※廃道は安易に入ると遭難の可能性があります。しっかりとした装備と準備ができない方には、興味本位で入ることはお勧めできかねます。

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朝起きたらまず洗濯物を干し、次の白物の洗濯をします。その間に装備の確認、最新の天気を確認。

風呂水ポンプが吸水終了したことを確認したら風呂掃除。そして朝食。

ああ、もう時間がないぞ。6時45分、ザックを背負ってMTBに跨り家を出ます。行先はTX八潮駅です。

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8時、筑波バスセンター1番乗り場で筑波シャトルに乗ります。

そして、降りたったつつじが丘。いい天気!今日のMTBライドが楽しくなる予感で満ちています。さっそくバイクを組み立て、セットアップ。前後ブレーキの確認。今日はこれに命を預けますから。
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廃道に入るので、装備はしっかりとしなければなりません。ビバーク用品、非常食、携帯電話にアマチュア無線。合羽も防寒着も持ってきました。

まずはバスで稼いだ高度を楽しみます。自動2輪教習で鍛えた技で?ガンガン下ります。この方法なら、登りの嫌いなS先生もMTBで遊んでくれるかな?
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そして、いよいよ林道へ突入!最初は比較的良く整備されている道で、走りやすかったです。
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やがて道は樹林帯の中へ突入。ぬかるみが出てきました。でも、まだまだこの程度ではね。
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ぎりぎり、ジムニーなら来られるでしょうか?MTBは役不足ですね。
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ついに、道はシングルトラックになってしまいました。ようやく本領発揮のVTtwo。
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ところどころに赤布が付けられています。前回ここを人を通ったのはいつだったのでしょうね。蜘蛛の巣が張り巡らされているところもありました。
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コンパスで方向を確認しながら進みます。境界が出てきたので、合っているな。
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もはや踏み跡程度、赤布も途切れがちです。倒木が多く、ここは降りて担ぎます。
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かつては4輪車が走れる道だったことがわかる部分です。
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うっすらした踏み跡だけです。これでも乗車していけました。
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ここも倒木のところ以外は乗っています。なかなか快適な道です。写真は撮れませんでしたが、激下りのところもありました。後ろブレーキはほんのり掛けるだけ、ちょっとでもきつくかけるとロックする道でしたが、岩を避けながら走れば降りることなしで行けました。
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ここはバイクを寝かせ、下をくぐります。
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お、久しぶりの赤布発見。道を失っていなかった証拠ですね。
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だんだん道が良くなってきちゃいました。でも、この上に4輪車が走れるようになっていたのだから、ここもかつてはもっと広く道になっていたのでしょうね。
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このまま良い道になってしまうのかと思いきや、やはり廃道は奥深いのです。再び踏み跡程度になりました。もうだいぶ下って来たんですけどね~。
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さすがに、ここでおしまいです。まっすぐ行くと個人所有の土地へ出てしまいました。それはまずいので、また登りなおし、この角で林道へ出ました。
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筑波山がきれいに見えますね。あそこの中腹から下りてきたのです。
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しばらくはリエゾン。舗装道路を移動します。フラワーパーク前を通過します。
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何回も来たところなのに、入り口を行き過ぎてしまいました。改めて登り口に着いた所で休憩しました。水とチーズ、ロッテのチョコパイで補給します。
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出発前に、フロントサスのダイヤルをまわします。ストロークを縮めて登りに備えます。
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クライミング開始。今日の登りの目標は、足はついてもいい、押さずに登りきるぞ、に設定。
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ここからグラベルです。
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連続した未舗装の登りですが、乗車率100%の道です。ただし、前後にサスの付いた重いMTBで登ると結構きついので、押したくなってしまいます。
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そんな時には、踏み込まず、だらけてゆっくりと漕ぐのです。脚に負担をかけないように気を付けます。
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もう少し!
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着いたー!足つきは何回かしましたが、押さずに登り切ることができました。
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昼ごはんにしましょう。今日のメニューはカップヌードルリフィルにオートミールを入れた特性ラーメンミール粥。
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見た目はナニですが、寒いので温かい食べ物は何よりいいものですよ。
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食後にはこれでしょう。これ無しの人生はつまらないですよね。
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食べて一休みしたら、いよいよ例の廃道へ突入。去年もここ通過したので、そのころからのブログ読者はご存じでしょう。
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明らかに昨年より荒れています。ここでこうなら、崩落地点は大丈夫かなあ。
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走り出して3分、早くも道がぬかるみになってきました。
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もはや道が沢と化しています。
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それでも、車両が通れるようにグレーチングを置いた人がいますね。前後とても走れる環境ではないのですが。
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岩がさらに飛び出て来ています。MTBなら、ぴょんぴょんできます。転倒には注意しましょう。絶対救急車来れませんから。
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崩れていない部分もまだまだありました。
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これは落石でしょうか。
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右に見える縁石が本来の道の高さだったのでしょう。完全に陥没しています。


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さて、この次の左カーブは例の崩落部分です。え、その手前がすでに崩落しているよ。
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これはひどい。

最初に来た時には右を通過できるだけの道が残っていました。9年前ですね。それから1年~2年ごとに通過していますが、崩落のスピードが速くなっているようです。昨年の倍の面積が崩れてしまっているでしょう。
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崩落し、もはや沢そのものになっている道を行きます。(セルフシャッター)
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そのすぐ下で。(セルフシャッター)
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その下の道もやはり沢になりつつあります。
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石切り場まで出ました。ここから下は石を運ぶトラックが通過するので崩落はないでしょう。
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こんな感じです。
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舗装路が見えてきました。
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りんりんロードへ出て、土浦へ向かいます。もう日が傾き、影が長くなっています。
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ゆるい追い風を背に、ブロックタイヤの転がる音を響かせながら走ります。
33㎞ほどりんりんロードを走ると、終点の土浦駅へ到着です。
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ここから輪行して帰りました。

  • 随分とボリュームのあるツーリングでしたね~、
    一体全行程何キロ走ったのですかぁ?

    1人で廃道をガンガン行く三毛ジャガーさんは矢張り「冒険家!」
    素晴らしいです。(((o(*゚▽゚*)o))) 削除
    玉造
    2014/12/10(水) 午前 7:30
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    廃道を走るなんて凄いですね~σ(^_^;)
    冒険そのものじゃぁないですか!!
    コンパスと地図が頼りですが、
    オラみたい素人には、絶対無理ですな(笑)
    もちろん、行きませんよ(*^o^*) 削除
    2014/12/10(水) 午前 9:32
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    タフそのもの! 年齢じゃないね、やる気だ。 削除
    2014/12/10(水) 午後 5:18
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    やいや、私の遊びなんて、コンペティションバイクでぴょんぴょんしている方にはぬるすぎるくらいですよ。冒険は冒険でも、ご近所冒険家でしょう。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:52
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    kikuさん
    それほどでもないですよぉ。海に出るより、地面に足が付いている分、何とかできる公算は大きいですから。kikuさんこそ、海洋冒険家でいらっしゃいます。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:54
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    > 山のmochiさん
    ありがとうございます。廃道に魅かれるのはなぜなんでしょうね。好奇心が衰えない限り、危険を冒さない程度の遊びは続けていくでしょうね。山のmochi師匠がそうであるように、です。 削除
    2014/12/10(水) 午後 10:58
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    地の所有まで気にしているのはおみそれしました。 削除
    2014/12/18(木) 午後 7:02
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