最低年2回、ホイール交換をしています。その度に思うことは、トルクレンチで締め付けたい、ということ。多分過度なトルクで締め付けているでしょう。しかし、その程度がよくわからないのです。

さて、オイル交換を依頼してカー用品店をうろうろしていたら、そのトルクレンチが目に留まりました。でもこれ、心配になるほど安いぜ。大丈夫か?校正はちゃんとしてあるのかな?

でも、今まで手ごたえで適当に締めていたのに緩むことも、ネジが痛んでしまうこともなかったのだから、少々値が違ってもまずいことにらないでしょう。適性トルク付近で、5本のナットがほぼ同じトルクで締め付けることが出来るようになるのなら、これは買いでしょう。

で、3,650円で買ってしまいました。エマーソンEM-29トルクレンチです。早速箱から出してみましょう。
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段ボール箱を開けてビックリ、樹脂製のケースが現れました。この値段で、このケース付。
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ケースを開くと、トルクレンチとソケット、エクステンション、取説が入っていました。
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21㎜ソケットはアルミホイールでも使える薄肉タイプです。この手の安物の付属ソケットは使うに値しない物がおまけのよう添えられていることが多いのです。しかし、これに限って言えば使用しても問題なさそうでした。

私の持っている21㎜アルミホイールソケット1個の値段は、これ全セットとほぼ同じ価格だったように記憶しています。恐るべし、エマーソン!
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GS認証を受けているのかな?この規格がよくかからないもので。勉強不足です。
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さて、試しに締め付けてみました。はい、予想通り全てのナットが過度なトルクということです。次から気をつけましょう。柄が長いので、103N・m(ニュートン・メートル)のトルクは楽々かけられました。
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私にとって、3本目のトルクレンチです。自転車軽量パーツ用に小トルク用の東日トーションバー式と、BBなどの締め付けようにプリセット型を持っていました。とにかく、スポーツ用の部品、フレームは取り扱いがデリケートで、過度なトルクで締め付けると簡単に部品やフレームを破損してしまいます。

しかし、考えてみれば車の場合はネジの締め付けがまずいとさらに大きな出費、あるいは重大事故を引き起こしかねません。トルク管理はネジ締めの基本ですから、この程度の出費で済むなら本当に安いものです。