仕事と教習予約の都合で中3日空いた自動二輪教習ですが、その前にやることが2つできました。

まず第一はIDカード探しです。昨夜、今日の準備をしていると、免許証入れに入れて置いたIDカードが入っていないのです。なぜ?よく思い出せ、俺!

前回使ったときは送迎車を利用して、持って行ったカバンが3つ。一つずつ確認します。ウエストポーチ、無い!ヘルメットを入れた袋、無い!それに教習専用にしてあるザック、無い!ジーパンポケットは、無い!財布の中、ウインドーヤッケの中、どこを探してもない!!!

困った、、そうだ、もう一か所怪しいところがあるぞ。予約でもIDカードは使うので、前回送迎車の発車ぎりぎりになっていたので急いでいたから、予約機にさしっぱなしということも考えられるぞ。

そんなわけで、午後からの予約だったのに、一通りの家事を済ませたら、高砂へ向けてペダルを踏みます。

「すいません、IDカード届いていないですか?」
「はいはい、ありますよ、きっと。」

きっと????

「はい、これだけあるから一枚くらいあなたのでしょう。」
そう言って見せてくれたIDカードの束。なにこれ、商売できそう!そして、無事に私の分もありました。

これで一つ片付いたぞ。こんなことやっているから古くからの友人、九太郎さんにからかわれてしまうんだなあ。

もう一つは、インフルエンザの予防接種です。会社でやってもらえるのですが、なぜか私はあたりが悪くて公休で行くことになってしまいました。しかも、昼頃というのでその後に教習を入れたら、昨日夜になってドクターの都合で時間が変更、丁度教習時間と重なってしまったのです。

会社へ行き、医務室で相談、注射を持って病院へ行ってやってもらうことになりました。

そして帰宅するともう昼です。試験期間中の娘が帰ってくるので、昼食を作って待ちます。

昼ごはんが終わって片付けが済んだら、行ってきます!今日はATと、そしてそして、いよいよ来ました、1段階みきわめです!

8時限目 AT車教習

まずはAT車の特性について説明を受けました。教習車はスズキのスカイウェイブ400です。取り回し、引き起こし、それにバックレストの調節をしました。良くできていますね。

「AT車は転倒した時など、暴走する可能性があるので、まず離れてください。処置はそれからしましょう。」

発進、停止、発進、停止と繰り返したら、いよいよ周回路へ出ます。なんとなく不安定な感覚を覚えますが、周回するうちに慣れてきました。ある程度慣れたところで、検定コースを行くことになりました。

発進の合図を出し、首がちぎれるほど後ろを見ながらゆっくりと前進。止まれで停止、外周路へ出ます。アクセルをゆっくり開くと、ぐぉーと加速。気分爽快です。エンジンが気持ち良い音を立てます。そしてクランクへ突入。車体が大きいのですが、それほど苦も無く通過、、、あれ、最後でスピード不足、アクセルがついて行かない!そうか、もっと早めに開けなければいけないのか。

S字、スラロームはMT車より全然楽です。スラロームタイムは検定合格基準の8秒をいつも7秒くらいで回っているのですが、なんと驚きの5.8秒を記録。これは楽しい車です。ところが、問題はやはり低速での安定性です。一本橋では最初のトライでは上がる事さえできずにいました。発進の時にすでにふらつくのです。2回目のトライでは何とか上がったのですが、遅くなり過ぎ、加速しようとアクセルを回しているうちに落下。もっと早く回すんだよ、俺!!

30分くらい練習したら、教官が自由練習にします、好きにコースを走って下さい、と言われました。これはもうクランクと一本橋を中心にコースを組み立て、何回も挑戦しました。一本橋も最後には何とか通過できるようにはなっていましたが、体を振って無理やり残っているような感じで全く納得の走りではありません。

そして終了。

「お疲れ様でした。いかがでしたか?」
「速度のある走りでは快適なんですが、低速になるとやはりバランス取りが難しくなります。特にクランク出口での加速と一本橋は難しかったです。」
「そうですね。AT車の特徴をつかんで走らないと危険があるので、しっかりと身に付けてください。1,2段階通じでAT車に乗るのは今回だけです。次はいよいよ1段階みきわめですね。頑張って下さい。」

2輪控室では一緒の時間に教習を受けていた若者に声をかけました。

「どうでしたか?」
「週1日くらいにしか教習来られないので、忘れちゃうんですよね。まだ1段階なんですけど、先に進めてもらえません。もう2回もダブっています。スラロームと一本橋がだめです。」
「あれは私もダメです。ほめてもらったことがありません。今まで乗ったことがなかったんだから、できなくて当然でしょう。私の友人が、一発でできた人がいたら無免許運転の疑いで検挙しろ、って言っていましたよ。」

次の時間も彼も乗るそうです。一緒に頑張ろうね。

9時限目 第1段階みきわめ

まずはいつものウォーミングアップ走から。今度はATではないので他の教習生と一緒に走れます。前を行くのはあの若者です。頑張れ頑張れ、落ち着いてやればきっとうまくいくさ。いや、俺もなー。

ウォーミングアップ走終了後、早速検定コースを走るように言われました。2コースを指示されました。

黄色いポールのところに車両を止め左後方右後方と確認、右ターンシグナルランプ点灯。3秒後再度右後方を確認しながら発進。緊張しているのか、アクセル開き過ぎだ。

止まれ線の前で停止、あれ、ニュートラルランプがついているぞ。改めて入れなおして右折。校舎前の直線で加速、、、、前方バスあり。そのままゆっくりとカーブへ突入。障害物をよけてクランクへ。クランクは無事通過。信号をまがってS字。こっちは悩んだのが嘘のようにすいすいと通過。が、出口で教習車がエンストしている!一旦停止して発進。あ、ギアが2速だった!!

次はスラローム。あれ、さっきAT車に乗っていたせいか、感覚が違う。なんかぎくしゃくしてしまっている。次は坂道発進。半クラッチでリアブレーキを緩めるとあれれ、後ろに下がってしまった!何とか強引にスタートさせて、踏切通過、そして急制動、これは確実にできたぞ(多分)。そして一本橋。ぐらぐらしながら何とか通過。そしてゴールへ。

教官、渋い顔。
「アクセルむらがありますね。ぼんぼんふかしてしまったところがありました。それからスラロームはアクセルを開けるタイミングがばらばらです。一本橋は首を左右に振っています。」

スラロームと一本橋のお手本を見せていただき、コースを歩きながらここでアクセル、ここで倒す、と解説を受けました。そして、平均台で首を振りながら歩き、首を振らない方が簡単であることを体で感じさせるように指導を受けました。

その後もスラローム、一本橋と集中的に練習しました。そして、タイムアップ。最後にもう一度検定コースを走るように言われると思っていたので、がっかりしていました。

2輪控室へ戻り、教官から教習原簿をいただきました。

「課題はやはりバランスですね。頭を動かさない、下半身はしっかりと車体と一体化させる、そこに注意してやって下さい。次からは第2段階ですから、今度は交通法規に則った走行を覚えていきます。1段階はとにかく走らせることに慣れるだけでしたが、次からはやることが増えた中で走らなければいけないので、今までのところをしっかりと押さえてください。お疲れ様でした。」

戻された予約券には、良のところに印鑑が押してありました。

みきわめ合格!!!

ここまでストレートで来たのですが、そのこと自体には価値は感じていません。やはり、卒業してから安全に乗れるようになる事、それが一番です。できないことは、できるようになるまで頑張ればいいのです。何回落ちても、最終的にできるようになっていればいいのです。一緒に頑張った若者、大丈夫だよ。

ああ、これ書いて置けば安心して第2段階進めるぞ。

さて、第1段階が終了したところで持っていた予約はすべて消去されてしまいます。窓口に行って第1段階みきわめをいただけたことを伝え、第2段階の予約ができるようにしてもらいました。なんとラッキーなことに、明日3時間とれるじゃないですか。

明日も頑張るぞ。あ、IDカードしまわないと。


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そうですね~
ビッグスクーターは、低速安定性が
悪いですからね~σ(^_^;)
バイクのクセも有るでしょうから
落ちても良いや、ぐらいの気持ちで
落ち着いて行って下さいね!(*^^*) 削除
2014/11/18(火) 午後 7:55
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> kikuさん
コメントありがとうございます。

落ちてもいいや、の気持ち、本当に大切ですね。あがらないこと、その秘訣がそこに集約されていますね。第2段階は平常心を保って行けるように頑張ります。 削除
2014/11/18(火) 午後 8:00
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そうか、でっかいスクーターがあるんだった。
スクーターも練習しないといけないのだ、とは知りませんでした。
原付バイクの要領で走っちゃいけないんだ! 知りませんでした。

ボクは免許証だけは制限無しの自動二輪。
身の程をわきまえているからいいものの、もしボケがすすんで愚行に及べばどうなってしまうことか。今回の記事で、その際の世間お騒がせのほど、大体想像が付きました。 削除
2014/11/18(火) 午後 10:40
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山のMochiさん、ぼけているのはむしろ私の方で、IDカードの紛失は自分でも呆れてしまいました。今に始まったことでもないので「ぼけてきた」感覚は全くありません。もともとなのです。思えば物心ついてから何回この手の失敗を繰り返してきたか。

山に行くようになって、装備をしっかり点検する様になったのはむしろ、ぼけているから必要に迫られてのことです。いや、ザックごと忘れるという大失態もあったっけ!

制限なしの自動2輪免許、うらやましい限りです。いつか、私も挑戦する日が来るかもしれません。 削除
2014/11/18(火) 午後 11:00
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