朝、かなり早く目が覚めました。そう、昨日妻と買い物に行ってお願いされた、息子の弁当を作る必要があるのです。息子の好みは私の方がよりつかんでいるというのが表向き、たまには休ませろということなのはわかっています。

せっかくなので、前回好評だった牛タン弁当にしようかと思ったのですが、あいにく割引シール付きがありませんでした。何かないかと探していたら、豚カルビに40パーセント引きシールが付いていました。これで決まりですね。
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この上にご飯をかぶせ、さらにその上に野菜炒めを乗せました。そして左端には目玉焼きを乗せます。これなら、野菜を残すという暴挙の予防になるでしょう。

さて、今日は天気も良く、久しぶりにカヤックに乗ってこようかと思っていたのですが、あれれ、また午後から雨か~。それなら、登山靴を買いに行きましょう。

何しろ、現在はいている靴はこれですから。
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行先はさかいやです。ここで登山靴を買うのはこれで3回目となります。1回目は、高校1年生の時、先輩に連れられてきました。サカイヤ03という登山靴で、当時15,000円だったでしょうか。買った日は嬉しくてミンクオイルをしみこませて色の変化を楽しんでいました。この靴は大学のワンゲル部でも、そして社会人になってからも使い続けました。

この靴がだめになったので廃棄しました。しかし山らしい山にはいかなくなってしまっていたので、しばらく買うことはありませんでした。子供が小さかったせいです。もっぱらカヌーと自転車をやらせていたのでした。

子供が小学校に上がるときに、いよいよ一緒に山に行こうと息子にキャラバンシューズの最終モデルを買いました。そして、もちろん私にも登山靴が必要です。なにしろ自分の着替え程度しか持たせないわけで、共同装備はすべて私が担ぐのですから。

そこで、買ったのがサロモンの登山靴でした。買う時に店員に
「ポリウレタンミッドソールなので、5~6年程度です。」
と言われていましたが、登山前後の手入れを怠らず、時々風を通して保管していたせいでしょう、10年の長きにわたって使うことができました。昨年秋の某高校山岳部に同行した大岳山がこの靴の最後の山行となりました。

さて、サカイヤシューズ館店内で店員に声を掛け、要望を伝えました。

現在履いている靴はこれ、ザックは25kg程度を背負って、南北アルプスの天幕縦走が主たる使い方。剣には登ってみようと思っているけど、岩稜を行く頻度はそれほど多くない、などなど。

なるほど、それならこれはいかがでしょうか、と3足の靴を持ってきてくれました。

最初に履かされたのがLOWAのバンフ。
「これは歩きやすさに特化した靴です。歩行はしやすいのですが、お持ちの靴に比べるとちょっと頼りないかもしれません。」

履いて店内の坂、岩で試してみます。なるほど、これは歩きやすいです。登山靴というより、ハイカットのウォーキングシューズといった手ごたえです。それでいて靴底に加重をかけても岩を足裏が感じるということもありません。

「次は、もう少し重くなります。その分しっかりした靴になっています。」
次は同じくLOWAのチベットGTX
足入れが深くなって、がっちり守られている感じがします。歩いてみると、やはり登山靴然とした履き心地ではあります。しかし、サロモンよりずっと歩きやすく感じます。買うならこっちだな。

「お持ちの靴はアルパインなので、その性能をお求めならスカルパがいいでしょう。」
こっちは結構派手なデザインです。履き心地もサロモンに似ています。岩稜帯で使いやすいようにつま先の余裕を少なくしているのだそうです。これも足入れはソフトでよいし、歩行も不満はないのですが、やはりLOWAと比べてしまうと快適性は低い点数を付けざるを得ないでしょう。よりタイトなフィットになっています。その分、つま先でスタンスに立つときには分がありそうです。

値段を尋ねると、チベットGTXとスカルパはほぼ同じ、目的で選べばよいとのこと。うーん、こういう時には両方買って使い分けるのがベストか??????

店員に言うと、
「でもね、お客さん、ここ10年ですよ。こんなに細かく細分化したの。以前は言わゆる重登山靴で全部こなしてきたじゃないですか。あの靴でバリエーションルートだって行ったし、それを考えればLOWAで岩稜帯行っても、スカルパで縦走しても、全く問題ないですよ。」

「!」

そんなわけで、私も「ロバの山靴」オーナーとなりました。ロバの山靴とは、山行十話の第4話、ロバの山靴に由来します。ローバー、と読むのが正しいのですが、ザックを背負って歩く自分をロバに例えてそう表現してありました。

車はコインパーキングに止めて置いたのですが、まだ20分ほど余裕がありました。エコープラザものぞいてくるか。いやいや、余計なもの買いたくなっても困りますから、帰りましょう。

あれ、どうしてパーキングメーターが点滅しているんだ?まだ時間には余裕があるはず。いつの間にか時間が過ぎているぞ。ああ、しまった、また気を失っていたんだ。今日は朝が早かったからなあ。あれ、俺何を手に持っているんだ???これは手に持つものじゃないぞ。背負うものだ。いやいや、そういう問題じゃない。落ち着け、まずは落ち着け。まずは言い訳を考えろ。そしてどう伝えるのかを。ああ、はずみで40ℓザック買っちゃった事実を!

いやいや、そもそも韓国旅行で登山用具の購入リストに挙げていた35~40ℓザックが、なぜか日本より高くて買わずに帰ったところから話をするべきだろう。

そして、たまたま目に入っちゃったこの札のことを!
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いや、半額につられたわけなのですが、もちろんそれだけではありません。あとで詳細を見てみましょう。

まずは、靴から。新旧比較です。つま先の余裕の違いが写真でも見て取れます。足入れは快適そのもの、日本人足形を使って作っているのだそうで、その面でも国産と遜色ないでしょう。問題はミッドソールがポリウレタンであること、キャラバンなどの国産ブランドは加水分解の恐れから現在は使わなくなっているのですが、重量とクッション性ではやはりポリウレタンの方がまだまだ利があるとのことです。張替は利くのがサロモンとの違いです。とにかく点検は怠らないようにしなくてはいけませんね。
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シューレースのフックにはボールベアリングが入っています。紐を引くだけでスムーズに締め付けることが期待できます。そして、4番目は紐のロック機構つきです。つま先側と、それ以降とで締め付ける強度を変えることができます。これは便利そうですね。
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タンにもフックがあります。ここにかけることで、タンが左右にぶれることを防ぐ効果があります。甲高の私は、これがずれてしまって、行動中に直すことが多かったので嬉しい配慮ですね。
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さて、問題のザックです。この場合に言う問題とは、ザックに問題があるのではなく、買うと妻には宣言していなかったところですよ。でも大丈夫、今朝は弁当作りしたじゃないか。

ブランド名はホグロフスHAGLOFS(本当はOの上に点々)、スウェーデンの会社です。買ったザックはRAND40、その名の通り40Lを表しているようです。
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バックカントリスキー用ですから、サイドにスキー留めが付きます。メインコンパートメントへのアクセスファスナーがあります。本来、この装備は私は好きではありません。防水上の弱点にもなるし、山中でファスナーが壊れるとどうにもならなくなるからです。しかし、底が抜けるタイプではないし、壊れても細引きなどで何とかなりそうな雰囲気もあるのでいいことにしました。それに信頼のブランドYKKと、ファスナーの材質もよさそうです。
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ハイドレーションのチューブを出す所です。縦に開いています。これはいけませんね。チューブを伝って水が入ってしまいます。チューブは下に向かってザックから出るように横向きの切れ目にして上からかぶせるように雨蓋を掛けた方が良いでしょう。対策として、チューブホルダーをザックの内側、高いところに付けて、下向きに出るようにすればいいかな。
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バックカントリースキーに便利なように、フロントポケットにスノースコップ、スコップの柄、ゾンデ、などがすぐに出せるように仕切りが付いています。そしてこのポケットを開くのに装着してあるピッケルなどを外さなくても良いように配置されています。
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インナーフレームはかなり凝った仕組みです。センターにアルミのフレームが入り、周囲にワイヤーフレームが配置されています。軽量でありながら、しっかりした背面を形成しています。

背面長は面ファスナーで固定されている背負いベルトの位置を変えることで調整できます。あらかじめSMLというのもいいのですが、家族で使いまわす場合などは可変式はありがたいものです。
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上部はクイックドローコードを使用しています。紐を引くだけで固定されます。赤い樹脂のノブを引っ張ると解放されます。
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ウエストベルトはしっかりしたつくりです。硬い芯が入り、しっかりと荷重を支えてくれそうです。まあ40ℓですから、それほど重くはならないでしょうけどね。

そのウエストベルト、左右ともに大きなポケットが付きます。便利に使えそうですね。でも、背負ってみたら体に沿って大きなRが付くので、それほど物は入らない感じでした。それより、ギアラックがあった方が良かったかな?
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不思議なものが付いていました。ザックのフロントポケットの左右に、そしてボトム部にも縦にスリットの入ったストラップが縫い付けてあります。これ、何するものなのでしょう?
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と、こんな感じで文句もないわけでもありませんが、背負い心地も良いし、雪山でなくす心配の少ないカラー、丈夫そうな生地、良いザックを安価に買えて満足しています。

今帰ってきた妻から、
「買ったの?それなら古いやつ捨ててよね。」
と言われました。防水膜のとれたミレーはあきらめましょう。


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一口に山登りと言っても
沢山の靴の種類が有るのですね
当たり前かもしれませんが
考えてみると、色々な山がありますものね!

(*^_^*) 削除
2014/6/28(土) 午前 9:23
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kikuさん、コメントありがとうございます。

登山靴に限らず、それぞれに特化した靴が必要になるので下駄箱は大変なことになっています。登山靴3人分、自転車ロード用3足、MTB用4足、もちろんカヤック用、カヌー用、ダイビング用も家族分あったりします。

ヘルメットがまたそれぞれの分野で必要なので大変なことになっています。妻から、
「あんた頭いくつあるのよ。キングギドラじゃあるまいし。」
と言われてしまいましたが、自転車用被って川下りはできませんよね。沢登り用でスキーもいけません。あ、だからスキー用のヘルメットも欲しかったんだ! 削除
2014/6/28(土) 午後 10:51
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キングギドラならそれぞれの頭用にそれぞれの用途用のヘルメットが必要になるからもっと大変なことになるよと火に油を注いでみるとか?(笑)。 削除
九太郎 ]
2014/6/28(土) 午後 11:39
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九太郎さん、コメントありがとございます。

ほんと、キングギドラでなくてよかったです。 削除
2014/6/29(日) 午前 11:22
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今、上から読んできて、ここへ来てディスプレーに鼻をこすりながら読みました。老眼&近眼なので、いつもは文章をアバウトに読み取っているのですが、ヤマグツの話ですもん。ローバーの靴でも今はずいぶん進化したのでは?
ボクはアメ横のとらやで3万円という財布の限界値で買いました。店員におだてられたのですが、使ってみると根本的にボクの足形は幅広で、西洋人は縦長、履きよくありませんでした。
ですが、くるぶしから上が深いので、ヤマスキーを付けてゲレンデで(瘤の場所では危なっかしく)滑ることも出来ました。
靴は廃棄、スキーは天井裏に。 削除
2014/6/29(日) 午後 11:16
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山のMochiさん、コメントありがとうございます。

店員が持ってきた箱を見た時から、ロバの山靴をすぐに思い浮かべました。足に合わないという先入観があったのは山行十話で得た知識からでしょう。試履きしてみて、足に合うことが確認できたのがむしろ意外でした。店員に確認したところ、正規日本輸入品は日本人足形を使って作っているので、以前のドイツモデル輸入の物とは全く違うのだそうです。

高校時代の私はそんな高級品ではありませんでしたが、日本ブランドの安靴でも最初は足に合わず、オイルでやわらかくして履きこんでなじませる必要がありました。最初の山行で靴ずれをおこしてしまいました。そこで学校から帰ると犬の散歩を兼ねて新聞紙を詰めたザックを背負って水元公園を歩き回っていました。

それが近所で有名になり、母が大変嫌がっていました。それでも、2か月後の合宿でアキレス腱の下側に痛みを感じてしまいました。完全になじむまで1年くらいかかったでしょうか?奇特の目で見られずに済む現在の靴は本当によくできています。 削除
2014/6/30(月) 午後 0:56
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