最近エンジンのかかりがめっぽう悪くなってきました。4~5秒もセルモーターを回して、ミスファイアを2回くらい起こしてからようやく不安定に回転、そしてアイドリングに至るという塩梅です。何が悪いんだろう?
タンク後部のネジを10㎜レンチで外します。もちろん左右共です。
フューエルインジェクション車ですから、私で出来ることはプラグ交換位です。オドメーターが15,000㎞を越えたので、やってみますか。
まずは髪を切りに行きます。もうぼさぼさですから。
その足でナップス足立へ。
以上が昨日の話で、ここからが本日です。まずは家族で選挙の投票へ行きました。出口では「出口調査」を受けました。今回の話には全く関係ありませんが。
さて、それでは作業を開始しましょう。プラグは純正と同タイプ、NGKのSIMR8A9を買ってきました。箱にはHONDA GENUINE PARTSと記されていて、NGKの文字がありません。いや、よく見るとありました、プラグの絵にNGKと書かれていました。
フューエルタンクを外さなくてはプラグへアクセスできないので、まずはタンク内の燃料を抜き取ります。全部でなくてもよいけど、なるべく軽くした方が事故の発生は少なくなるでしょう。
シュラウドとサイドカバーと、さらにタンク前部のカバーを外します。
タンクの前部に10㎜頭と12㎜頭とあります。10㎜頭は外さなくてもよかったようですが、知らなかったもので外してしまいました。シュラウド固定用のステーをタンクに固定しているだけでした。
そっとタンクを持ち上げると、
タンクの裏側で接続されているケーブルやホース類が見えました。これを外せばタンクは外せます。電気カプラーと細いドレーン管は簡単に抜けましたが、口径の大きいホースは固くて片手では抜けず、燃料チューブは外し方が分からなかったのでそのまま作業することにしました。横に脚立を置いてそちらにタンクを半分預けたのです。
タンクを外せば後は簡単、でもないなあ。ゴムのシートでエンジン上部が覆われています。これをめくるのに、クラッチアウターワイヤーをキャッチから外素必要がありました。それからゴムシートの折り返しを外してめくります。
めくっても、スペースが十分というわけではなく作業はやり易くはないですね。
プラグキャップを取ると、ようやくプラグ穴が出現しました。
プラグレンチを入れます。DOHC4バルブなので予想していた通りですが、かなり深いです。この長いレンチがすっぽり入ってまだ長さに不足があります。
まっすぐ上からのアクセスもできないので、このような状態にして作業しました。
プラグのネジを緩めたら、プラグレンチにくっ付いて出てくるものと思っていたら、このレンチでこのプラグではゴム部がゆるくてプラグがついてきませんでした。そこで、パーツキャッチャーを使ってプラグを引き上げました。
新旧のプラグを並べてみました。これで始動性は変わるかなあ?
新プラグを差し込み、プラグレンチを手で止まるまで締めます。その後、先ほどの写真のようにエクステンションバーとユニバーサルジョイントを使用して締め付けます。
さあ、後は戻すだけです。普段手の届かない部分もあるので、清掃しながら戻しました。
全ての部品を戻したら、プレクサスで清掃とコーティング。
最後に燃料を戻します。
暑い!フルメッシュジャケットを着て試走と燃料補給に行きました。
さあ、エンジンの始動です。燃料ホースを抜いていないこともあり、新車の時と同じくらい一発!でかかりました。妻のリードに比べてクランキングは長めなのは新車の時からですが、1秒程度でエンジンは始動しました。ミスファイアもなく、即アイドリング回転になりました。
燃料を給油してから、20㎞ほど近所を流してきました。全く問題なく走ることがでました。
直った、かな?もう少し様子を見ていきましょう。
出来ないんですね。
プラグ交換で調子も元に戻った様ですね!
絶好調、日々の整備が大切ですね。
DOHCはセンターにプラグを配置できるというのは燃焼においてはメリットでもあるのですが、それが整備となると真上からしかアクセスできないというデメリットも産んでしまいます。
仰るとおり、やはり整備が大切ですね。
昔はプラグは全くの消耗品でしたが、この頃は長持ちしますね。
始動性は見事に改善されました。しかし、プラグだけが原因かどうかは定かではありません。プラグに個体差がそれほどあるとも思えないし、15000㎞でスパークが飛びにくくなったとも思えないし。もしかしたら気温とかの影響もあるかもしれません。
プラグ交換は難しくはないのですが、手間はかかりますね。挑戦してみてください。
かつては「ブリッヂ」と呼ばれる現象に泣き、ポケットに予備プラグを入れて走った話を古いライダーたちから聞いたことがあります。ブリッヂとはエンジンの加工の時に出る削りかすがプラグのギャップをつないでしまって火花が飛ばなくなった状態だそうです。エンストしたらプラグ交換、家に帰ってからプラグ清掃するのが当時は当然のことだったということです
それにしても、本当にプラグは長持ちするようになりました。その分値段も高くなりましたが、価値を考えれば十分でしょう。
日によって、ですね。通勤で今朝乗ったのですが、1秒以下で始動しました。このところ始動性は良い状態です。しかし、始動性が悪くなるというより始動不能になったことが一回ありました。ひろくんさんにもニュートラルセンサー不具合というサジェスチョンをいただきましたよね。
インジェクションシステムのプログラムに問題があるような気がしています。
ありがとうございます。
偶然にも、私も今日エアクリーナーフィルターは掃除しました。これで症状が軽快すると良いのですが、私の場合ちょっと無理がありそうです。
コメントありがとうございます。次回の参考にさせていただきます。