風説の北鎌尾根という小説をご存知でしょうか。厳冬期に北鎌尾根を縦走する2人パーティーが、灯油ストーブの故障を原因に遭難死してしまう話です。実話をもとに新田次郎が書いています。

でもガスカートリッジを使ったストーブなら、予備機は不要ですよね~。なんて思っていたのですが、5年前、家族で登った常念ー蝶ヶ岳縦走中にプリムス2263がカートリッジ接続のネジを傷めて使用不能になり、山小屋の弁当を買うという始末になってしまいました。その時、山ではガスカートリッジストーブと言えども予備機があった方がいいと思うようになっていました。

先日はツェルトで幕営しましたが、モンベルのマルチチューブシェルターにはペグが付属していません。もちろんそれどころか、ポールや張綱も別売なのですが、製品の成り立ちを考えれば全くまっとうなのです。そこで、他のテントからアルミのVペグを拝借していきました。

このアルミペグ、消耗品です。地面に石が入っていたりすると、打ち込んだ時に曲がってしまいます。現場で曲がってしまった場合には登山靴で踏んだり、携帯ペンチで直したりしていましたが、下山後には買い直しをしています。

今回も1本曲がりかけてしまったので、買いなおそうと思っていました。すぐに曲がってしまうけどアルミは安くて軽いからいいですね。チタンもあるけど、あれは高いしなあ。

え、そうでもないのがあるぞ。6本で1,577円か、それくらいなら買ってもいいなあ。ブランドはSoomloom、聞いたことがありません。中華ブランドなのでしょう。他に何かあるかな?チタンのガスストーブ、重量25g!ほんとうかよ。それが1,499円です。

で、仕事から帰ると箱が到着していました。
イメージ 1

OPENと書いてあるのだから、まずは開けなくては。
イメージ 2

中身はもちろん、SoomloomのガスストーブとチタンVペグです。
イメージ 3

ペグから見ていきましょう。長さは先端から端まで160㎜でした。十分な長さでしょう。
イメージ 4

良心的なことに、ペグ抜きのループが最初からついていました。しかも反射材が織り込まれています。いいですね。
イメージ 5

肉厚も十分、ペラペラではありません。肉抜きがしてありますが、その加工もきれいです。
イメージ 6

重量を測ってみました。ペグ抜きループ付きで10g強です。
イメージ 7

もう一つ、ガスストーブを見ていきましょう。サイズを分かりやすくするために、単3電池を隣に置いてみました。右の緑の袋は付属のケースです。
イメージ 8

重量を測ってみました。カタログで25g、実測もぴたり25g!精度が凄い!ちなみにEPI QUOは100g程度でした。こちらは安定感があるし、自動着火装置が付いていますけど。
イメージ 9

アップで。組み立ててみましょう。
イメージ 10

五徳がグラグラかと思いきや、根っこについている突起が抵抗となりしっかりと留まります。
イメージ 20

五徳をすべて展開しました。バルブつまみも折り畳み式ですが、収納状態から半分くらいまで開くとバネで使う位置まで開きます。逆に半分くらいまでたたむとバネで収納状態までたためます。芸が細かいですね。
イメージ 11

ブランドはSoomloom、、、ではなくてBRS兄弟捷登と印刷されています。
イメージ 12

ガスカートリッジにくっつけてみました。
イメージ 13

五徳はチタンコッヘルSだと丁度良い感じでしょうか。
イメージ 14
イメージ 15

EPI QUOと並べてみました。小型タイプのQUOと比べてもこの小ささ!ただし、小さいゆえの問題点もあります。カートリッジ接続部はQUOは外側のフランジに本体が乗りますが、Soomloomはネジ部だけが接続されるので重たい物を載せるのはやめた方がよさそうです。
イメージ 16

点火してみました。弱火はQUOより効きますね。
イメージ 17

バルブを開いてみました。結構勇ましい音がします。またみて分かるように、炎が左回転するようにバーナー部ができています。これはどんな意味があるのかな?
イメージ 18

もっとバルブを開きます。これで全開かな。なかなか火力も強そうです。五徳強度から考えると、十分以上の火力を持っているようです。
イメージ 19

収納はどうでしょうか。普段、エバニューチタンコッヘル深型Sに110ガスカートリッジと餃子ポーチに入れたQUO本体を入れ、蓋を正位でしていました。そこへSoomloomストーブを追加していれてみました。全く問題なく入ります。
イメージ 21

QOUなしならば、この余裕です。あと2台とライターを入れても、
イメージ 22

このように蓋を逆位でできます。蓋がこの向きなら深型コッヘルMへスタッキングできます。
イメージ 23

これはパッケージです。
イメージ 24

その裏に日本語っぽい説明書があります。なかなか面白い表現ですね。機械翻訳でしょうか。重要なお知らせと書いてある次には、
「高海抜やタンクストレスが溜まった時、まず火を小さくして、(ここまでは何とか理解できる範囲)鍋具を入れて大火後まで(???)、さもなくばされるガスブロー!(なんのこっちゃ。)ま、言いたいことはなんなく分かりますけどね。私が翻訳してあげたいくらいです。

  • 加藤文太郎さんの 風雪の北鎌尾根にあこがれました。
    北鎌尾根はアプローチが長いので休みが難しかったので行けてないです。 削除
    沢味家
    2016/8/11(木) 午後 10:10
    返信する
  • 顔アイコン
    > 沢味家さん
    私も同じです!一度は行きたいと思って早30年が過ぎました。完全なバリエーションルートで、とりつきまでもが長く、もちろん尾根自体がべらぼうに長い岩場なので行くのに躊躇しています。でも、いつかやりたいものです。 削除
    2016/8/11(木) 午後 11:21
    返信する
  • 顔アイコン
    バーナー、面白いものをみつけましたね。
    25gはビックリ。

    おもわず、自分のバーナーの目方を量ってしまいました。 削除
    2016/8/12(金) 午前 6:11
    返信する
  • 顔アイコン
    道具も軽くて小さい!
    軽くて小さいので携行には良いですね!
    性能も問題ないようですし。
    また山登りが楽しくなります。 削除
    beat1 ]
    2016/8/12(金) 午前 6:24
    返信する
  • 顔アイコン
    いいですね!!

    僕もモンベルでいろいろ食い入るように見てきました 削除
    2016/8/12(金) 午前 11:55
    返信する
  • チタンの器具は良いですね。眺めてるだけでニヤニヤできそう。 削除
    九太郎 ]
    2016/8/13(土) 午前 7:22
    返信する
  • 顔アイコン
    > 山のmochiさん
    軽いけど、構造的にある程度以上の重さのコッヘルを乗せるのはためらわれます。やはり単独行専用か、予備機と割り切りが必要でしょう。 削除
    2016/8/13(土) 午前 10:37
    返信する
  • 顔アイコン
    > beat1さん
    道具を使いたくなって、また山に行ってしまう。山に行くと道具が欲しくなる。仰る通りです。止まりません。 削除
    2016/8/13(土) 午前 10:38
    返信する
  • 顔アイコン
    > ぶーぶーさん
    何かいいものがあったら、ブログでご紹介ください。 削除
    2016/8/13(土) 午前 10:39
    返信する
  • 顔アイコン
    > 九太郎さん
    おっとここにもチタンマニアがいましたね。チタンはなぜか心惹かれますよね。畳んだり組み立てたり、繰り返し遊んでいますがなかなか飽きません。 削除
    2016/8/13(土) 午前 10:41
    返信する
  • アマゾンで検索をかけていると、時々、聞いたことのないブランドだけど、すごくお買い得な値段のものがありますよね。値段なりのことしかないこともありますけど、しっかりしたものもあって、そんな時はけっこう嬉しかったりします。
    今回は両方共当たりでしたね! 削除
    やまさん
    2016/8/14(日) 午後 10:24
    返信する
  • 顔アイコン
    超軽量バーナーのこと、少し使わせていただきました。
    無断ですが、お許し下さい。

    STのウインカー、数日がかりで移設しました。 削除
    内緒 
    2016/8/16(火) 午後 9:45
    返信する
  • 顔アイコン
    > やまさんさん
    コメントありがとうございます。この手の商品は到着するまであたりか外れかドキドキですね。商品の映像を見ずに買うラジオショッピングのような楽しさがあります。 削除
    2016/8/18(木) 午前 7:07
    返信する
イメージ 25