2016年8月15日

地図で見るとそれほど遠くない十和田湖ですが、なめてかかってはいけません。道は曲がりくねり、道なりの距離は80㎞にもなります。片道2時間程度はかかるのです。

子供たちはワインディングに酔い加減。ミスタービーンの力を借りて何とか戻させずにたどり着きました。ここを下れば、十和田湖が見えるはずです。

15時から明日のお祭りの準備がある義姉の子供二人がいるので、とにかく急がねばなりません。着替えさせている間に艇を降ろし、スターンズIK96を組み立てます。
艤装を施したら、水際まで持っていきます。

まずは兄妹タンデム艇を出艇させます。
次は娘のスターンズを。

さすがは球児、初めてのカヤック体験ですが、なんとか進めています。

本来子供用のスターンズIK96ですが、小柄なら高校生でもなんとか行けるものです。ただし、パドルはさすがに能力不足、水上でワーナーのリトルディッパーと交換しました。

最後は私、誰のアシストも受けずに自力で出艇させます。

白鳥ボートがうようよいるのです。白鳥と言えば心配事が一つ、いえ、ボートとの接触ではありません。この帰省が終わると早速次の日会社では行事が待っているのです。その私グループの担当出し物が白鳥の湖、セリフと音楽は編集を終えているのでいいのですが、衣装や大道具がどうなっていることやら。いや、今は気にしないでおこう。
ずいぶん沖合へ出ました。

まずは恵比寿大黒島を目指します。私が先導し、裏へ回ります。

恵比寿大黒島を裏から見あげました。

マナティトレイルの二人兄妹は、まっすぐに進まないともめているようです。ま、そのうちにコツをつかむでしょう。

溶岩でできているのでしょう、ごつごつとした岩の島です。これに植生があるのだから驚きです。

次は兜島へ向かいます。兜島の向こうには鎧島があります。

地上カメラはここまで、この先は艇からの撮影だけになります。
なんとかついてきていますね。

九重浦と呼ばれる、入り江が何重にも入り組んだところです。今回のツアーの目的地です。

まずは最初の入りへに入って行きます。

水がきれいで驚きます。箱メガネで水中をのぞき込むと、美しい光景に目を奪われます。

時々遊覧船が通過しますが、ここまで入っては来れないので安心です。ただし、引き波にだけは注意が必要です。今回は艇を波に立てるように、私が2艇を引っ張りました。

次の入り江に行ってみましょう。この岬を回り込みます。

カヤックでしか来れない神秘の入り江です。この美しい景色、そして水中の光景、来てよかった、と思ってもらえたのではないでしょうか。

時刻は11時です。そろそろ戻りましょう。

帰りはそのまままっすぐに出艇場所まで戻りますが、マナティトレイルは二人の息も合わず、さらに横風も入ってきてなかなか真っすぐに進めずに苦労しているようです。

兜島にて。ここなら上陸できそうですね。していいかどうかは分かりませんけど。

兜島を越えると、妻から電話が。そろそろ地上カメラの撮影範囲に戻ってこれたようです。
曳航する用意はしてありましたが、こちらも自力で戻ってこられました。

さすがに疲れている様子。
さて、急いで撤収します。子供たちを着替えさせている間に艤装を外し、クルーソーは再びキャリアの上へ。着替えが終わったら、全員で荷物を入れたマナティトレイルを運ぶのですが、ストラップを持っていたら、生地がビリッと破けてしまいました。しかたがありません。艇を解体して車の中へ。そして予定より早く現地を出発。渋滞さえなければお祭りの会合へ余裕で間に合います。
14時20分到着。荷物をばらし、道具の手入れをしながら収納します。かなり気温が高くて参りますが、その分早く乾くのでありがたいですね。

今夜から雨の予報です。今のうちだぜ。

夜は庭先でバーベキューです。しかし、雨が降ってきました。そこで急遽ブルーシートで屋根をかけました。

屋根さえかければ快適に食べられます。

美味しかったなあ。
