家でギターの練習をしているとうるさがられます。エレキギターにヘッドホンでも生音がうるさいとか。仕方がないので、寝室へ引っ込むことにしました。でもそうするとアンプがないぞ。
練習用にコンパクトギターアンプを買っちゃいました。中古ですけど。ブランドはARTECと読むのでしょうか、知らないブランドでした。製品名がRADIX RX-5でしょうね。
裏から見てみましょう。上部の凹みの中にはDC9ボルトのジャックとMP3 INと書かれたミニ端子がありました。アクティブスピーカーとしても使用できるのでしょう。
左の蓋を開けると9V角電池が入るようになっていました。これで電源のない所でも使用できるわけです。
正面から。一番左がギターからのシールドを差す端子、次がスイッチ兼音量コントローラー。中央がアンプと書かれていて、エフェクターのセレクターになっています。左からCLEAN、TWEED、BLUES、ROCK、METAL、そして一番右で440HzのA音が出ます。その右のノブはTONEと読むのであっていればトーンですね。一番右のジャックはヘッドホン端子です。
保証書にキクタニミュージックとあります。ここが販売元でしょう。
保証期間はわずかに10日、早速使ってみました。エフェクター用DC9V電源を差して、ギタージャックをにシールドを差し、ヘッドホン端子にヘッドホンを差し、スイッチをひねります。ちょっとノイズは多めでしょうか。
中央のアンプセレクターはまずはクリーンから。お、ちゃんとした音が出ていますよ。
次にツイードにしてみました。これなんのことなのでしょう、よくわからないのですが音が少しだけ歪むようになりました。
次にブルース。なるほど、ブルースですね。自分的にはちょっと利かせ過ぎな感じもなくはないのですが、携帯用コンパクトアンプとしてはこれくらいかかっていると面白いでしょう。
次にいよいよロック。オーバードライブ系の歪感が表現されていますね。残念なのはかかり具合の調節ができないことです。
最後にメタル。うーん、メタルと言えばメタルだなあ。メタルディストーション系の歪と言ってもいいでしょう。ただちょっと物足りなさは感じるかもしれません。
どのモードも面白いのですが、トーン以外調節が利かないので「もう少し浅く」などは望むべくもありません。
しばらくこれで遊んでいました。そして、今日はまだ家族が帰ってきていない時間がありました。よし、今だ!とヘッドホンジャックを引き抜き、スピーカーから音を出してみました。
ジャーン!
ダメだこりゃ、本体が共振してひどい音です。ギターアンプらしからぬ軽量なボディですが、プラスチックのままのボディにはなんのダンピングも施されていません。これでは小さい音でも共振がとまらないですよね。さて、どうする?って、もうやることは決まっていますね。あとはどうやるか、だけです。もちろん返品じゃないですよ~。