高山整形外科を出たら、そのまま京成金町駅へ行き、ちょうど出発直前の列車に飛び乗りました。行先は千葉寺、そしてそこから15分歩けば、ここです!グローボ。
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応対してくれたのは、ファルト販売、修理では日本一の男、清水さんです。わかる人には説明不要でしょうが、かつてミナミのカヌー売り場店長として、雑誌やTVなどでも取り上げられていたレジェンドなのです。
 
そのミナミがまさかの倒産の憂き目にあい、ジュリアナ東京の跡地である芝浦のASR移動、そこも無くなってしまって、蘇我のグローボでは経営者としてカヌー、カヤックの販売、修理、ツアー引率を行っているのです。
 
検品を兼ねて組み立ての解説をしていただきました。YouTUBEの動画で予習はしてありましたから、効率よく理解できました。
 
バタフライカヤックスの製品はマニアックに作りこまれていますが、フジタ艇の様に素直な組み立てではないので、慣れるまでは手こずるでしょうね。
 
組み立て、分解とも丁寧に教えていただきました。後は、自宅に帰って復習しましょう。あとは、この艇に実際に入れてみて、丁度のサイズのドライザック、10Lのドライバッグ、それにビルジポンプを買いました。ビルジポンプは現在スコッティのビルジを使っていますが、シャフトが細くてグニャグニャ曲がり、使いにくいのです。3種あるうち、これは安いけど長さが不足気味、これは次に安いけど○○○、一番いいのはベクソン社製だけど、ちょっと高価、というのが清水さんの評価。いろいろ見比べてベクソンを選択しました。だって、今使っている物より良い物を欲しいのですから。しかし、このベクソン、ちょっと言いたいことがあります。それはまた後日。
 
買い物を済ませ、グローボを出ました。日差しが強くなってきていいて、汗ばむくらいです。駅まではもちろん徒歩です。早速、徒歩と鉄道で移動する評価ができますね。帰りはより近い、蘇我から帰りました。
 
グローボを出たところです。隣の赤いザックは今買った物、中身は購入した商品と、持って行ったザックが入っています。
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クルーソーの車輪はハンディカートのそれより径が大きく、またトレッドがワイドなので段差や傾きに強く、ひっくり返ることはありませんでした。いままでのグリーンランダーの骨組みを乗せていたカートは左右に暴れ、ひっくり返ることが頻繁にありました。
 
しかし、けっこうの重量が手にかかります。持ち手が上過ぎるのです。もっと立ててバランスをとり、引っ張れればいいのですが、私の身長ではもっと下を持たなければその角度になりません。
 
電車内が空いているのをいいことに、ザックの中身を出してクルーソーのコックピットの足の部分にザックとビルジポンプを仕舞ってみました。電車内ではもちろん、マニュアルを精読します。予習、復習はばっちり、その重要性が学生時代にわかっていたらなあ。
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金町からはまたまた徒歩です。今度は肩からベルトで吊るして歩いてみました。その肩ベルトも付属していました。
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これがそのベルトです。肩ベルトがあると、かなり楽に良い角度にして歩けるようになりました。持つところはむしろ、コーミングの前の部分の方が高さがしっくりきました。これもまだ、いろいろやってみないと分かりません。
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さて、また組み立て、分解の練習をしましょう。摩耗に強いウレタンですが、やはりコンクリートとの摩擦は避けたいのでブルーシートを広げます。グリーンランダーをはじめ、骨組みを組み立ててからスキンに挿入するタイプでは艇長の1.5倍以上の長さが取れる作業スペースを必要としますが、この艇はスターンはスキンにバウを突っ込んでからでいいので、艇長にプラス50cm程度あれば十分です。フィールドではどちらでも全く問題ありませんが、手入れをしたり、組んでからカートップで出かける時には、広い庭のない私には重要な要素となります。
 
まずはコックピットポッドからすべての部品を出します。骨組みは収納袋に入っているし、船体布も意外なほど簡単に取り出すことができました。
 
ポッドにガンネルを前後左右に気をつけて差し込み、ガンネル付属のストラップを締め、固定します。キールを付け、面ファスナーで固定、すべての3つ折りのフレームを伸ばします。簡単簡単。
 
ガンネルとチャインをつなぐフレームをはめます。これ、どの辺にすればいいのかな?まあ、真ん中でいいか。バウユニットのキールを差し込み、デッキ―バーをストラップで固定、ガンネル、チャインはスライドバー式。リブを固定。リブのガンネルの固定はストラップを回して、シーソックの前を引っ張ります。これは事前に動画で確認しています。 
 
え、もう前部完成か、早いなあ。スキンに突っ込み、ある程度入ったらキールをセンター出し用の面ファスナーで固定、後は足でグイッと押せば、、、あれ、すんなり入っちゃったぞ。グリーンランダーはこんなに簡単には入らなかったので、ちょっとした驚きです。
 
続いてスターンパートの組み立て、と。バウと基本一緒なので簡単です。次は、、、、そうか、ウインチシステムか。ナイロン布が付いていて、ミューを低くしてあるので簡単に入るようですね。
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ある程度ウインチで巻き上げて、シート(細引き)がクリートにかむようになったらグイッと指で押して押し込みます。クリートでシートが逆戻りしなくなり、そのクリートの前後にシートに付けられた目印が来るまで巻き上げれば、完成。グリーンランダーは、かなり無理やり押し込んで、やっと入ったかと思えば、さらにそこからくさびを入れなければならないと大変な労力でしたが、これはそれに比べれば遥かに簡単でしょう。
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でも、実はフジタのアルミ艇の滑車式がさらに簡単そうにも思えますが、、、、。
 
ファルフォーク、アルフェック系のデッキバー式はテンションの調節に結び目の位置換え作業が必要になりますが、ウインチ式はその必要がなくて、具合を見ながら適当なところまでできるのがいいですね。
 
 
次は、スターンを閉じて行きます。まずは中のストラップを締めます。どこまで締めるかは白い線が入っているので、参考になります。
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全てのストラップを締めたら、ドライバッグの要領で、閉じて行きます、、、、いや、違った、エアチューブに空気入れなければ。そう、閉じちゃうと入れられなくなっちゃいますね。普通、コックピットにある空気注入口が、この艇はリアコンパートメントにあるのです。そりゃそうだ、何しろ外せないシーソックがついているんだから。
 
空気入れはNRSのこれが付属です。バルブはただ差し込むだけでなく、回転して固定するようになっています。
 
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エアチャンバーの容量は、そのバルブとポンプの品質から考えると意外なほど小さく、すぐにいっぱいになります。ここまで必要かなあ。もっと簡素なポンプで十分な感じがしますね。荷物を減らしたい電車遠征時は違うもの持って行こうっと。ん、バルブの所どうする??
 
バルブと、キャップです。バルブは私の持っている艇で言うと、インフレータブルのグモテックス サファリと同様の仕組みです。キャップもただ突っ込むだけでなく、ネジって留めるようになっていて、しかもパッキン付きです。砂噛みなどのアクシデントを防ぐ意味で大いに意味がありそうです。
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さて、今度こそと、くるくる巻いてスターンを閉め、ストラップで閉じて行き、エンドカバーを付けます。後は、シート(座席)です。このシートは、私の知る限りファルトカヤックの中では最も凝った作りです。FRPのベースにクッション材が張り付いていて、それをストラップで前から引っ張っています。バックレストの構造は腰痛の私には嬉しいですね。
 
シートは置き型タイプで、面ファスナーで底部に固定します。しかし、水の上ではないからでしょうか、キールの位置を尻が感じます。キールの部分に溝を掘るともっとよくなるでしょう。面ファスナーはその場合、キールの部分の左右に配置すればOKですね。水上ではもしかして、キールを感じなくなるかもしれません。これはまた、後日ご報告。
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これで、とにかく完成!写真撮りながらだったし、慣れてはいないので結構手間取った感じでしたが、20分程度でした。慣れれば10分切れるでしょうか。
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デッキラインは付属、バンジーコードも4本付属していました。ただし、バンジーコードは2本の長い物、中1本、短1本と不思議な構成です。どう使うのでしょうか?
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長2本はこうでしょうね。
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50ℓのドライザックは丁度入るサイズです。。コックピッドポットはカートにして転がし、他の荷物はこのザックで背負っていけます。そして、水の上ではそのままリアコンパートメントへ入れます。これは便利ですね。写真では荷物の出し入れにデッキバーが邪魔に見えるでしょうが、これは簡単に外せるようにできているのです。
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フロントはハッチになっています。扉は防水バッグ式に巻いてバックルで留めます。オプションのラージバウハッチを選択していますので、開口部が広くなっています。ここは改良が入ったようで、真ん中に面ファスナーの留め具が付いていました。
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分解は、ウインチシステムのクリートからシートを外す作業に結構力が要りました。クリートをカムクリートにすれば一挙解決な気もしますが、慣れていないだけかもしれませんのでもうしばらく様子を見ましょう。
 
ポッドへの部品の収納は意外なほど簡単でした。ポッドの前を高くすることができるのも利いているのでしょう。きれいに収まります。
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これにスプレースカートをかけて、ホイールをセットすれば完了です。丁寧にやって10分くらいだったかな?
 
電車などで、立てかけて置いたときに上に荷物を固定するストラップをかけられると便利ですね。バウデッキバー固定のラダーバックルがあるので、フレームカバーの上の中央にストラップを縫い付けちゃおうかな。こんな感じになりますから。
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良く見ればキャリーハンドルもラダーバックルだから、3本かけられるようになりますね。
 
さて、進水式はどこでやろうかなあ。手賀沼、牛久沼、亀山湖、かなあ。いきなり海でもいいかな。


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この記事を見たのが、丁度、蘇我駅でビックリ(笑)
進水式が楽しみですね(^O^)
オレも安いので良いからファルト欲しくなったな~σ(^_^;) 削除
2014/4/9(水) 午前 6:11
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クルーソー460新造、おめでとうございます(^^/
赤いクルーソー、カッコいいですねえ。進水式やカヤックツーリングの記事、楽しみにしています^^ 削除
やまさん
2014/4/9(水) 午前 7:34
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kikuさん、やまさん、ありがとうございます。

それを承知で購入してはいますが、組立、使いこなしに癖のある艇ですね。正直、首を傾げてしまう部分もあります。

どんどん水の上に出て行きたいと思っています。
設計、開発、製造している高島さんの思い入れがたっぷり詰まった艇ですから、大切に長く乗っていきたいですね。 削除
2014/4/9(水) 午前 8:01
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ついに届きましたね。
わずかの間に随分と細かな点まで観察されていますねえ ^^)
赤いザック、ちょうどクルーソーに合いそうですね。
容量は50Lくらいなのでしょうか?
現在、30~50Lの防水のリュックを物色中です。 削除
2014/4/9(水) 午後 10:14
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got*tat*kiさん、コメントありがとうございます。

分解、組み立て動画は納品時にも、そして帰ってからも大変に有用でした。さすがの清水さんも、モデルチェンジを繰り返すバラフライカヤックスにやや苦戦してしまいました。また、マニュアルでは詳しいことはあまり触れていないし、文章で表現されているのでこれだけで完全に理解することは難しいでしょう。

本当にありがとうございました。動画がアップされた後の納品でよかったです。 削除
2014/4/9(水) 午後 10:41
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はじめまして。クルーソーで検索して拝見しました。
私も先日、清水店長にクルーソー460を注文したところです。
いろいろ参考になります。素敵な情報を楽しみにしております。 削除
[ viento ]
2014/4/10(木) 午後 9:16
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vientoさん、初めまして。そしてコメントありがとうございます。

クリアウォーターのお客ということは、関東の方でしょうか?もし、機会がございましたら、ご一緒させて下さい。

クルーソーは設計、製造している個人のこだわりで固められた艇ですが、そのこだわりが必ずしも万人に受けする物ではありませんので、もしかしたら、vientoさんにとっては「素敵でない情報」となる可能性もかなりあると思います。

私も、購入時には実艇を見て、かなり悩みました。でもこの艇と付き合う覚悟を決めて発注に至りました。

進水、漕行記、メンテ、(高嶋さんに嫌われそうですが)改造と、楽しんではその様子をブログにアップして行こうと思っていますので、よろしくお付き合いください。 削除
2014/4/11(金) 午後 1:08
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ご返事ありがとうございます。東京在住の55才で、千葉方面には月に2、3回仕事で行く機会があり、そのたびにCWCに寄っています(^^)。
艇が届くのは7月になりそうです。それまではイメージトレーニングですね。
自艇を持つのは初めてで、最後はアルピナと比べて悩みましたが、安全性を採ってクルーソーにしました。
「素敵でない面」もいろいろお聞きしておいて免疫をつけたいと思います(^^)。
フネが来た暁には、私のような初心者に毛が生えた程度の者でよろしければぜひご一緒させてください。 削除
[ viento ]
2014/4/11(金) 午後 11:05
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vientoさん、重ねてのコメントありがとうございます。

私は東京都の東のはずれ在住、仕事は公休制の不定休、vientoさんよりやや若輩です。

7月に納品予定とのこと、きっと海は海水浴客から締め出される時期ですので、そうでないところで進水式ですね。もし、都合がつけばご一緒させて下さい。

やはりアルピナとの選択でお悩みだったとのこと、私と経緯が似ております。

豊富なオプションや汎用品の使用、破損しても次の週末までには補修部品を入れてもらえる体制、長年の歴史を持って不具合を出し尽くし、完成度が高くてモデルチェンジをしない安定性、会社規模がそれなりにあるいう安心感、これらの要素を持つフジタをあえて選ばなかったのですから、相当な覚悟が必要でした。 削除
2014/4/12(土) 午前 9:27
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