実は今日は当直明けなのです。自転車で帰宅し、私道を歩く日本郵便の職員が手に持つEMSラベルの付いた袋を目にしました。
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もう寝られるわけはありませんね。まずは検品、アリエクスプレスへ支払い命令をして、その後はご飯を食べる間も惜しんで作業開始。
ハブは使うので、まずは現行のホイールをばらします。タイヤとリムフラップを外すと、リムの割れが確認できました。
スポークも再利用するので、ニップルを外していきます。
14インチだとスポークも短いですね。
さて、スポークは何番でしょうか?んん、なんか変だぞ。あ、よくみたらなんと!この短さでバテットだ!中央部は15番、両端は14番でした。この長さでバテットとは、驚くべきことです。他に用途はないはずなので、絶対に特注だと思います。そして一体何グラムの軽量化になったのか、そして1本の価格はいくらだったのか、興味は尽きません。ブリヂストンの本気というか、マニアックなこだわりに触れた気がしました。マムタンさん、気が付いていましたか?
スポークの頭に、このマークが付いていました。これ、なんていうブランドの物なんだろう。
リムの新旧で、ERDに変わりがあります。スポークをそのまま使うと長すぎるのです。
そこで、スポークのネジ部を長くして対処しました。使うはホーザンスポークネジ切り器C-700です。長さの違いは2㎜程度なので、カットはしていません。リム直径は変わらないのでニップルから飛び出たスポークがチューブに当たる心配もないでしょう。
14インチは私の持っているセンターゲージが使えません。直径が小さすぎるのです。そこで、オバーロックナット寸法を計測し、その中間点に印をつけておきました。ここにリムの中心が来ればいいのです。あとで剥がしやすいマスキングテープを巻いてから印をつけました。ちなみに、リアハブは120㎜、フロントハブ100㎜でした。
元のニップルはDTのニップルセッターが使えないので、手持ちのDTブラスニップルを使いました。
ハブにマークが入っているので、それをバルブ穴と一致させたいのですが、4本組(2クロス)と今まで組んだことのない組み方なのでよくよく考えてスポークを通していきます。前後ともイタリア組みにしました。
組みあがったら、スポークテンションを測りながら、、、、。スポーク短すぎて計測不能じゃないですか。
スポークの長さは同一であるので、ニップルの面まで締め込み、そこを始点にニップルを1回転づつ締めていきます。こうすればほぼ同じテンションになるでしょう。
ここでも問題点が!DTのニップルわましではサイズがぎりぎり、右から入れたら、リムの中をくぐらせられません。反対側から入れなくてはならないのです効率悪いなあ。
リアでもおちょこがないので、センターも始めっからぴたりと出ました。
ある程度テンションがかかってきたところで、振れを見てみます。なんと!振れ取りの必要がないくらい、きれいに回っています。案外いいリムだったんですね。
ホイールが組めたところで、ハブベアリングのグリスアップをしました。
グリスはゴム状に見えるほど劣化していました。
ボールレースも、
玉押しにも虫食いは発生していませんでした。これなら大丈夫ですね。
パーツクリーナーで洗浄し、新しいデュラグリスをにゅるにゅるっと。
リアハブは片側9玉、フロントハブは片側10玉でした。
ガタなく、ゴリゴリもなくスムーズに回る調子にしてビシッと締め付ければグリスアップの完了です。
マムタンさんから頂いたタイヤを付けて、チューブも新品にすれば、
ホイールの完成です。今日はここまでにしました。