初詣はどこ行こう?
私は基本的に初詣には行かないですね。初詣に行ってインフルエンザやノロウィルスなどの感染症に罹患すると困るし、そもそも宗教とは縁遠い生活だし、そんな暇が合ったら江戸川堤を走っていた方がいいからです。
しかし、来年の初詣の場所を選択する旅へ出ました。もちろん、仕事上の都合でです。私が務める会社は高齢福祉施設ですから。
条件として、東京から大型バスで日帰り出来るところ。参加者が納得できる社で、しかも石段がないか、あってもわずかであること。近すぎて「なんだそんな近所。」と言われて参加者が少なくならないこと。食事が団体で摂れ、高すぎず、しょぼすぎないある程度のレベルで楽しめること。買い物が楽しめるスポットがあること。
そして、ここ最近行っていない所。
これだけの条件を満たす場所など、そうそうないのです。どこかないかなあ。ふと、ひらめいたのは私の個人で行った去年の春。そうだ、あそこはまだ行っていないはずだ。過去の実施記録を読み返しますが、その名前は出てきません。よし、下見に行こう。声をかけたのは同じ班に所属する同僚です。
で、行ってきました。牛久大仏です。
高齢者の付き添いで欠かせないのは、トイレの確認です。場所が動線から近いこと、障碍者でも使えることなどです。また、バスの乗り降りができることも重要です。そのどちらもここはクリアしていました。ここはバスの乗り降りに使えるところで、そのすぐわきにトイレと、障碍者トイレが併設されています。いいですね。
お楽しみの買い物スポットもあります。広くはないのですが、皆様が好きそうな漬物や饅頭などが種類多くありました。入り口にスロープがあるのはやや残念ですが、ここをつまづかないように気を付けてもらえれば何とかなりそうです。
入り口脇にレストランがあります。ここは後程確認しましょう。
入場料を払って入ります。これがなぜか自腹になるのが不思議ですが、社命で来ているわけではなく自発的に来ているので仕方がないかなあ。
高さ120mと世界最大の大仏です。ギネスにも認定されているそうです。
入り口まで来ました。ここまでの道のりは、ほぼバリアフリーですが、ちょっと長いですね。あれ、他の団体さんがいるぞ。車椅子で来ている人がいますね。車椅子の人は階段を使わずに済むように配慮してくれるようです。これはいいかも。
この不気味な空間は賛否あるかもしれませんが、今までの賽銭箱にチャリーン、そして柏手をパンパンという初詣をしてきた人たちの度肝を抜くことでしょう。
この階段が登れない人たちには、エレベーターで直接上まで上がれるようにしてくれるそうです。
上まで上がりました。宗教的な意味合いがあるそうで、窓はわざと幅が狭く作られています。スカイツリーは窓の左、ぎりぎりに見えます。もう少しパノラマ的な視界が開けていると面白いと思うのですが、そういう期待はしてはいけないようです。
同僚が覗いているのは、私の双眼鏡です。しかし、双眼鏡の幅が広すぎるので片目しか見られません。どれほど窓の隙間が狭いのか、お察しいただけることでしょう。
小動物園にも行ってみました。台湾リスがかわいいですね。大仏のすぐ裏で、アクセスに問題がないのもいいですね。
小動物園では、13時から猿の演芸があります。これも確認しておきたいポイントです。あまりにもしょぼいと「なんだい、寒い中待たせてこの子供だましじゃしょうがないじゃないか。」となってしまいますから。しかし、お腹もすいたなあ。あと30分あるので、まずは昼食を食べましょう。これも自腹ですが、大切な味見でもあるのです。
レストランは食券方式でした。ご飯はおいしいコメを使っているし、鳥南蛮もおいしくできていました。しかし、例年の食事からすると格下となってしまうことは確実です。あまり高価な食事はここでは期待できないようです。一応、30人ほどの予約はできるかを尋ねてみましたが、席は用意するが、貸し切りにはできないとのことです。これはちょっと厳しいかなあ。
さて、もう時間いっぱいです。「たのしいステージ」へ行ってみました。時々、動物より人間の話術が頑張るみたいなしょぼいショーもあるのですが、これはどうでしょうか。
猿ジャンプ!
イノシシに跨ってハードル越え!
玉乗り!
思ったよりはずっと楽しいショーになっていました。これより上ももちろんありますが、入場券だけで見られるショーと考えれば十分でしょう。
さて、概ね良い感触だったのですが、やはり食事には問題を感じたので近隣のレストランを探してみます。するとポケットファームどきどきつくば牛久店を同僚がスマホで探し出しました。そこで行ってみることにしました。
大型バスも駐車できる大駐車場がありました。
店内に入り、老人福祉施設の昼食に利用できるのか、などいくつかの質問をしました。全てビュッフェスタイルということで、やや老人向きでない点、そして団体予約だと11時30分に来なくてはいけない点など、やはりプランに組み込むのに問題があるようでした。
さて、それでは帰ろうか。しかし、同僚からせっかく茨城に来たのだから筑波神社も見て行こうと言われ、急遽来てみました。
筑波神社はやはりこの石段が高齢者を寄せ付けない感じですね。
しかし、車が本殿のすぐ隣まで入れます。ここ大型バスで入れるかなあ。道は狭そうだけどなあ。それ次第かな?
ここに来たのなら、是非乗りたいのがケーブルカーです。しかし、こっちはさらに階段が行く手を阻みます。
そしてホームも階段です。石段程急傾斜ではありませんけどね。
コマ展望台で食事、なんていうのも面白いプランでしょうが、ここまで来られない方が出てしまうでしょうから無理かな。
景色はいいのですがね。でも1月に来ると寒すぎでしょう。
ロープウェイなら階段をあまり登らずに上まで上がれるのですが、あがってから登山道を歩かなければ何もない、となってしまいます。んー、難しい所ですね。
帰りは筑波スカイラインを走りました。時折見える夜景がとてもきれいでした。
手間も費用も掛かってしまいましたが、やはり実際に目で見て確かめないと分からないことがたくさんあるのです。今回はどちらも大変に面白い施設ですが、それぞれに難しい側面を持っています。また、他も見てから旅行会社と打ち合わせをしていこうと思っています。
牛久大仏 もしかして竜ヶ崎の工場から見えてるのこれかな? 休憩場所から遠くにデカイの見えるんです
デカイですね~
お仕事の内容が具体的にえがかれ、お年寄りを楽しくさせるための、いろいろな企画の大変さがよくわかりました。
このブログで老人福祉の大切さを感じた人は多くいらっしゃると思います。
ほんと、老人の心のありようを的確につかんだよいリポートでした。ナイス!
「空から日本を見てみよう」という番組で取り上げていたので
中はなんとなく知ってるよ。
人を連れて行くのは配慮が必要で大変ですね。
三毛ジャガーさんの自腹視察で皆さん喜んでくれるといいですね。どっかの議員さんらにも見習ってほしいです。
最近取得した中型マイクロバスの運転の免許も、自腹だった筈です。
あれ、竜ケ崎に来られることもあるのですね。ほぼ間違いなく、牛久大仏と思われます。こちらにお越しの時にはお会いしたいですね。
企画物は、ストレスにはならずに楽しみになっています。私の場合は。このあたりがストレスになる人には向かない仕事でしょう。次はどんな企画で、利用者をあっと言わせるのか、そこに楽しみがあります。
そういう部分が無ければ、給料は安く、夜勤当直で眠れない、無駄な書類作りがたんまり、さらに事故を起こせば訴訟対象とただただ辛いだけの仕事です。
くもじいとそらみちゃんの、あれですね。私も面白く観ていました。
議員連中にはがっかりさせられますが、それを選ぶ有権者にもがっかりしています。
中型限定解除は会社で「貸付金」扱いで、何年かの勤務実績でチャラにしてくれる仕組みのはずです。はず、というのは未だにお金をくれないので、、、、。催促しなくてはダメかな?