朝7時守谷SAに集合しました。5分前に到着しましたが、山のmochiさんはすでに到着、隣へ車両を停めました。山のmochiさんはスズキST250eTYPE、私はもちろんCB250Fです。

道はえぐれているところなどがあり神経を使いました。
撮影をしていた山のmochiさんに追いつきました。
さすがはベテランライダー、軽やかにコーナーを駆けていきます。
県道60号線の終点で山のmochiさんは給油します。
再びR349を南下します。
電熱グローブから手を出すと風が冷たい!かじかむ手でシードバッグとサイドバッグを外し、ピリオンシートを外します。山のmochiさんのヘルメットへインターコムを取り付けるためのドライバーがそこに入っているのです。段取り悪いですね。車載工具は荷物を積むと出すのが面倒なので、タンクバッグへ入れておこうと思ったのですが、入れ損ねたことに気がついたのはブーツを履いた後。もう一回脱ぐの面倒になって、車載工具でいいやとそのまま走り出してしまったのです。
無事インターコムを付けたらペアリングを回復させ、出発します。普段一人で走ることが多いので、こうして気の合う2人で走れるのは楽しくて仕方がありません。
「前のトラック抜いちゃいましょう。今右車線空いています。」
「了解です。パスします。」
「軽の前に出たら左車線戻ります。」
「はい、そうしてください。」
目が4つになるので安全性も高くなるでしょう。日が昇ってきていますが、気温がちっとも高くなってきた感じがありません。電熱グローブにグリップヒーター、ウインターソックスに蓄熱インソール、さらにつま先使い捨てカイロと厳重な装備で来ていますが、それでもどこか寒さを感じます。
友部SAで休憩しました。写真後ろには自動二輪集団が写っていますね。この寒いのにご苦労なことです。

友部で休んだら、那珂ICを目指します。常磐高速からも紅葉が見られますね。録画を開始しようとHAMSWANアクションカメラの電源を入れます。あれ、マイクロSDカードを認識しないぞ?思わず「あれ、なんでだ~?」と声を出してしまい、山のmochiさんからどうしました、とお尋ねがありました。いや、カメラが不調で、と。
そんなわけで、今回は車載画像は無しです。那珂ICで降りたらバードラインへ入り、そこからR118へ入りました。入ってすぐ、「袋田の滝まで40㎞」の看板がありました。
「袋田の滝まで40㎞か、ずいぶんありますね。」
と山のmochiさん。いや、距離はありますが信号は少ないし、流れはいいので案外早く行きますよ。
看板は5㎞毎に有り、どんどんその数字を減らしていきます。
「古徳沼にも白鳥身に来たことあったね。あれ去年だっけ?」
「去年といえば去年ですが、2月だったのでもうじき2年になりますね。」
「今年はシベリアがなかなか寒くならずに白鳥の飛来が遅くなっているという話ですよ。」
「温暖化でしょうね。心配になってきますね。」
そんな話をしながら走っていると、久慈川に沿って走るようになってきます。何回も久慈川を渡ります。そして袋田の滝入り口で右折、R461へ入ります。交通量もぐっとしくなくなり、ワインディングを楽しみます。月居山トンネルを抜け、小生瀬の交差点へ出ました。ここで地図の確認のためいったん車両を左へ寄せました。R349を南下したいのですが、右折してR461で行った方がいいのか、それとも県道22号で行った方がいいのか検討します。山のmochiさんより、県道22号は峠越えがあるので今の時期だと路面凍結の恐れあり、安全策でR461にしましょうと言われ、そちらで行くことにしました。
結果的にはR461も左折して東進する区間に入ると道幅狭く、コーナーの連続でしたが、読み通り路面凍結はなく、紅葉真っ盛りの細道を楽しく走れました。
R349に出たら右折、そこから道の駅さとみはもうすぐです。道の駅さとみも紅葉真っ盛りでした。2年前、ここで車両を倒してしまっている私は慎重に傾斜を読んで倒れない所に駐車しました。倒したのは3年前の教習中から今までで、あれが唯一です。

10時10分くらいですが、早めに昼食を済ませてから竪破山ハイキングをすることにしました。しかし、なんとレストランの食事は11時から!仕方がありません。パンを買って山頂で食べることにしました。また、スープの素も買いました。お湯を沸かせばこの寒い日でもおいしく食事が食べられることでしょう。
買い物だけ済ませて、再びR349を南下します。上深荻の交差点で左折、県道60号へ入ります。地図で見る以上に山深い道ですが、道幅もあり楽しく走れました。そして目立つ看板に導かれて黒前神社方面へと進みます。さらに山深さを増す感じで道合っているのかと心配になるくらいでしたが、その奥には地図通り集落がちゃんとありました。その先には分岐がありました。ここは左ですね。

分岐からダートになり、ギャップが出てきたりしましたが慎重な走りで最奥までたどり着きました。ここが二の鳥居でしょう。

まずはトイレをお借りします。
「水が枯れている時にはバケツで川から水を汲んできて流してください。」
と記されています。本当に水洗ですね。

準備を整えたら、ハイキング開始!登り出してすぐ、後生車に出くわしました。願い事をする時廻す車なのだそうです。
「どうか雨に当たらずに帰れますよに。」
無理だろうなあ~。

この山は奇岩にあふれていて、なるほどと思われる面白い名前がついています。この岩は不動岩です。なるほど、とても動かせるサイズの岩ではありません。

次は烏帽子岩です。烏帽子ねえ、まあそう見えないこともないかな?

手形石は手形がついているよに見えますね。

畳石?まあねえ。

紅葉の下を歩いていきます。最盛期なのでしょうか、非常に鮮やかでしたよ。

登山道はしっかりしていて歩きやすかったです。

あかめやき釜とされています。あかめ焼きって、なんでしょうか?

東屋の右側に池があります。弁天池ですね。

分岐があり、太刀割石方面と山頂方面近道とあります。太刀割石は下りで通過できるので、近道を選択しました。こちらのコースはここをくぐって行くようです。鳥居は明神鳥居、奥の門は仁王門です。

近道を登り切って右折すると釈迦堂前へ出ました。右に見える大きな岩が甲岩です。

舟石とありますが、地面から四角い岩が出ているだけに見えますね。しかし、舟石の看板の陰に続きがあり、同じように後ろ側にも突き出ています。

まるで泥の海に沈みかけている船のように見えました。

ここから山頂まではすぐそこです。しかし、石段の踏面が恐ろしく狭くてつま先だけで登っていくような感じでした。スカイツリーの高さを越えていきます。

頂上直下の黒前神社到着。

山頂はそのすぐ先でした。展望台があるので登ってみましょう。

山頂も紅葉しています。展望台から見ると綺麗でしたよ。天候が良くなかったのが残念ですね。

遠くを見れば、神峰山、高鈴山など日立の山々が見られました。

眺望を楽しんだら、昼食にしましょう。寒いのでスープが欲しい所ですが、期待していた途中の水場にたらたら程度の水しかなく、山のmochiさんご持参の麦茶を温めて飲むことにしました。仕方がありません。しかし、ここでトラブル発生!SOTOMUKAからガソリンが漏れ発生!昨日点火試験した時にはなんでもなかったんだけどなあ。これでは温めることもできません。寒い中、そのままの麦茶をいただきました。

食べたら下山です。下山も紅葉の混じる楽しい山歩きができました。

そして、山名の由来にもなっている太刀割石です。太刀で割れる程度の石なのかと思いきや、このサイズ!どう考えても無理でしょう。私と比べてみてください。

奇石はまだまだ続きます。

二の鳥居方面と奈々久良の滝方面の分岐は滝方面へと足を向けます。

分岐から400m、奈々久良の滝です。下だけ見えていた時にはちょっとショボさも感じましたが、2段の滝なので上下セットで見ればそれなりに落差はありますね。

駐車場へ戻ってきました。これからどうしましょう?登山の装備をライディング装備へと取り換えながら相談しました。

先に準備のできた山のmochiさん、給油がしたいということで先に戻っていただきました。そうそう、マイクロSDカード忘れであきらめていたウェアラブルカメラですが、携帯電話の中にそれが入っていると山のmochiさんにヒントをいただき、この先はオンボード映像が出てきます。


舗装路に出れば一安心。でも道幅は狭いので、対向車には注意が必要ですね。





トンネルも紅葉で飾り付けられてますね。

地図ではまだ途切れているR293バイパスへ入りました。道幅も広く、安心して走れました。

そして、日立おさかなセンターへ。昼が中途半端だったので、ここでしっかり食べるのです。

ここへ来るたびにこの店で食べていますが、今日ももちろんここです。

サバ味噌定食とあら汁にしました。あら汁は鯛のアラだったので出汁がおいしかったですよ~!

山のmochiさんは地魚の海鮮丼です。こっちも美味しそうですね。

日立南太田から常磐高速へ乗りました。予報通り、雨がぽつぽつ来ていました。守谷SAでおわかれです。

山のmochiさん、一日お付き合いありがとうございました。天気は今一つでしたが、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。次は春に、泊りでツーリングへ行きたいですね。宜しくお願いいたします。