スズキジクサーが納車されました!長く待たせられましたが、ついに、です。もちろん三毛ジャガーブログの人気者、S君の車両です。待たせたのはS君、待たせられたのは販売店様です。本当にごめんなさい。

当直で仕事中、夜の相方に「S君、もしかして出勤はいつものママチャリではないかもね。」、なんて話をしていたら、朝になってそれがビンゴ!であることが判明しました。S君に写真のブログ掲載許可をいただきましたので、早速お見せしましょう。

これです!
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後ろから。テールライトはGSX-Rと血のつながりを感じるデザインですね。申し訳程度のリアフェンダー左右にクリアレンズのウインカー。そしてその下に抱えるデュアル排気の異型マフラー。
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S君によると、このかっこいい車両のどの部分より一番カッコいいのがこのマフラーだそうです。それはどうかな、マフラー付け根からシートの延長線上にあるヘルメットの中が一番カッコいいかもよ。
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前から。ウインカーはクリアレンズですね。
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そして、ライディングビュー。
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スズキの中型2輪では最安値(税抜き293,000円)ですが、パッと見にはそうは見えないデザインです。彼の車なので触れないし、もちろん電源も入れられないのでメーターがどうなるかはスズキのサイトで見ていただきたいのですが、大型の全面液晶で豪華なつくりです。レブカウンターはバーグラフ式、燃料計もトリップメーターもあればギアポジションインジケーターさえも装備しております。本当にそれが、この価格で!!!

細部を見ていきましょう。まずはエンジンから。空冷単気筒2バルブSOHCにフューエルインジェクションの組み合わせです。空冷は冷却フィンがやはり美しいですね。このエンジンも例外ではなく、細かいフィンで覆われています。
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SUZUKI ECO PERFORMANCEでSEPエンジンだそうですが、ホンダはESPエンジンという呼称をしているので紛らわしいところです。
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スロットルワイヤーはここにかけられています。非常にシンプルな構造です。価格を下げるためでもありますが、シンプルな構造は故障しにくく、修理も容易である場合が多いのでむしろ好感が持てます。
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ミッション部からケーブルが生えていますが、これがシフトインジケーター用の信号線でしょうか。ドライブギアを清掃する時にはこのカバー、簡単に外せるのかな?
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あれあれ、シフトのリンケージに長さ調節機構が省かれていますね。私も自分の車両ではいじったことないし、まあ、要らないと言えば要らないのですが。それにスプラインのはめあい位置をずらせば大きく動いてしまいますが、出来なくはないですけどね。
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フロントブレーキはブレンボ!に見えるけどバイブレ(BYBRE)です。なんだ、ブレンボそっくりさんかと思いきや、なんと!BY BREMBOの略であるとのこと。本物のブレンボが保持しているブランドの一つだということです。
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形状、そして色までがブレンボだよね。
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リアブレーキは高さ調節ができますね。ショップに頼み込んで下げてもらったとのこと。ずいぶん下げてもらいましたね。ブレーキペダルにブーツガードが付いているところが不思議というか、サービス精神旺盛という所か、インドではこれが標準なのでしょうか?
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リアブレーキはニッシンのキャリパーです。ちょっとほっとするCB250Fオーナーの私。前後ニッシン製ですがとても良いブレーキだと私は思っております。
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エンジンの右にプラグが差してあるタイプで、ST250とは逆側ですね。面白いのはフレームにガードが付いているところ、やはり走る環境が苛酷になりがちなインドなどで販売する車両なので対策が施してあるのでしょう。
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チェーンにシールらしきものが見えます。この価格でシールチェーンですか?まさかね。
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驚くのはタイヤ、ダンロップのラジアルを履いていました。車両の値段から言えばもっと安価なタイヤを履いていてもおかしくないくらいです。
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ホイールはキャスト、ハブに大きな穴が開いています。走行中音を出したりしないのでしょうか?
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リアサスは直押し式モノショックです。周りにリンクなどがないのでプリロード調節などはやりやすいでしょうね。
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タンクは私の感覚では凝り過ぎた感じがします。金属タンクに樹脂のカバーで複雑な形状を作り上げているのですが、これだとマグネットタンクバッグはほとんどの物が付けられないでしょう。ハンドルグリップと握る手の当たる部分に逃げが作ってありますが、カバーがなければそもそも逃げが要らないわけで。
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タンクの樹脂カバーの張り出しです。たしかに、このデザインを求めてすべて金属で作ったらえらい値段が張りそうですけどね。モーターサイクルにとって、デザイン力は何よりも大きな訴求力を持つらしいのでその意味ではよい到着点を見つけたのかもしれません。かっこ悪いと感じたら、S君は違う車両を購入していたでしょうからね。
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かっこよく見せるデザインは、複雑に重なる外装にも表れています。シュラウドも非常に凝ったデザインです。
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販売店によりキジマのジクサー用キャリアが、S君の手によりシートバッグのストラップが付けられています。
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シートの赤いステッチがおしゃれ感覚でしょうか。ピリオンシートに荷物を積む際に、この隙間からストラップを出すとよさそうです。固定用におあつらえ向きなネジ頭も見えています。
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センタースタンドも装備しています。今どき珍しいのではないでしょうか。チェーンのメンテだけでなく、荷物の積み込みなど正立させたい時に大いに役立つでしょう。
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さて、昨日と今日ちょっと乗っただけのS君のインプレです。

「教習車(CB400SF)より格段に乗りやすかったです。軽いので初めてでも思うように動かせたし、ギアシフトも切れが良かったです。ニュートラルもどの教習車より入れやすかったです。」
だそうです。これから長距離を走ることがあれば、気がつくこともあるでしょうからコメントをいただきます。

さあ、今度はいよいよ一緒に走るぞ。俺について来い、S君。