2014年2月3日13時55分
 
食事を終えた私たちは再び車の中へ。北岳山へ向かいます。もちろん山梨県のそれではありません。市街は車が多くてやや渋滞気味ですが、道が広いので絶望的な渋滞にはなかなかならないようです。
 
景福宮前を通過します。ああ、ここか。ここは李氏朝鮮時代の王宮の一つで、日本統治時代には朝鮮総督府が置かれていたところだったはず。きらびやかな色使いの派手な門に、門の番兵が立っていました。
 
車はやや細い通りを行きます。渋滞を避けていつもとは違う道を行っているとのこと。旧正月明けが今日からなので、普段より混んでいるそうです。
 
「運転手さんが、観光コースにはなかった青瓦台を通ってくれるそうですよ。」
 
物々しい警備の中、大統領官邸の青瓦台を見ることができました。なるほど、青い瓦でできた建物でした。朴大統領のお父さんの話になり、私が独裁者であったというと、
「独裁者として嫌われていることは間違いありませんが、韓国発展の基礎を作ったという評価も死後になされています。評価は2につにわかれています。」
色々な見方があるのですね。
 
「日本の総理大臣もいいという人と、悪いというい人がいるでしょう。それとおんなじです。安倍総理が靖国参拝したことは私は正直、どっちでもいいと思っています。行きたければ行けばいいのです。ただ、侵略や慰安婦問題についても、他の国もやっていたなんて言い出すからこちらの国も反応するわけです。悪かったと謝ったのだから、それを否定しなければ韓国の人たちは過去のことは水に流してくれますよ。」
 
「日本と韓国は仲良くやって行けます。わざわざお互いに嫌がることをしあっているからうまくいかないだけです。日本の国旗を焼いているシーンをTVで放送しているけど、あれやっているのは韓国ではごく少数の偏った人だけなんですよ。なんでわざわざ報道するのかしら。」
 
「ここ最近は日本からの旅行者が減ってきています。ウォンが高くなっちゃったと言うこともあるけど、それ以前にはもっと高い時もあったけど、来てくれていたのに。韓国人が日本人を嫌っていると思われちゃったのかな。今回ソウルに来てくれた三毛さんは、そんなことはないってわかってくれると思いますよ。」
 
さて、道はスカイウェイへ入りました。傾斜が急です。ぐんぐん標高をあげて行きます。そして、駐車場へ入りました。
 
「さ、ここが北岳山です。降りましょう。」
寒い!!!本当かよ、ここで降りるの!!!ザックからブラックダイヤモンドの手袋、ソロイストを取り出します。厳冬期登山用のこの手袋でも、もはや役不足ではありません。
 
八角亭がありました。ここにあるポストに手紙を入れると、1年後に届くようになっているそうです。スマホで写真を撮って八角亭内の売店ではがきを作ることもできるそうです。
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北側は岩の山が見えています。
「韓国の山はほとんどが岩山です。左から、1,2、と番号がふられ、それぞれに名前がついてあります。私は4番まで登ったことがあります。」
 
中央に見える赤いポストが、例の1年後ポストです。
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あんなところ登っちゃうの、と妻。すごいね―私は無理、だって。ここから見るとクライミングのゲレンデみたいに見えるけど、きっと一般登山道もあるのでしょう。その手前に広がる住宅街はお金持ちの住むところだそうです。
 
八角亭の南側に回ります。ソウルの街並みが広がっています。南山にはNソウルタワーも見えます。あの下あたりが明洞か。
写真は、妻や李さんが全てに写っているので掲載不許可。李さんの掲載許可とっておけばよかったな。茶髪パーマのイ・ヨンエさんと思えばあながちはずれではないでしょう。もっとも韓流女優で私が知っている人は数人しかいないので、もっと似ている人がいる可能性は否定できませんが。
 
こっちは軍の施設です。韓国は平和で繁栄を享受している一面、もう一つの顔があるのです。
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これ掲載したら消されちゃう、なんてことないよね。
 
夜景もいいのでしょうが、昼に来なければ見られない景色もたくあんあります。なかなか見ごたえのある展望スポットでした。
 
寒い寒い、早く先をお願いします。
 
車に戻ります。暖かい車内で手を温めます。手袋をしても指先に痛みを感じるほどの寒さでした。車は来た道を戻り、北岳山を降ります。
 
やや渋滞気味の繁華街を走り、着いたところが東和免税店です。
「どのくらい時間とりましょうか。」
とガイドさん。
 
「せっかく来たからゆっくり見たいね。」
と妻。
「それなら1時間くらいとりましょう。」
 
集合時刻を決め、店内をめぐることにしました。まずはコスメ用品を。李さんお勧めのBBクリームを試す妻。私も進められて手の甲へ塗ります。アレルギー性疾患肌の私は基本的に塗るものは避けていますが、これは大丈夫でした。たしかにしっとりすべすべになりました。でも値段がねぇ。円安はつらいですね。財布がすべすべになっちゃうよ。
 
高いね、と妻もいいます。でも、欲しければ買えばいいよ。フルタイムワーカーとして働いているんだし。ついでに実家のお母さんやお姉さん、足立のおばさんにもどうよ。でも、結局1つだけ購入。肌に塗るものは合う合わないがあるから、とのこと。なるほど。
 
次は会社の人たちにおみやげ買わなくちゃ。忙しい中、休みもらったからね。せっかくだから間違いのない物がいいし、すると露店よりやはり免税店、それにここで買えば多少でもガイドさんにキックバック入るでしょうし。(違うかな?)今日全部済ませれば観光に時間を惜しみなくかけられますしね。
 
何がいいのか探し回っていると、チョコレートがありました。一応確認するメイドインコリア。韓国土産がよその国産では都合がよろしくないですよね。
 
一袋30個入り、300gか。これいくつ必要かな。あそこにこれだけ、そこにはこれだけ、試食しながら選びます。どれもおいしいのですが、私と妻は美味しさの基準が違うので、それぞれの職場には違うものが行くことになりました。
 
これだけ下さい。
「全部で、、、、ですか。あと5袋買えばサービス品たくさんつけられますよ。」
商売上手ですね。どうしようかな。ちょっと待てよ。よく考えたら職場以外のあの人と、この人と。
「なるほど、それではあとこれを5袋買うから、いっぱいサービス付けて下さいね。」
 
会計はJCBカードで。このカードは優遇されていて、買った金額に応じてスクラッチくじや韓国海苔をくれます。
 
えーと、金額は、、、結構行くなあ。待つこと数分。ショップの奥から持ってくる商品。免税店特有の透明な袋に、詰めて行きます。ん、ずいぶん多いな。あんまり考えていなかったけど、これ持って飛行機乗るんだぞ。一袋300g、それが20袋、、、それにおまけが、、、おお、こんなにくれるのか。韓流スターの写真入りチョコレートとオレンジチョコレートが4箱、後は袋入りの物が2つ、、、。
 
「はい、お待たせいたしました。」
受け取る私。
「カムサハムニダ!」
と言って売り場を離れます。重いぜ、何しろ計算すると7Kg以上あるんだから。チョコレートばっかり7Kg、これどうやって飛行機に積もうか。
 
時間はまだあります。妻は店内をもっと見たいというので、その重たいバッグを手について回ります。
 
プラダ、シャネル、コーチ、ヴィトン、他、高級ブランドが目白押しです。財布を欲しがっていた息子へ買ってやろうかと思うのですが、値段見ると高校生にふさわしいものではありません。結果を先に書いてしまうと、韓国では財布は買えずに終わり、帰宅してから、娘に「お兄ちゃん財布楽しみにしていたよ。」と聞いてしまったので、お土産物配りに訪れた足立区、昼ごはんに寄ったアリオ西新井でしょうがないから買ってあげました。3000円の品でしたが、こんな物でもおお喜びでした。ふぅ、ダンヒル買わなくてよかった。
 
時計売り場ではオメガコーナーが黒山の人だかりです。中国語が飛び交い、200万円の時計を爆買いしています。原発事故以前は日本でも見られた光景です。あれからもうすぐ3年、そろそろ戻ってきてくれているのでしょうか。この時期に、わざわざ中国人の嫌がることをしなくてもね、首相。
 
李さんと落ち合い、再び車の中へ。重たい荷物でも車で送ってもらえるので、買い物を今済ませたことは、やはり正解だったでしょう。次に向かうは漢江です。
 
漢江は想像していたよりずっと広い川でした。橋を渡って江南に渡った所にある、橋のたもとがカフェになっています。上り、下りともあり、それぞれにクルムカフェ、ノウルカフェと名前が付いています。
私たちが行ったのがノウルカフェ(だと思いますが、確証はないです。)。
 
カフェから反対側を見るとクルムカフェが見えます。
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カフェではコーヒーが出ました。日本でいうとアメリカンコーヒーで、たっぷりの量でした。
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景色を楽しみながら、少しゆっくりしましょう。橋の上は車が行き交います。鉄道橋も併設されていて、地下鉄の車両も走っています。Shi*さんなら撮影にカフェを飛び出すかもしれませんが、寒くてとてもそんな気にはなれません。
 
ガイドの李さんの電話がなり、慌ただしくメモを取りながら書類を広げています。一通り済んだところで、カフェを出ます。
「すいませんでした。仕事の依頼があったのですが、無理を言ってくるのでちょっと怒っちゃいました。」
 
なんだか忙しそうです。日本人は働き過ぎと言う評価を得てしまっていますが、韓国も同様のようです。
 
車は江南地区を走ります。車窓には高層マンションが群れを成しています。
「この辺りは億以上の高級マンションがたくさんあります。韓国ではほとんどの人が集合住宅で、一軒家に住めるのはものすごいお金持ちだけです。」
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漢江を渡り直し、東大門へ車は来ました。ここでショッピングを終えると、二つの夜景ツアーはホテル送迎で終わります。
 
「ここは東大門のショッピングセンターでは一番大きいところです。他もあるのですが品ぞろえも値段も変わりません。」
 
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それでは店内探検に出発。
免税店とは雰囲気がまるで違っています。あちらはデパート感覚なら、こっちはアメ横です。婦人服売り場は、妻は「興味ない」と素通りします。紳士物売り場で、ズボンを物色。寒いから、もっと暖かいのが欲しいなあ。でも、結構いい値段がします。
 
歩いていると日本語で勧誘を受けます。
「安いよ、見て行ってよ、見るだけはただ、ただでいいよ。」
「完璧な偽物あるよ。見るだけ、見るだけ。」
 
知的財産の保護という観点から、偽物には問題を感じていますので、もちろん素通りします。
 
帽子売り場に来ました。妻はスキー用の毛糸の帽子を持ってきていますが、恥ずかしいからと帽子を買うことにしました。
 
同じような店の中で、あえて日本語のできないおばちゃんの店で探します。いろいろ勧めてきます。妻は耳当ての付いた帽子を手に取り、かぶります。おばちゃん、大げさに似合っているという様な事を言って喜びます。色違いでいくつもあるので、とっかえひっかえ被って鏡を見ます。
 
おばちゃんのお勧めは青い帽子に白い星の模様の帽子です。私的にはもっと鮮やかな色の方が妻に似合っていると思うのですが、妻もおばちゃんお勧めのそれが気に入ったようです。
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27,000wです。うううう、高いなあ。ウォンは空港で換金してあるので持っています。値切るべきかちょっと迷いましたが、言葉が十分でなかったことと、おばちゃんの人柄をみて、値切るのはなんだかかわいそうな気がしてそのまま支払いました。
 
どんどん上に向かって登って行くと、結婚式用品を扱っているところに出ました。こっちの結婚式は派手なのでしょうか。でも、客は居ませんでした。
 
さらに上に行くと、レストランとビリヤード場がありました。
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集合時刻になり、李さんと落ち合いました。車は遠くに停めてしまったので、もう10分くらいかかります、とのこと。もうちょっと店内を見て回りましょう。
 
婦人物はおしゃれなものが多くて、しかもズボンなど脚が細いのです。韓国にはデブいないのでしょうか?街行く人もおしゃれな身なりの人が多く、冬山登山用のジャケットを着ているのは私ぐらいでしょう。寒さは我慢、おしゃれ優先のやせ我慢か、ついて行けないなあ。
 
娘に何か買ってあげようよ、と店内を回ってみますが、なにか雰囲気が違い、集合時刻より早く戻ってしまいました。
 
ホテルまで送ってもらえば、2つの夜景ツアーは終了です。ホテルのチェックインもやってもらい、部屋の鍵をもらいました。ホテルはニューオリエントホテルです。
 
ホテルに荷物を置いたら、またすぐにロビーまで。李さんには夜の明洞の案内をしてもらうのです。こんなにずっと仕事していて、家庭大丈夫なのかなあ。
 
続きはソウル旅行記3で。


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とても貴重なご意見、韓国の方がおっしゃるその通りですね。
ボクの父親がしたためた親元への軍事郵便には「御奉公しています」、「御奉公もあとわずか」などと「応召を受けてやむを得ぬ」立場を繰り返し書いた父でした。戦後の隊友会待ち合わせの指示があって一度だけ靖国神社の鳥居の前まで出向きましたが、それ限り2度と靖国神社には出向きませんでした。
今頃参拝する人の下心は故人の父にもボクにも丸見え。それは当然なのでしょう韓国人には。日本人はおめでたい、アメリカのための不沈空母(中曽根康弘が首相在任時のよく知られた発言)だと認識しながら、今もアメリカに追随。
旅を詠むと、ご夫婦とも胃袋が健啖、ぐんぐん韓国旅行になれていくご様子。ボクら老人夫婦はあと十歳若ければ、と言い合っています。 削除
2014/2/11(火) 午後 8:46
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山のMochiさん、コメントありがとうございます。

今回の旅行では日本人を嫌う人には全く会うこともなく、すべての方が好意的でした。日本に来た、あるいは住んでいる朝鮮、韓国人が差別や不快な思いをすることがあることを思うと、日本人の心の狭さや国際感覚の低さを恥じてしまいます。

ところで、結構な年配の方々も韓国旅行中に逢いました。沖縄より近い身近な外国ですし、食事も不思議なくらい野菜が多く、全般に薄味ですので、メニューを選べば大丈夫かもしれません。あと10年齢を重ねてしまうと、さすがの山のMochiさんでも厳しいかもしれません。

厳冬期にはお勧めは致しませんけど。 削除
2014/2/11(火) 午後 9:24
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