今までしまい込んでいた、古いオープンフェイスヘルメットです。OGKのIoca-C21
です。教習はこれで受けていたのですが、公道を走るには適さないところまで劣化が進んだので妻と二人ヘルメットを新調し、お蔵入りとなっていました。
帽体と緩衝材の隙間にベロを入れて内装を固定しているのですが、
このように緩衝材が痩せてきてしまっているので内装が外れてしまうのです。衝撃吸収力もかなり劣化していることが予想されます。
松戸2りんかんでヘルメットの特売があるとダイレクトeメールが入っていました。この機会に行ってみますか。
何を買おうか悩みました。タンデムするのに必要があって買うのですが、それだけではもったいないですよね。夏にフルフェイスは辛かったので、オープンフェイスして私の夏用としても使えるやつにしたらいいかな?
アライ、ショーエイはオープンフェイスもものすごく作りがいいので惹かれましたが、やはり高価です。かといってPBの物だと被り心地が大きく劣ります。実際、衝撃吸収力は案外廉価な製品でも規格物ならそれほど悪い結果は出さないそうですが、重心バランスが変で首が疲れたり、頭を振るとグラグラする様では事故の誘発原因となりかねません。
そこで、その中間よりずっと上にある割に値段が安めのOGKにしました。妻のアサギが想像以上に良かったということもあります。
OGKのオープンフェイスも数種展示されていましたが、やはりアサギが一番作りがいいようです。しかし、今回はアサギの一つ下、AVAND IIにしてみました。これはアサギより高さが低いので、LEAD125のシート下トランクに入りそうだと踏んだのです。
製品を見てみましょう。エアベントが天頂にない分もあり、アサギより高さが抑えられています。フロントベンチレーションホールはこの形状からすると大きく見えますね。
しかし、実際はものすごく小さいのです。右を(写真では左側)閉じてあり、左を開けています。先端部分にある穴がベンチレーションホールです。説明書によると、ウインターグローブをしたままでも開閉できるようにシャッターを大きく作ったのだそうです。
リアベンチレーションホールとシャッターです。リアも大きいシャッターと小さい穴で構成されています。そしてえらく高いところにホールが開いています。これはどんな狙いなのでしょうか。
後ろから見ました。ベンチレーションホールシャッターの後ろ側が黒くなっていて、一見エア抜きができそうですが、黒いシールを貼ってあるだけです。他にも空気の抜け穴は見当たりません。抜けはどうでしょうか?
シールドのピボットは「シングルアクションシールドシステム」が採用されています。ここはアサギと同様ですね。簡単にシールドの付け外しができます。固定部が透明なのできちんとはまっているかどうか目視で確認できるのもいいですね。ここの部分はアライよりよくできています。
ピンロックシート対応です。でも、今のところ必要ないないかな。
ここがポイントと強調されているウェイクスタビライザーです。アサギは帽体でその形を形成していますが、アヴァンドIIは部品を付けています。
シールドはアサギより高さが短めです。
あご紐はワンタッチバックルが採用されていますが、アサギとは違ってラチェットではありません。
なおかつ、長さ調節が簡単にできるタイプではないのでパッセンジャー用としては扱いにくいですね。
内装を下から見た図です。私はMサイズを勧められました。妻も娘も使うのでMサイズでいいのですが、本当はちょっときつく感じています。店長さんはなじんでくるのできつめくらいでちょうどよいということです。
チークパッドを外してみました。これは厚みに種類があり、買うときにでも、買った後にでも交換調整はやってくれるということです。いくつか試させてもらいましたが、最初からついているやつが一番しっくりきました。OGKは豊富にあるので違和感を感じたら店に持っていくといいでしょう。
チークパッドはこの切り欠き部分が下のキャッチにはまるので、しっかりと固定できました。右の白いホックでクッション部分を固定します。
さて、LEAD125に積めるでしょうか?実際にやってみました。まずは後ろ側からです。残念、高さは十分ですが、右のこめかみが当たって宙に浮いています。ヘルメットの下に掌を入れてもまだ余裕があるほど浮いているのです。LEADの内装、温めて押し出しちゃおうかなあ。
続いて前。こっちはばっちり入りました。写真では前向きに入れていますが、後ろ向きに入れた方が収まりは良かったです。
ちゃんとシートも閉まりますよ。
ちなみに息子に被らせてみたら、小さすぎて入りませんでした。