2016年10月7日

真っ暗な峠道を走るエスティマハイブリッド。行先は野反湖です。暗いうちには対向車のヘッドライトで存在が早くわかるのがいいですね。

やがて空が白みだし、ヘッドライトが必要なくなるころ野反湖湖畔へと出ました。すると道路脇から黒い動物がいきなり道路を横断!危ないなあ、と回生ブレーキ減速。ん、何だこの生き物は、小さいけど熊じゃないか!熊が道路を横断している!カメラに手をかけ、電源を入れましたが、残念、立ち上がる前に山の中へと消えていきました。怖~いですね、だってこれからこの山登るのですよ!
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ま、些細なことは気にしない、駐車場に着いたら身支度を整え、朝ごはんのおにぎりを食べます。宿では用意してもらえず、あらかじめ買ってきていました。この辺りにはコンビニなど気のきいた商店は全くありません。

車の外気温計では3度を示していました。しかも風が強いのです。寒い!本当に寒い!これは参ったなあ。これで稜線出たら、どうなっちゃうんだろう。

6時10分、登頂開始です。同行者は山のmochiさん、2人のパーティーです。

入り口には皇太子が登った記念碑が立っていました。登るたびにこれ作られたんじゃあ、皇太子も気の毒だよね。
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紅葉真っ盛り!かと思っていましたが、一昨日の台風で落葉してしまったようです。でも、部分的には楽しめました。
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あそこに見える山は、これから登る地蔵山でしょう。地図とコンパスで確認します。気温が低いので、GPSは入れっぱなしにするとすぐに電池が上がってしまうでしょうから、必要な時だけ使うことにしました。
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ハンノキ沢の渡渉点です。地図で見た時には、台風で増水していたらどうしようかと思っていましたが、橋がかけられているので安心して渡れました。
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ハンノキ沢の支流も渡渉するところがあります。こちらは橋なしですが、水量が少ないので大丈夫です。ここに謎の洞窟がありました。
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これがその洞窟です。
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登り始めて1時間20分、シラビソ尾根と記されているところへ来ました。あれ、なんか下っていますが、地蔵山はどうしちゃったかな?地図で確認、なんかすぎちゃったぽいです。GPSでも念のため確認しました。やはり過ぎています。どこだったんだろう、山頂と書かれた杭もなかったですね。
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地蔵山を下ったら、再び登りになります。こちらは堂岩山へ通じています。
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振り返ると、登り始めた地点、野反湖が見えました。ずいぶん高度を稼ぎましたね。その向こうに見えるのは草津白根山、そして浅間山です。
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出発から2時間50分後、堂岩山登頂です。
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堂岩山で少し休み、次は白砂山へ向けて歩き出します。歩き出してすぐ、あ、白砂山が見えた!
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白砂山まで一気にいければ近いんだけどなあ、その手前に深いキレットがあるから大変なアルバイトになりそうだ。
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あれあれ、秩父連山の向こうに富士山が頭を出しているよ。今日は眺望ばっちり、白砂山登頂が楽しみです。
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ナナカマドの向こうに白砂山。秋らしい景色です。
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登りが結構きついですね。せっかく登ったのに、また下らなければならないのも精神的にもきついです。手前の独標は、
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猟師の頭という名前がついていました。山のmochiさんによると、秋田のマタギはこの辺りまで狩猟に来ていたのだそうです。行動範囲の広さには驚かされますね。
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明らかに、台風で紅葉を減らしていますね。
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暑くなってきたので、山のmochiさんベストを脱ぐことにしました。もうここからなら、30分もかからないでしょう。先に頂上へ行かせていただき、お湯を沸かして待つことにしました。秋の日は短いので、安全の為にも時短は必要になると思ったのです。

最後の登りは結構きつかったです。しかし、上に出てしまえばほぼ水平道、天空の散歩道です。下の写真、頂上に見えますが、本当の頂上はもう少し先です。
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この先か!
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10時35分、白砂山登頂!休憩を含み4時間25分でした。いつしか風もやみ、気温も丁度良いところまで上がってきていました。
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まずは湯を沸かします。ストーブはSOOMLOOM(BRS)のチタンガスストーブの実戦デビューです。火力も十分、風で消えることもなく、そして弱火もかなり効きました。500mlの水を入れたコッヘルを使ってもびくともしません。十分実用になることが確認できました。
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北アルプスが見えますね。双耳峰の鹿島槍とピラミダルな五竜に挟まれて剣が、そして特徴的な槍ヶ岳も見えました。写真では今ひとつはっきりしませんけど、肉眼ではよく見えました。
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絵ではよく見る、稜線の濃淡の付け方です。実物を見ることができて、まんざら嘘絵ではなかったと気が付きました。
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頂上が平らな苗場山です。
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今まで登ってきた道のりを見ることができます。よく登ってきたなあ、そして、ここを帰るのかあ。
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山のmochiもすぐに登ってこられ、食事にしました。頂上では8人で過ごしました。たまたまいらした方に、シャッターをお願いしました。その方とは抜きつ抜かれつ、最後は一緒に歩いてほぼ同時に下山しました。
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パノラマで撮影してみました。
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この眺望に大変名残惜しいのですが、いつまでもいるわけにはいきません。下山開始です。
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堂岩山にはこの白く光る笹がびっしり生えていました。
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雪の重みで幹が裂けたのでしょうか、不思議な形に成長していますね。山のmochiさん、いい形にできているとしきりに感心していました。
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堂岩山頂上手前の分岐で一本。この景色はここで見納めです。この先は樹林の中ですから。十分に見てから下りましょう。白砂山、本当にいい山でした。
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下りは下りで、長く結構辛い物がありました。しかし、青い空と紅葉がその疲れを癒してくれます。
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まだ14時台ですが、どこか夕方を思わせるような光線具合になってきました。やはり秋なのですね。
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ハンノキ沢を越えてからの登り返しなどが結構きつく、かなり疲労をしました。15時30分、下山しました。
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せっかくなので、温泉に入ってから帰ることにしました。道の駅六合(くに)へ立ち寄りました。

駐車場は、下の段を使えというのでわざわざ坂を下りて入れ替えたのですが、温泉お入り口は閉じられ、上の建物から入れとのこと。それじゃあ、上停めてもいいんじゃないでしょうか。でもまあ、そういうルールがあるなら従いましょう。
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入り口でお金を払います。あれ、65歳以上は70円かな?いや、町の人だけの特典で、そうでない人は通常料金400円でした。これも仕方がないかな。でも受付の兄ちゃん、ちょっと愛想に不足がありますね。
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温泉に入り、湯につかっていると浴槽の中の話題に驚きます。鳥甲山に今日登頂してきたという人がいたのです。あれ、そのすぐ目の前の白砂山に今日、登りましたよ、と話しかけると意気投合、しばらく山の話、アプローチの方法などの情報交換をしました。登り口と下山口が違うと困るのが足です。なにしろこの辺りの山はアプローチに自家用車を使わないとまず登ることができない山が多いのです。そこで、町興しの為にボランティアが車で回送してくれるサービスがあるとか、それは便利ですね。

浴室内写真は撮影できないので、隣の卓球台でも。
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お腹もすいてきたし、ここで食べていきましょう。あれ、もう終わっている!夕食前に終わるとは、参っちゃいますね。高速のSAまではまだまだ遠いし、次行きましょう。
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ナビ任せに進むと、そのロマンチック街道はなぜか行き止まりになってしまいます。上の道があれか、ダム対策に作った道か!そう、ここはいずれ八ッ場ダムに沈められてしまう部分なのです。故郷を水没させる方を選択した地域の人たち、いろいろと言い分もあるでしょうしそう単純ではない事情も知っていますが、それでもとりかえしのつかないことをしていることに気が付いてほしかったですね。そして官僚や議員は、地元コミュニティをずたずたにして賛成に回させた上、人の家を水没させて心が痛まないようではもはや人ではないです。
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さて、いくつもある道の駅ですが、寄るとこ寄るとこ全て飲食店はもう営業終了、16時30分までという所が多かったですね。鉄道の駅ではまずありえないですよ。いくつもいくつも、作るだけ作ってこの雑な運営では無駄と言われても仕方がないでしょう。数は絞ってでも、きちんとドライバー目線で有用な施設として機能してもらいたいものです。

結局空腹を我慢したまま高速に乗り、上里SAで食べました。
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山のmochi様、本当にありがとうございました。今日の天気を見ても、十分な天候のリサーチがなされていることがよくわかりました。当直や担当の仕事などでどうしても情報不足になってしまうのが私の通例です。そしてあの宿も味わい深くて興味深かったです。キャンプ主体の私には知りえない情報でした。このように、山のmochiさん抜きには成立しない山行でした。大変に感謝しております。

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    今回の山行を堪能してもらえて、同行して頂けて良かったなあ、と、ボクも満足しています。
    あれだけアップダウンの多い下山中に足が痙らなかったのは、近年では本当にあり難い経験でした。昨日も今日も、足は痛くありません。サポートして頂けて気分がリラックスできて歩けたことがよかったのでしょう。
    まだ短歌が未完成で、午前中に追加や校正をして投函します。10日が締め切りですが休日、配達が11日になるけれど、受理してもらえるだろう、と甘い期待。
    貴殿の昨日・今日の記事を手がかりにもう2.3首は大急ぎで頑張らないと。 削除
    2016/10/9(日) 午前 11:43
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    文中、風呂場の会話「鳥甲山」ですね。 削除
    内緒 
    2016/10/9(日) 午前 11:45
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    熊に遭遇ですか!
    チョットびっくりです。
    気温も3℃で秋を通り越して冬の気温ですね!
    とっても景色の良い場所でね。 削除
    beat1 ]
    2016/10/10(月) 午後 6:50
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    > 山のmochiさん
    大したサポートではないので、そうお褒め頂くと恐縮してしまいます。むしろ、こちらの方が大変にお世話になってしまいました。

    トリカブト、漢字の訂正をいたしました。ご指摘ありがとうございました。

    さて、次なる計画はいかがいたしましょうか? 削除
    2016/10/10(月) 午後 9:56
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    > beat1さん
    熊は本当の驚き、そして怖さを感じました。親熊と遭遇しなくて本当に良かったです。ツキノワグマとはいえ、熊は熊ですから襲われたらひとたまりもありません。 削除
    2016/10/10(月) 午後 9:57
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    こんにちは
    福島のa87427と申します。山のmochiさんのブロ友です。よろしくお願いします。
    「物欲日記』にはど肝を抜きました、高い機能性に価値観を置かれていることは読んでいてわかりました。
    現代人なら当たり前なことです。恰好だけよくて役に立たないことは
    無駄カネを使わせることで現代では犯罪と同じです。
    お近くに気の合うお友達がいて幸せですね。
    私よりも過激な発言をしておられます。元気いっぱいのところは大変好感を持ちました。
    長いおつきあいをお願いしますが、バイクは乗ったことありません。 削除
    a87427 ]
    2016/10/11(火) 午後 2:14
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    > a87427さん
    山のmochiさんのブロ友とは、また不思議な縁ですね。

    福島は私も縁が深く、子供の頃は毎年夏に別荘代わりに1週間から10日くらい民宿に泊まっていました。いわきの豊間海岸です。また、区の施設が安達太良高原にあり、移動教室で行ったし、スキーもよく羽鳥湖へ行きます。二十歳を迎えたのは、自転車旅行途中の裏磐梯五色沼で野宿をした朝でした。

    これから、末永くよろしくお願いいたします。 削除
    2016/10/11(火) 午後 9:36
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    今年は台風で10月も天気があれたから紅葉は少しで一気に冬モードなのかな?寒そうでしたが空気が澄んで綺麗な風景がみられたみたいで羨ましい! 削除