 削除
    2017/12/7(木) 午後 9:42
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    のどかな風景です。
    癒されますよ!
    山登りに興味が出てきました。 削除
    beat1 ]
    2017/12/7(木) 午後 9:56
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    > beat1さん
    千葉県もこの辺りまでくると本当にのどかになりますね。山頂から工場群の煙突が見えたりして興覚めになる時もありますが、そこに目をつぶれば案外自然が残っているものですね。

    カヌーときたら、次は山登り、実に理にかなった成り行きですね! 削除
    2017/12/7(木) 午後 11:07
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