いい年をして、かどうかはいろいろなご意見があるでしょうが、正直、もういくらもかからず50歳になる年齢で自動2輪免許を取得するのは無駄、無意味、と言う気も自分でもしていました。

今回、教習所に通う決断をしたのは、妻の使っていた50㏄スクーターが故障しがちになったことが直接のきっかけでした。どうせ新車買うなら安全性も利便性も格段に向上する、2種原動機付き自転車がいいと、夫婦で免許取得を試みたのです。

そんなわけで妻は普通自動2輪小型限定(AT)を、そして私は値段が3万円ほどしか違わずに取れるし、若いころからいつかは取ろうとほんのり思っていた普通自動2輪に挑戦してみました。

最初の教習からちょうど3週間後となる昨日、卒業検定に無事合格、今ここに卒業証明書があります。ブログでその過程を報告していますが、ここに改めて感じたことなどをまとめたいと思います。

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1 自動二輪免許は難しくないか?

これは私も通うまで、大変に心配していたことです。自動車免許も取得には結構大変だった思い出があるのですが、2輪はさらに難しいという思い込みもありました。取得済みの友人の話す一本橋、クランクなどは、運動神経に自信のない私にとって、忌避してしまう十分な情報でした。

今回挑戦してみて、私にとっては正直、簡単だったとは言えませんでしたが、練習すればまずできるようになることが確認できました。17時間の教習のうち、7時間に
バランス走行技能の練習ができる時間があるのですが、十分その時間で上達することができました。たとえその時間内でダメだとしても、何回も練習すればまず、できるようになると思います。

私の通った教習所では、安心パックを付けると何回次に進めなくても、検定落ちても、追加料金がかからないサービスがあるので安心して教官も落とせるようです。そのように、たっぷり練習できる環境ならできるようにならないなんてことはないでしょう。ただし、45歳以下限定でしたので、私はサービス範囲外でした。

やってみないと、本当のところはわからないのです。興味があるなら、まずやってみたらいかがでしょうか?


2 いきなり大型は?

私は挑戦していないのであまりはっきりしたことを言うのも何なのですが、制度上免許なしからいきなり大型自動2輪も挑戦できます。今回、検定で一緒になった男性も「もしかして受付で普通を取ってからにしたら、と言われるかな?」と思っていたそうですが、全くそんな心配なし、1種原付さえ乗ったことがなかったのにストレートで卒業していました。

もちろん、彼の運動神経や努力を評価すべき点もあるでしょうが、彼が言うには大型は過程が多いので、かえって普通よりじっくり取り組めて技術がしっかり身についた、と言うことでした。逆に、妻は小型限定ですが、短い教程ですから1時間のうちに普通の3時間分の内容がぎっしりと詰め込まれていて、特に第1段階ではシミュレーターを含みたった3時間目がみきわめ、第2段階でもコースを覚えて即、卒検と言う感じだったそうです。結局技術向上が追い付かず、1時間のダブりがありました。

時間、お金に余裕があるなら、大型にいきなり挑戦も決して無謀ではないのかもしれません。普通を取って感じたことは、小型よりしっかりした技術を持つことができたなあ、ということです。大型を取得した人なら、さらに余裕を感じることでしょう。


3 MTとAT、どちらが簡単?

教習で普通ATの若者と一緒になったのですが、彼はMTは難しいと感じていたことと、ビッグスクーターに乗りたかったので、MTは必要を感じなかったとATを選択したそうです。

MTコースでも1時間だけですが、ATの400㏄スクーターに乗る教習があります。そこで感じたことは、必ずしもATの方が簡単と言うわけではない、ということです。スラローム、坂道発進は全く簡単なのですが、一本橋とクランクはMTよりかえって難しかったです。自動遠心クラッチの構造上、低速での駆動力の伝達が不安定で、またニーグリップができない構造なので安定させることが難しいのです。教科書にはうち腿でシートを挟め、と書いてありますが、膝下がよほど短い人でないとそんなことできません。教官に質問したら、できない人は背当てにしっかりと尻を当ててその代わりとするように、と言われましたが、そう簡単な物ではありませんでした。

ATにないMTの難しさは、クラッチと変速の操作でしょう。これは原理を理解できればそれほど難しい操作ではありません。慣れれば全く問題ないと思います。複数の事を同時にするのが得意ではない私でも、教習が進むにつれ次第にクラッチを断続しながらリアブレーキでやんわりコントロールできるようになってきました。

慣れが、すべて解決してくれると思います。MTに挑戦してみてください。


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京成ドライビングスクールに入学して

この講習所を選んだのは、自宅、会社から近いことが一番の理由でした。それに送迎バスが自宅から歩いて行ける範囲に通るということもポイントとしてあげてもいいかと思います。もっと近くに教習所もあるのですが、残念ながら自動2輪はやっていませんでした。

そんな感じで選定したのですが、これがなかなかに良い教習所であったと思います。ブログの中でも報告していますが、全てにおいて快適な教習を受けることができました。

なるべくマンツーマン指導をしてくれると言う面は、利益より安全と言う社会的役割を強く意識した経営方針で、教習生にとって大変にありがたいことです。他の方のブログなどを読んでみたのですが、3人から4人に一人の教官で、基本放置ということもあるようです。私がダブることなく、ストレートで卒業できたのはこの指導があってのことだと思います。

教習生が多くて、予約が取りにくかったのですが、予約システムが受付の機械と自宅ではPCを使ってできるので、都合の良いところにキャンセルが出たらすかさず入れることができました。

3つまで予約を入れられるのですが、最初は2週間後まで予約に空きがないのでこの調子では3か月かかるかな~なんて思っていたのですが、前日になって急に空きが出たりすることも少なくありませんでした。これは、予約を入れて置いても第2段階へ進んで消去になったり、教官の許可がないとシミュレーターまで進めないという仕組みのために発生するようです。また、都合の良い日程で空きが出たら、自分の分もキャンセルしてから移りました。細めにチェックしていれば案外都合よく教習を進めることができるようです。

また、予約機ではいっぱいでも、窓口で相談すると何とかしてくれる場合もあります。私も何とかしてもらったことがありました。

待合室、2輪準備室はなかなか快適な空間でした。自販機もあり、緊張をほぐすために温かい飲み物を飲みながら予習をすることができました。建物自体は古いのですが、適宜更新をしているようですし、掃除も行き届いていました。

2輪準備室には漫画がおいてありました。バリバリ伝説とこち亀はたくさんありました。また、モーターサイクル販売店が置いているだろうパンフレットなどもありました。それを見ながら、夢を膨らませるわけです。漫画は読む暇全くありませんでしたけどね。

送迎バスは大変に便利ですが、渋滞の中を走行するので時間通りとは行かないこともあります。しかし、心配は無用です。各車にGPSが付いていて、事務所のPCに現在位置が表示されているのだそうです。電話すると現在位置を教えてくれるそうです。また、バスキャッチシステムを導入していて、停留所に近づくとメールが入る仕組みもあります。それでも渋滞で遅刻したらどうする?
それも大丈夫、送迎バスドライバーが電話で受付へ連絡してくれますから、集合時刻遅れでキャンセルにされてしまう心配はないそうです。

気になった点も書いて置きます。

教習が始まる前、教官(指導員、とあちらでは表現しています。)が控室の扉を開き、教習生を先に「さ、どうぞ。」と出すのです。

お金を払っているのは確かですが、そのお金と等価のサービスを得られているので、教習所と教習生は立場は対等のはずです。そして教官は教えて下さる存在ですから、お客様扱いされるのは正直、困ってしまいます。かつての教習所と現在はまるで違い、怒られることなどまずないのですが、いくらなんでもこれはやりすぎでしょう。やはり、教習生が「お願いします。」とあるべきだと私は思います。

それと、建物が古いので仕方がないのかもしれませんが、電気配線が床を這っていたり、タコ足になているところもありました。ここも何とかしてほしいですね。

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三毛ジャガー式、検定のポイント(公安委員会によって、教習所によって、あるいは車両によって違いはあるかもしれません。)

1 クランク

進入前にローへ落とす。クラッチは接続したまま、アイドル回転数でクランクに進入。クランク進入から出るまでウインカーは右出しっぱなし。

1つ目のカーブまで来たら、その直前でクラッチを切って速度をやや落とし、丁度良い速度になったら半クラッチにして速度維持。前輪を通路やや外側に沿わせるようにハンドルを切り、リーンはさせない。視線は次の角。直線に出る直前にクラッチを完全につなぎ、二つ目のコーナー手前でもう一度クラッチを切る。半クラッチにしながら速度調節、曲がりながらクランク出口の左右の確認をする。クランクから出たらすぐに左からの交通に注意してウインカーを左に切り替える。

アクセルは基本的に閉じたまま。リアブレーキはかけないが基本だが、アイドル回転数が高い時には薄く踏んで調節する。ふらついたらクラッチレバーから手を離して速度を上げる。

2 S字

セカンド、アイドル回転数、クラッチつないだままアプローチ。左折で進入するので、内輪差を考慮してハンドルを切る。1番最初の左コーンにリア側のサイドバンパーがふれないように。クランクよりコースが広いので、セカンドつなぎっぱなしで曲がれる。左から右へカーブするところでハンドル操作に余裕があるので、ウインカーを右へ切り替える。二つ目のカーブへ入るところで左右を確認、出口で停止するかどうかを見極め、不要ならもう一度左右確認しながら一般教習路へ進入。

3 スラローム

セカンドで進入。スラローム中はシフトしない。進入速度はやや遅いと感じるくらいで丁度良い。2本先のコーンを見ながら通過。バンクは速度なりにするが、やや深めにする感じで丁度良い。コーンの真横に来た時に、アクセルを一瞬開いて車体を起こす。アクセルが長すぎるとまっすぐ進もうとする力が強くなり過ぎ、次が曲がれなくなるので、鋭く操作する。5つ目のコーンから最後まではアクセルを戻さない。タイムを縮めるため。

4 坂道停車、発進

早めにクラッチを切って、リアブレーキを主に停止。ウインカー停止、左ミラー、左目視。右ミラー、右目視。右ウインカー、1,2,3と数えて右ミラー、右目視で発進。教科書で説明している、やや高めにエンジンを回す必要はほとんどなし。普通のエンジン回転で半クラッチにし、前に進もうとする力を感じながら、ゆっくりとリアブレーキを緩める。後ろに下がりそうになったらクラッチをさらにつなぐと前へ進む。完全にクラッチをつなげたらすかさず2速へ変速。峠の頂上(シフト完了と同時くらい)でアクセルを緩め、徐行義務をしているアピール。 左からの道の確認をして、エンジンブレーキをかけるためにクラッチを触らずに、ブレーキは前後ランプ点灯だけさせてほとんどかけない。

5 踏切

停止線で止まり、左右に首を振って発進。踏切通過中はローからシフトしない。

6 急制動

どんどん加速し、早めに進入速度を作る。43㎞/hで接近。直前でアクセルを戻し、ブレーキレバーに指をかける。前輪がコーンを確実に過ぎたことを確認してから、前後輪同時にかける。前輪はじわっと、そしてだんだん強く、後輪は最後まで緩くかける。止まる直前にクラッチを切り、エンストを回避。シフトダウンはしない。

7 一本橋。

橋手前の一時停止の時に、車体がまっすぐ橋に向かうように止まる。アクセルは閉じたまま、クラッチをゆっくりつないで発進。橋の3分の1まではその速度で走る。車体の安定を確認したら、クラッチを切ってリアブレーキを踏み、速度を落とす。落とし過ぎに注意。ハンドルを左右に振って橋の上をジグザグ走行し、バランス取りと時間稼ぎをする。前輪が下りたらクラッチをつないで加速する。

8 法定走行と確認

進路変更する時には、ミラーと目視、ウインカー、ミラーと目視、幅寄せの手順。

右折は対向直進車と進行方向の歩道通行者の確認、さらに自車の入るスペースがあることを確認してから実施。交差点中央のマークより少しだけ手前を通過する。

左折は左右の確認と対抗右折車の動向を確認。左端ぎりぎりを半クラッチやリアブレーキなどを使って通過。

交差点を直進する時には、左右の確認をして、さらに前方に自車の入るスペースがあることを確認してから進む。

9 乗車、降車

乗車

首を振って左右確認。前ブレーキレバーを握ってハンドルを真ん中へ、車体をまっすぐに立てる。サイドスタンドを右足で払い、確実に上がったことを目視確認。後方確認したら、視線を遠くに置いてぐらつかないようにしてさっとまたがる。右足はステップへ乗せ、ブレーキを踏む。

ミラーを合わせる。

右手でブレーキを握り、左手でイグニッションキーをオンにする。

ニュートラルランプ点灯確認。レボはさらにエンジンマークが点灯、少しすると消灯する。クラッチレバーを握る。スターターボタンを押す。

エンジン起動を確認したら、右後方を確認。右足をついて、左足でチェンジペダルを操作。ローに入れる。

左ミラー、左目視。右ミラー、右目視。右ウインカーを出す。3秒後、右ミラー、右目視をしてから発進。

降車

左ウインカーを出して、左ミラー、左目視をしてサイドバンパーが縁石から30㎝程度になるように幅寄せし、ポールの位置と前輪の前端が一致するように停車。右後方を確認、右足をついて左脚でチェンジペダルを操作、ニュートラルに入れる。

クラッチは握ったまま、右手でイグニッションキーをオフ。左右の安全を確認してから、さっと降りる。右足でサイドスタンドを出してスタンドにそっと車体を預け、倒れないことを確認したら、そっと手を離す。

※ それ違う!と言う方もいるでしょう。練習の過程でこの方法にたどり着いたのですが、私自身もこれから公道で経験を積むと「あざといなあ。」「そうでなくてもできるだろう。」と自分で感じるようになる事も有るかもしれません。

※コメントは閉じてあります。自動二輪免許取得に関する質問がある方はもっと詳しい方がいくらでもいるのでそちらへ、京成ドライビングスクールについては直接、検定のポイントは教官へそれぞれ質問してください。

明日の予定 

午前 江東試験場へ 
午後一番 モーターサイクルショップへ行き、リード125の納車へ
午後、その後 リードで公道走行の練習と慣らし運転
夕食作成
夜 工作。今、作りかけの掃除機スタンド完成させられるか?現在接着剤乾燥待ち。