早めにドライビングスクールへ行き、教習原簿を手にすると2階へあがってみました。すると、ベランダに妻の姿を認めました。ウインカーや幅寄せのタイミングをなかなかつかめないと、早めに行って参考にすると言っていたのです。私も隣に並び、見学しました。しかし、残念ながら自動二輪教習は1人だけ、しかも回避と高度なバランス走行で検定コースは全く走っていませんでした。

やがて検印が始まり、受けたら2輪控室へ行きました。今日は妻と一緒に教習を受けるのです。たまたま進度が並び、日程もこちらもたまたま合い、予約も取れたのでした。2輪控室では自動二輪の事故の特徴などがビデオで流れていました。そして、ボディプロテクターの必要性が強調されています。

16時限目 シミュレーターによる危険予測運転

私と妻以外、もう一方大型の男性の3人での教習となりました。

「皆さんは4輪で路上を走られていますから、危険予測は当然できていますよね。」

教官は笑顔と軟らかな口調で受講生をビビらせます。

まずは男性から。シミュレーターにまたがりエンジンをかけます。

あ、この交差点前回も通過した所だ。ここはサンキュー事故だぞ。1台見送って交差点を右折する男性。ちがう、直進モーターサイクルはフェイントかけて2台くるんだ!!!おお、危ない、2台目のぎりぎり前を通過しました。ある意味、反射神経は素晴らしい感じです。

そして後方の車両が追い越しをかけてきて、進路をふさいで左折。右へ車線変更すると右折車が急に曲がってきた!直前で停止。

先行するトラックの後ろを走っていると、右折車が飛び込んできた!ギュッと回避、この人素晴らしい運動神経だなあ。それにしても、画像が良いだけに見ていると血圧が上がってきます。

登場する車はデリカスペースギア、ディアマンテ、それに希少車プラウディア、トラックはスーパーグレートとこのソフトの開発会社の系列は分かりやすいのですが、先行車や対向車の動きは読みにくいのです。左折車の急停止で追突してしまいました。

そして解説。なるほど、わかっていてもつい、トラックにつられて直進していましたね。トラックをやり過ごしたら、それを待っていた右折車は自動二輪には気が付かずに、あるいは気が付いていても速度と距離を見誤って右折を開始してしまっています。

続いて私の番。ここはこう来るだろうな、あれ、来なかった。あ、わかった、こっちだろう。思った通りだ。そんな感じで無事故で進めていけました。ん、左に車列が停車中。右後方ミラーで確認、何にもないなあ。安全距離を取って通過と。ん、まてよ。反対車線を走っていると突然脇道から左折してくる何かがあるかも。ここはセンタ^ライン上を行った方がいいかな。速度は落とし気味にしてドアの開きに気を付ければ、、、あ、危ない!まさかのトラックの大きなドアがガバッと開きました。間一髪右へ回避して衝突は避けられました。そうか、やはりそちらがここのテーマだったか。

解説が始まりました。いくつかの指摘がありましたが、やはり障害物との安全距離は一番ダメだった部分のようです。深読みし過ぎたなあ。

続いて妻の番。ものすごく慎重に運転していましたが、カーブで大型車が曲がりきれずにこちらの車線に前部を突っ込んできた時には思わず「うあぁ!」と声が出てしまいました。終了後、なんか酔っちゃった、と妻。大画面でかなりリアルな映像ですから、酔う人もいるようです。

自動二輪ならではのポイントを解説され、あっという間に時間は過ぎてしまいました。次は2階の教室で学科です。

16時限目にセットの学科

教室は私たち3人と同じ教官です。まずは2人乗りの法的制約と運転方法、それに危険性について解説とビデオの上映がありました。

2人乗りは難しく、1人で乗りこなすことができないとおぼつかないということ、同乗者にもそれなりの注意点があるということなどを解説されました。重心のバランスも変わり、前輪の加重が減ってしまうし、重量が重い分加速、減速が1人乗りに比べて時間がかかるので慎重な運転が求められるということでした。また、同乗者は一緒にリーンしてくれないと思ったように曲がらない、止まる時、加速する時に運転者と反対に動いてしまうといった特性があるので、できるならしない方が良いということでした。ただ、教官の中にはタンデムが大好きな人もいるということですから、これは考え方もあるのかもしれません。

次は交差点における事故の実例と、危険回避の実際について話がありました。人間の目の特性から、視野は広くてもちゃんと認識出る部分は中心からわずか2度程度、その部分がどこを見るかが大切であるということでした。

常習的に事故の惹起者となっている人の視線と、ほとんど事故を起こさない人の視線は違いがあるそうです。惹起者になる人はスピードを上げがちで、遠くを見ようとする傾向があり、近場の注意が十分出来なくなっているそうです。

物陰からの飛び出しに遭って事故に至るケースでも、予測ができている人はあらかじめスピードを落として、十分な距離を取って接近しているので回避できます。

こちらもあっという間の1時間でした。大変に安全運転に役に立つ内容でした。妻は
「乗るのが怖くなってきた。」
というくらいでした。乗るのが怖い、その気持ちを持っていれば事故に遭う確率をグンと下げられるでしょう。

明日はいよいよ最終教習です。