そもそもなんで小貝川なんだか、と多くの方はお思いでしょう。瀬もほぼなく大きな堰で仕切られているのですから。
この河川を最後に下ったのは1994年ですから、23年前ということになります。会社の同僚と名艇アリー811を繰り出し、下館から下降開始しました。目指すは福岡堰。順調に下り、桜の花びらをかき分けながら気持ちよく下っていると、次第に水が少なくなりあちこちに小さいザラ瀬が出現。さらに下流では水量が減ってコースの選定が難しくなってきました。そしてついに艇から降りてライニングダウン(ロープを引いて川底を歩く)する羽目に。福岡堰のバックウォーターになれば艇に乗れると信じてひたすらライニングダウンを続けていましたが、そこからは歩けども歩けども水量は増えることなく、日が傾きギブアップ。艇をばらして自作の専用台車に乗せ、車道を延々と歩いて関東鉄道で車まで戻りました。
今月の勤務に、男3人そろって公休日があります。何やる?カヌー??今年はもう6月、鮎釣りが始まっているので川下は秋まで事実上不可能です。いや、釣りの対象とならない河川ではできるな。どこかにないものか。江戸川?近所過ぎるよなあ。中川?水質に問題があるなあ。じゃあ、ものすごく久しぶりに小貝川行ってみるか?
そんなわけで、会社の同僚の男3人で下れる河川の候補として、下見に行ってくることにしました。脚はCB250Fです。
常磐高速を谷和原で降り、小絹十字路で右折すれば谷和原大橋に出ます。今回のスタートはここにしてみようかと思っています。

車も駐車できそうですね。

後はスムーズかつ安全に艇を出せるかどうかです。確認しに水線まで出てみましょう。

まるでカヌー専用のポートのごときスロープがありました。これはいいね。

周りに危険物もなく、水量も十分ですね。

艇が出せることを確認できたら、川下が安全にできるかどうか、ところどころ土手にあがって確認してみました。水量が多めなのでしょう、中州と思われるところの草がほぼ水没していました。

稲豊橋は家から筑波まで自転車で来る時に渡る橋です。

一応、セルフシャッターで記念撮影。

もう少し下ると、岡堰に出ます。問題はここをどうするのかです。

下流側から見てみましょう。岡堰の橋を渡ります。

右岸側は、完全に水が止められているので下降どころか、ポーテージも無理ですね。

中央部は水が流れていますが、ちょぼちょぼです。

堰の上流側から見てみましょう。これ、岡堰の下はどのみち漕げませんね。

岡堰のすぐ上流側にある中の島まで橋が架かっています。渡ってみましょう。

間宮林蔵の銅像がありました。この近くに間宮林蔵記念館もありますね。

生まれがこの地だそうで、まさにこの岡堰が彼の測量のデビュー戦だったようです。

詳しい解説は読んでいませんが、かつてここに作られた堰の一部でしょうか。

これはなんでしょう。

かつての水門も展示されています。

面白いと思ったのは、水門を上下させるのにリンクチェーンが使われていることです。自転車はもちろん、モーターサイクルに比べても太くて頑丈そうなチェーンです。しかし、チェーンである以上潤滑は必要でしょうから、こんな場所に設置したのならどうやって保守管理していたのでしょうか。たまたま水門を全開にしたときに給脂したのかな?

この中の島をゴールにして、カヌーワーゲンで車の入れるところまで持って行く手もあるなあ。

岡堰で上がるとして、車回収後にバーべキューができるポイントを探します。ここはどうでしょうか。小貝川リバーサイドパークです。この丘を越えた先ですね。ちなみに、岡は土手につながり、先日サイクリングロードを横切る蛇と遭遇したのはまさにここでした。
丘の上には意味不明なオブジェがあります。

ああ、ここか。やっている人がいますね。ここなら快適に出来そうですね。今日は蛇さんには出会えませんでした。

帰りは渋滞を避けながら、夕日に向かって走ります。


柏から常磐高速へ。

渋滞なく、一気に帰れました。

あとは天気だなあ。梅雨ど真ん中、うまく晴れるといいのですが。

小貝川カヌーツーリング計画
8時00分葛飾区発。
8時30分、松戸
9時15分、谷和原大橋到着。出艇準備。
10時00分、下降開始。11時30分、川下り終了。自転車で車回収。
13時00分、カヌー回収。
13時15分、小貝川リバーサイドパーク到着。バーベキュー準備。
16時00分、バーベキュー終了。片づけ。
17時00分、松戸到着。
17時30分、葛飾区到着。
こんな感じでどうかなあ。