禁断のヘルメット補修は玉蔵さんという貴重な献体を使用した人体実験の結果、問題なしということが判明しましたので、安心して次のステップへ進められます。
さて、前回はエポキシ接着剤をパテ代わりに塗装の剥がれを埋めてやすり掛けをして、表面を平滑にした所まででした。
次はステッカー貼りです。塗装するほどの面積でもないし、ホワイトパール系のメタリック塗装なので、色合わせもおそらく素人には無理でしょう。しかし、ステッカーにも問題はあるのです。ステッカーは平面ですが柔軟なので、2次曲面までは普通に張ることができますが、ヘルメットのような3次曲面にはそのままでは貼れません。
このように、浮きが出てしまいます。切り込みを入れるか、しわを寄せるか。
ウェブサイトで調べると、いくつかのやり方が出てくるのですが、最も確実そうなこれにしました。まずは中性洗剤をごく薄く溶かした水をスプレーします。
そこへ裏紙をはがしたステッカーを置き、貼り付けます。貼り付けたい位置に動かして、押し付けます。しわが寄りますが、キニシナイ!
次は、ドライヤーでステッカーを温めながら裏についている水を押し出して行きます。するとあら不思議、ステッカーが熱で変形して3次曲面にピタリの形になります。
1分もかからずに水分は飛び、しっかりと張り付きました。形もこの通り、見事にヘルメットにフィットしています。
ステッカーの材質によっては出来ないものもあるようなので、注意が必要です。また、細かいことを言えばステッカーを貼るとミューが高くなってしまい、落車時に路面滑走した時にやや危険度が高くなるという説もあるようです。自己責任でお願いします。
昔はこの方法でカッティングシートを使ってかなり頻繁にヘルメットの模様を変えて遊んでましたー。
今ならプリンターやインクも進歩してるしカッティングシートでオリジナルシールとか作れそうですね。
いえいえ、ウェブからのいただきです。大した者ではございません。
古くから伝わる伝統の技だったんですね。知りませんでした。
カッティングシートで劇的にデザインを変えるというのはなかなか楽しそうですね。
苦労して作ったスイカ模様が仲間に「超」ウケが悪かったこと…。
遠目に見るとワカメのオバケみたいでキモかったんだってさ(笑)。
重ねてのコメントありがとうございます写真が残っていれば、こっそり見せてください。笑ったりしないように気をつけますから。
残念です。