今日は葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場に行きました。中学校の陸上部に所属する娘が出場するので、それの応援に来たのですが、それだけではありません。
40代の部100mの選手としても参加するのです!
確認をします。
ん~、ちょっと遠いなあ。
今度はばっちり!
時間いっぱいになりました。名前の読み上げがあります。
「On Your Marks」
スターティングブロックに足を乗せます。気持ちが信じられないほど落ち着いていて、無我の境地に入って行きます。浮足立っていないことが自分でもわかりました。この瞬間はいくつになっても気持ちのいいものですね。
「SET」
耳を澄ませて神経を集中させます。意外なほど長い時間を感じます。
号砲一発、万全のスタートです。
左の30代の部の人はちょっとレベルが違いすぎますが、右に並ぶ40代の部では一番いいスタートができました。しかし、ここでは思い切り加速はしてはいけません。アキレス腱に負荷をかけすぎると「ぶっちーん」してしまうでしょう。明日からの仕事に差し支えてしまいます。それでも大丈夫、加速は多少ゆっくりでも最高速度まで持って行けばそれなりのタイムが出るはずです。どうせ最後は疲れて速度が落ちるのですから、どこで最高速度を出してもそうタイムは変わらないでしょう。
50m付近走行中。右コースの人が差を詰めてきていることを目の端で確認できました。これからいよいよ最高速度まで持って行くぞ、目に物見せてくれるわ!
足があがらない、速度が伸びない、スピードが落ちてくる、そして差が開いていく!
そして、ゴールを駆け抜けます。
ゴールしたら、立っていることが辛いほど消耗していました。走行中は呼吸を止めていますが、止めていたというより、するのを忘れていたのではないかと思うような感覚がありました。体中の力をすべて出し尽くし、脳が酸欠気味、視野が狭くなるほどの厳しさでした。これが47歳の現実か。
しかし、嬉しい瞬間が待ち受けています。