前回までのあらすじ:山のMochiさんの愛馬、SUZUKI ST250 E Typeキャブ仕様車へのタコメーター設置しましたが、エンジンの回転数を表示させることができずに終わらせてしまいました。
早速作業開始します。CDIのボックスを車両から外します。ゴム製の固定ストラップで留まっていますが、これは専用の設計でしょう。スズキらしいこだわりですが、もし切ってしまうと汎用品は使えないので大変だ!
その顛末は2月26日のブログへ記載しています。
さて、九太郎さんから「安定した電源を与えること」という助言をいただき、ヘッドライト裏の何物かわからないケーブルからエレクトロタップでドロボウしてきている電源を今回は改めてバッテリーから引っ張ってくることにしました。そのまま引っ張るのではイグニッションキーにオンオフが連動しないので、ドロボウしてきている電源でリレーを駆動することにしました。
また、パルス信号の取り出しにイグニッションコイルの1次側+線から分岐させてみたり、プラグコード巻き付けを試したりしてもだめだったので、こちらも違う方法を探してみました。
いくつかのブログをあたると、メーターは違うメーカーなのですが、「説明書にグラストラッカーはピックアップコイル側配線 黒/緑から取り出せ、とある。」と言うような記述があることを発見しました。グラストラッカーとST250は同じエンジンです。
バッテリーにかませるターミナルもクワ型ではなく丸へ、短くて端子をかませると固定できなくなる固定ネジをやや長いものに変更することにします。
準備万端、と言うタイミングで山のMochi師匠、登場です。
写真ぼけているなあ。カプラーから出ている中から黒ケーブルに緑の線が入った物を探し出し、エレクトロタップでブスリ!メーター付属のタップでは一度嵌めたら抜くのが困難なので、もしダメな時の事を考えて外せるものを使用しました。
そこから引っ張ったケーブルを取りあえずパルス信号入力線へ接続、タンクをいったん載せて試にエンジンをかけてみます。
一瞬動かない時間があって「ダメか」を口にしようと思ったその時!メーターが動きました。
アクセルをあおるとちゃんと針は上昇します。回転数も突飛なものではなく、おそらく間違っていることはなさそうです。
タコ、動いた!
この感動はショップで作業してもらった人には絶対にわからないでしょうね。
さて、次はDC/USB電源ソケットを設置です。配線図は次の通りです。
写真では見えませんが、リレーはリアフェンダーとエアクリーナーの隙間に設置しました。
DC/ USB電源ソケットはハンドル左に設置しました。テスターを当てて極性と電圧、イグニッションキーの連動を確認しました。万全!
しばらくお上がりいただき、歓談しました。そして、名残惜しくもお別れの時間となってしまいました。
師匠、本当に楽しい時間をありがとうございました。次は美味しい物、美しい物を求めてツーリングに行きましょう!
九太郎さん、早速のコメントありがとうございます。そして、有用な情報をありがとうございました。
色々考えている時は本当に楽しいものです。寒い中をお待たせしている師匠には大変気の毒なことではありますが、私的には写真撮影も忘れるほど没頭出来た上、うまく動いたので最高の休日となりました。
それとゴム製の固定ストラップは切れると悲惨(経験済み)。ホント変なところにこだわるんだから…。
しかし、先日来貴殿が見せてくれる一連の技術は、ボクには全く手の届くことでなく、三毛ジャガーさんの最大限の努力に感謝します。
明るく美的に輝くタコメーターばかり見ながら家路を辿りました。
ありがとうございました。
電源はいじらず、前回のままパルス信号線をピックアップコイル側から取り出したら動くようになりました。パルス信号は車両とメーターによって何処から取り出せばよいのか変わるようです。同じSTでもCDIとフルトランジスタ、それにインジェクション車のフルトランジスタでは違う結果になる可能性もあります。
ゴムストラップは九太郎さん、過去にトラウマありでしたか。スズキ車のこだわりについていくのは結構大変な時もありますね。
本当に、大した技術ではないです。山のMochiなら全く問題なく作業できると確信があります。工具がもしあれば、きっとさらに手際よく、きれいにまとめられたことでしょう。
大切な愛馬をいじらせていただけたこと、感謝を申し上げます。
早速話がそれますがオフ車以外はほとんどノーマークなアッ氏です。 このST250もタンデムステップの位置を見る限りタンデムには向いていそうですね~、結構きになります。
それとしゃしんに写るメカニックツールスタンド、これもなかなか「え~♪」感じですね。(o^^o)
コメントありがとうございます。
STはデザインに凝っている車ですが、実用性もなかなか高くていいですね。タンデムがやりやすいかどうかはまだしたことがない、法規上できない身分なのでわかりませんが、乗り心地は良さそうなピリオンシートが付いていますね。
メカニックツールスタンド、いいでしょう!もちろん私の製作です。2×4材で作っていますので、安価、丈夫、見た目がダサいと3拍子揃っております。