2014年8月27日

腕時計のアラームが鳴りましたが、まだぐずぐずとシュラフの中。今日はもう上高地へ下るだけです。ゆっくりしても大丈夫です。4時45分、ようやく寝袋から出る気になりました。

朝食を食べ、パッキングをします。6時11分、ババ平を後にします。雨は降っていませんが、昨日は激しく降ったのでぬかるみもあるでしょう。スパッツを装着しました。ドロドロのままバス、電車に乗るわけにはいきませんから。
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ひどいぬかるみがあちらこちらにできていました。
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水は涸れていますが、おそらく昨日はかなりの水量が流れていたことでしょう。
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山の朝です。この静かな雰囲気を歩くと、山から下りることが大変もったいない事のように思えてきます。
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川沿いの道は涼感満点、楽しく歩けます。
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槍見河原に寄りましたが、槍は雲の中、全く見ることができませんでした。今回、槍の姿を見ることは、直接登っている時をのぞき、全くありませんでした。

7時41分、横尾到着。案内板には今年の7月、8月の遭難が記されていました。死亡事故が2件ありました。
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んん、これは!横尾で疲労???ここで救助要請したのか!
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横尾からは登山道でさえなく、だらだらの林道です。ガンガン飛ばしていきます。
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美しさにシャッターを切りましたが、水の透明感が出ませんね。偏光フィルターがあればなあ。
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山の上の方はガスっていますね。今日も眺望は無しかな。
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9時07分、明神館到着。山行十話によると、大木さん達5名が穂高登頂後、ここに宿泊しています。大木さん最後の山旅の締めくくりの地なのですね。
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梓川河原で一本。バスにザックを乗せることを考え、ハイドレーションを仕舞ってありました。水はペットボトル、ザックの中ですから、降ろさないと飲むことができません。
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ハイドレーションの吸い口を押されると水が出て来てしまいますから。止水バルブ付きのもあるのですが、今回は無しでした。

もう登山客より一般観光客の方が多くなっています。
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9時40f分、かっぱ橋通過。
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バスターミナルへ着いたらチケットを購入、整理券をもらって並びます。10時05分発新島々行のバスに乗りました。

新島々からは松本電鉄です。「淵東なぎさ」(えんどうなぎさ)なる萌えキャラがイメージキャラクター、すれ違い車両には大きく描かれているものもありました。
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ご当地ゆるキャラ、萌えキャラ流行っていますね。これでどれだけの経済効果があるのでしょうか?
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車内に風鈴が。
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12時00分松本発あずさ16号新宿行きに乗り、14時41分新宿着。15時40分自宅に到着しました。シャワーを浴び、濡れていた衣類を洗濯し、靴には新聞紙を詰めます。そしてびしょびしょのテントを干して一休み。ひと段落したらブログの記入をしました。あ、雨だ。


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「山行十話」をいつも心にとめて下さっての山行、ありがとうございます。とっても嬉しく思います。
明神館の、2階の屋根をテラスの支えも兼ねて下から支える太い支柱が垂直ですが、昔は布基礎部分から斜めに生えていました。建築家のアイディアを「面白いなと」思って観ていましたが、貴殿の今日の写真で普通の柱になっているのを知りました。
あと(明日になりそう)で、当方ブログに、当方のヘタな絵を比較のため載せて見ますね。その絵の元になったスケッチ代わりの写真は「あの山行」の入山日のものなのせす。貴殿の写真も使わせて下さいな。
いつもながら、今回も写真をたくさん載せて下さって、おおいに楽しめました。 削除
2014/8/29(金) 午後 4:54
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お疲れ様でした~(*^_^*)
最後の行程は、やはり余裕があったみたいですね(笑)
夏の登山シーズンもボチボチ終わりで
しょうか?
でも、秋のキャンプ程度は
行くのかな?(笑) 削除
2014/8/29(金) 午後 4:59
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お疲れ様でした。無事で何よりです。
上高地の入り口ゲート横の温泉「ト伝の湯」にツカってサッパリするのもいいですよ~。
萌えキャラは経済効果あるよ(・∀・)
どの道の専門家(=オタク)も研究・収集には財を惜しまないのさ。 削除
2014/8/29(金) 午後 7:27
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晴れていた方がいいに決まっていますが、曇りや雨の山もまたそれなりにいいものですよね。霧が川に棚引いたり、巻き上がりながら山肌を登っていったり。
お疲れさまでした^^ 削除
やまさん
2014/8/30(土) 午前 7:35
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山のMochiさん、長い文章をお読みいただき、ありがとうございました、

今回の山の選定は前にも書いたとおり、山行十話を含むいくつかの山岳小説をより深く味わおうとその地を訪れることも、目的の一つにしました。大木さん(仮名)の山行最後に泊まった宿として記憶にあったものですから、写真に残してみました。もっと正面から取りたかったのですが、多くの客がいたので顔を写さないように、かつ明神館の名前が分かるようにするにはこれが限度でした。

写真をお使いいただけたら大変光栄に存じます。来年はウソッコ沢、ヤレヤレ峠を越えて茶臼岳、あるいは塩見に行くことを画策しています。不便な南、南アルプスですが、毎日あるぺんバスが出ているので、うまく使えば行けそうな感じがしています。きっと山行十話、本当の面白さに気が付くことができる様になることでしょう。 削除
2014/8/30(土) 午前 11:24
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kikuさん、コメントありがとうございます。

秋でも山にはいきますよ!近々計画をアップする予定です。そして、海水浴客に奪われていた海岸がカヤッカーに返還されますから、釣り竿もって海にも出るつもりです。ご指導お願いします。 削除
2014/8/30(土) 午前 11:26
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くまそんさん、コメントありがとうございます。

卜伝の湯って、塚原卜伝の湯ってことでしょうか?他の卜伝を知らないもので。ヲタクの経済効果はグッズの売り上げにはあるでしょうが、松本電鉄に乗りに来るかな~。なんかずれてる気がします。それより、せっかく他社の古い車両を譲り受けたのだから、オリジナル塗装を維持してそっちをアピールした方が鉄ちゃんたちが来てくれそうな予感。それともクルマで来て写真撮って帰られちゃうかな? 削除
2014/8/30(土) 午前 11:32
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やまさんさん、コメントありがとうございます。

さすがやまさんさん、わかっておられますね。自然は本当に一期一会、二度と同じ風景にはなりませんから、いやだなあと思わずにその日、その時ならではの状況を楽しみたいものです。

もちろん限度はありますけど。 削除