13時30分からの教習です。台風も去って青空が見えていたので、自転車で行こうかと思ったのですが、どうも天候が安定していません。上空を雲が流れていきます。それならまた、送迎バスで行こう。そこで学び交流館へ歩きます。ぎりぎりの30秒前、到着しました。待つこと3分経過。来ません。遅れているのか、それとも先に行ってしまったのか。こういう時にはバスゲットです。送迎バスについているGPSで、現在走行しているところが分かるのです。しかし、私の携帯にはアプリを入れていません。じゃあ、どうする?よし、もう1分待ってこなかったら、奥の手だ!

1分後、携帯を取り出し奥の手を使う決断をしました。3分後、息子の運転するカローラスパシオのコードラシートに乗っていました。

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教習所へはむしろ早めに到着しました。教習原簿を出して、予約表を入れて待ちます。あれ、自動2輪がえらく飛ばしているな。この時間は昼休みのはずだし、きっと教官の練習走行でしょう。2台のナナハンがカルガモ走行していました。ものすごいスピードで走り、サイドバンパーをこすりながらコーナーを抜けていきます。教官も頑張っているんだな。さあ、俺も頑張るぞ。
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いよいよ、教習開始です。
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今日の教官はきれいな女性でした。まずは助手席に座り、今日の教程について説明を受けました。

「隘路の進入と、法規にのっとった走行です。隘路は分かりますか?」
「通行困難な狭小路へ頭から突っ込むことです。」
「はい、その通りです。法規走行はもう免許を持っているのでできているはずですから、ダメなところがあったら指摘しますが、出来ていれば特に何も指導はしません。それでは、隘路へ進入してみましょう。」

下の図は私がペイントで描きました。灰色の線は大型用、その内側のピンクの線が中型用です。

まず、左の線に沿って交差点へ進入します。ピンクの線を踏まないように、ぎりぎりを行きます。そしてえいやっとステアリングを回し、ピンクの線の中に車両を納めます。停車は縦線の終わりに車両の前バンパーを合わせます。前方の横線は、一発で入らなかったときに切り返しをしてもよく、その場合に越えてはいけない線です。
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「こんな感じです。やってみましょう。」
ドライバー交代、ステアリングを握ります。

交通法規を意識して走行していますが、前回ほどうまくできないのがブレーキの操作です。感覚を忘れてしまったのでしょうか、またまたガクンとさせてしまいました。それと、コーナー手前で減速したあとシフトダウンすると、エンジンブレーキが強力にかかりすぎます。これも前回もう少しうまかったんだけどなあ。女性教官で緊張があったのかも。

「交差点内は徐行義務があります。少し速度が速いですね。」

ご指摘の通りです。しかし、速度調節がうまくできなくなっています。クラッチのつなぎ方が荒っぽくなっていると感じ、そこを意識してみました。

そして、いよいよ隘路侵入です。フロントガラスに「隘路」と書いた画用紙を出し、交差点を曲がります。まずは左から。左に曲がって隘路へ進入する時には、その前の道では右側を走ります。逆走に当たる訳で、なんか居心地の悪さを感じます。ピンクの線を踏まないように、ぎりぎりを走ります。

左ターンシグナルランプ点灯を忘れて指摘が入ります。色々やることが多くて大変だ!

左に入るべき線を確認。どこでハンドルを切ればいいのかな?教官のやっていた時のことを思い出し、運転台がその正面に来た時に思い切ってステアリングを左に回します。

ゆっくり隘路へ進入していきます。ミラーで後輪が入ることを確認したらステアリングを戻します。あれ、ちょっと左に寄っているぞ。

「前の線まで出して、切り返してバックしてもいいのです。」

そっと前へ出ます。切り返してって、この狭さでは無理!一旦切って、少し戻してまた切ります。何とか入った!

「うーん、左後輪は線にはぎりぎり乗っていませんね。でもボディが出てしまっています。一度降りて確認してみましょう。」

降りて車両後部へ行ってみました。左角がピンクの線にかかっています。

「隘路に侵入した後、ステアリングで調整していましたが、もっと早めに調整すればきれいに収まったと思います。」
「左に寄っているということは、もう少し切り始めを遅らせた方がいいのでしょうか?」
「それでもいいでしょうね。いずれにしても、車体の位置を把握しながら、早めに枠内をとらえるようにしないと距離が短いので間に合わなくなるのです。」

次は右折の隘路進入をしてみました。こっちは一発でOKです。やはり得意な方があるということです。得意不得意というより、道の右に寄せるという行為自体がなかなかないので、この巨体での慣れが必要なのでしょう。

その後も隘路侵入をはさみながら、方向転換、踏切と路端停車を繰り返しました。

そして終了。

「隘路侵入ももう大丈夫でしょう。法規走行では問題となることはないのですが、もう少し交差点内速度を落としてください。まだ速い時があり、ステアリング操作がバタバタになってしまっています。次は続けての教習ですね。また私が乗りますので、よろしくお願いします。」

何か質問は、と言われ、隘路進入の時のステアリングを切るタイミングは、と質問しました。
「目印は特にないのです。実際に隘路へ入るようなシーンでは、目印なんかないので、自分で判断して、これなら入れるかな、というあたりでハンドルを切るのです。」
だそうです。

一番最初に乗った時と同じくらい疲労して車両から降りました。10分後、またこの運転台に私は乗っているのです。