今日は妻も公休なので、日帰り登山に誘ってみましたが、乗ってきませんでした。仕方がありません。振られ男はまた単独行です。

さて、今日は志津乗越から日光男体山を目指しました。「マイカーで出かける山歩き2004-2005」によると、志津乗越に駐車場があることになっています。しかし、大きな岩を置いて車の駐車はできないようになっていて、「駐車禁止」の立て看板がありました。

どうしようか思案し、駐輪なら問題なしとの結論を自分なりに出してやはりここから登ることにしました。「お坊ちゃまとフールファイブ」の憲法解釈よりはまだ理屈が通るし、そもそも「法解釈は法廷が決める事」だから私の中で決める必要もないのです。
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わずかに林道を歩くと、右に登山道入り口がありました。消えそうな踏み跡をたどると志津避難小屋を発見。想像以上に立派な建物でした。
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整備の行き届いた山なんだなあ、と思ったのはそこまででした。その後すぐに登山道が崩壊しています。
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7分歩くともう1合目だ!
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人が歩くとそこは窪み、雨が降ると窪みに水が集まって排水路となって浸食、長い年月にはこのような状態になってしまうという見本のような道です。
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沢に向かって崩壊しているところもありました。
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2合目14分、3合目21分と冗談のように7分毎に○合目の杭が立っていました。そして登山道を歩きだすこと35分、5合目に到着しました。

ここで一本。水分とレーションでカロリー補給しました。
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登山道はバイパスが何本も出来ていたりする上、踏み跡が途切れていたり、赤布がまばらだったりとルートファインディングには気を使いましたが、地図とコンパスがあれば迷うことはないでしょう。ちなみにGPSは樹林が濃くて使用不能の時間が長いです。

頂上に見えますが、あれは九合目です。
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7合目を過ぎたあたりから樹林が開けて来て遠望が楽しめるようになってきました。
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またまた崩壊地がありました。大雨の時などの通過はかなり厳しいでしょうね。
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この辺りから岩がごろごろし出します。
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8合目まで来ました。あと14分かな?
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日光白根が見えていますね。手前の湖は湯ノ湖です。あそこのスキー場は娘のパラレル練習に通ったなあ。
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天気は上々!頂上が期待できそうだ。
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8合目からは傾斜が緩くなった分、歩行距離が長くなりました。
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ここで初めて他の登山者とすれ違いました。その後も2パーティーとすれ違っています。
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8合目から11分かかって9合目です。
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9合目からはMTBロードのごとく水平道でした。アップダウンはあっても、自転車でも越えられそうな感じです。
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あの屋根の手前が頂上でしょう。
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登頂!5合目の休憩時間を入れて、1時間35分でした。

頂上には刀がささっていました。ここでお昼ご飯にしますが、寒くて体が冷えてしまいそうなので、防寒着を出して着ました。猛暑日の中にいる人たち、どうですか、うらやましいでしょう!
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残念ながら南側は眺望が全く効きません。
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その代わり、それ以外の3方面は素晴らしく良く見えました。
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鳥井の下の岩に座ってお昼ご飯を食べました。
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頂上では20分ほど休んでから下山しました。帰路はもちろん、登頂した道をそのままたどって帰ります。途中、登りにすれ違った3パーティーに追いつき、追い越させてもらいました。35分で5合目まで下り、そこから25分で駐輪場まで下りました。
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感想は、正直に言えばあまり人に勧められるルートではありません。駐車場がなくなったこと(指定駐車場からだと延々と林道歩きに)、林道が一般車の通行を禁止にはしていないが、やめてほしいという記述がある事、登山ルートが崩壊していたり、不明瞭なところがあること、などです。

南からの方がおそらく良いと思われます。そうそう、男体山は深田100名山に数えられていたんですよね。忘れていました。地図見てああ、そうだったけなあ、なんて思い出した感じです。スキーで通る時に見える山のなので、身近過ぎたのかもしれません。

ここまではくまそんさんお勧めのいろは坂を登ってきましたが、帰りは金精峠越え、そして赤城と走りました。モーターサイクル編はまた、明日にでも。