どうも天気が悪い方へずれてきている様子です。嫌な予感はなんとなくあったのですが。

21日に天気予報で確認した時には、槍ヶ岳の天気は日本気象協会のTENKI.JPでは曇り時々晴れ、一時雨という予報だったのですが、今見ると雨。うーん、どうするかなあ。

高速バスは予約してあるのでとりあえず上高地にはいきます。問題はそこからですね。天気を見ながら梓川沿いの道を行き、横尾か、もしくは徳沢でキャンプ。天候回復が期待できないならそこまでかなあ。2日目はそこから涸沢カールまでは行けるかな?やばそうなら停滞、もしくは撤収ですね。場合によっては山小屋宿泊だなあ。現金多めに持って行くか。いずれにしても早上がりして上高地で温泉入って帰るか。

登頂しなくても、雨でも、山は案外いいものです。命っての物種ですから、とにかく無理は禁物といたします。



雨中山行といえば、その思い出は尽きませんが、まず思い浮かぶのは息子が小学3年生の時に、妻を含め3人で行った雲の平縦走です。今は無き寝台特急「北陸」で富山に入り、そこからバスで折立まで行きました。


上野駅に入線する北陸。
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曇り空であまり暑くなく、快適に登れました。
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太朗平のテント場に当時買ったばかりのプロモンテK405を張りました。
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その夜半から雨は降り出し、次の日の早朝には結構な降りでした。行って行けないことはなかったのですが、まだ小学生の息子には無理はさせない方が良いと判断、停滞しました。停滞するともう日数不足で雲の平はあきらめることになります。

雨のテントですから、やることはあまりなく、ボールペンレースなどで遊んだり、食べたりして時間をつぶしました。

次の日も雨でした。しかし、午前のかなり早い時間に小雨になったので、そのあたりを散策と思ったのですが、妻が
「もう雨はいや、本降りになる前に下山しよう。」
と強硬に主張するので、4日ある山行予定を3日で下山してしまいました。
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しかし、下山を始めてすぐに雨は上がり、晴れてきました。うーん、もうちょっとなんか考えないか?

「だめだめ、山の天気は変わりやすいから。」

1泊分の余裕があったので、富山地方鉄道を反対方向に乗って立山に出て、ペンションで1泊、最終日は立山カルデラ砂防博物館を見学して帰りました。帰りは電車便では時間がかかるので飛行機で戻りました。金のかかった山行になってしまいました。



さて、雨の予報の今回の北アルプスはどんな思い出を作ってくれるのでしょうか。