2014年2月3日 12:03
 
仁川国際空港に着いた私たちは、指示された通りの出口から出ました。近ツーホリデーのカードを持つ現地ガイドを探します。すると、日本人が声をかけてきました。
「三毛さんですか?」
振り返ると、若くてきれいな女性がホリデーのカードを持って立っていました。
 
「ガイドの李です。」
あまりにも流暢な日本語だったので日本人かと思ってしまいましたが、ソウル生まれ、ソウル育ちの生粋のソウルっ子だそうです。大学で日本語を選択したそうで、日本には遊びに行ったことはあっても留学経験は無し、さぞかし優秀な成績だったことでしょう。
 
案内されるままに車寄せに出ます。うぅ、寒い!なんて寒さだ。ジャンパーはザックの中、出して着たいところですが、どうせすぐに車内でしょう。やたらと荷物を増やすと忘れ物の心配がありますので、ここは我慢です。
 
李さんが電話をすると、ほどなくしてワゴン車が来ました。早速車に乗り込みます。
 
今日のツアーは私たち2人だけ、ガイドはホテルまでと、夜景ツアーも李さんが受持ちだそうです。
「寒いでしょう。」
と李さん。これでも昨年よりはまだかなりましということです。漢江(ハンガン)も凍ったマイナス14度が1週間続いたそうです。
 
今日の予定はこれからホテルまで送迎してもらい、チェックイン。夕方再び集合して2つの夜景コースへ出発という計画です。
「でも、今回は2人だけなので、このままホテルには行かずに直接夜景コースに行って、夕食を昼食にすることもできますよ。」
 
ん、それ有なのか。ちょっと妻と検討します。妻がやりたいことの一つにアカスリがあります。それ今夜行っちゃうと明日以降余裕ができるなあ。でもソウルの夜景も捨てがたい。いや、そっちは自分たちでNソウルタワーに登ればいいんじゃないか。北岳山は山の上だから、きっと夜になるとものすごい寒さだろうし。
 
結論を得た私は、李さんにいくつかの質問をしました。
北岳山は昼登ってもよいところなのか、漢江カフェは?アカスリにはいきなり行ってできるのか?
 
「北岳山の昼には、夜景は見られないけど、逆にソウルの街並みがよく見えるというメリットもあります。夜ほど寒くはないでしょう。漢江カフェは昼でも景色はいいところ、アカスリは予約した方がいいのだけれど、そっちは私が何とかします。」
 
それはいい、それならこのままお願いします。
 
電話で確認を取る李さん。ハングルなのでなんだかわかませんが、どうやら向こうが難色を示しているようです。
 
「すいません、旅行社に確認をとったら、ガイドの都合で時間変更したのではないか、と言ってきました。そうではないと言っても、ダメっていうんです。」
 
そんなばかな。じゃあ私が電話に出て、私の希望です、と伝えればいいでしょうか。私の流暢なハングルが役に立つ時です。航空機内で勉強して来ているのです。アニョハセヨ、カムサハムニダ、後はウエストポーチに韓国語と言う本が入っていますから、なんとかなるでしょう。
 
「ここに、”私の希望でツアー時間を変更しました。三毛”と書いてください。そうすればよいことになりました。苦情対策だそうです。私はお二人を見て、大丈夫な人だと思ったから提案したのですが、ツアーデスクは色々うるさくて。」
 
李さんの隣に座っている妻が一筆書き、サイン。李さんはその間にレストランに電話し、時間変更を申し込んでくれました。
 
片側4車線もある広い高速道路をヒュンダイのワゴンは走ります。韓国は運転が荒いと聞いていましたが、この運転手はとても丁寧で、安心して乗っていられました。車は三菱デリカスペースギアがベースだと思うのですが、設計が新しいのか、ワイド化されているからか、静かで乗り心地もずいぶんよいように感じました。
 
若く見えた李さんも二人の子供のいる42歳、妻とおばさんトークが止まりません。子供の教育熱心な韓国では平均的な、月に10万円ほどの教育費を中学生のお子さんにかけているのだそうです。格差社会の韓国は未来の日本の姿とも言われていますが、それはバラ色ではないことだけは確かです。
 
高層マンション群が見えてきました。そして漢江を渡ります。いよいよソウル市街です。想像ほどごみごみした印象はなく、道も広くて街並みもすっきりしています。おしゃれなカフェがいくつもありました。
 
そして、到着したところがこのビルです。ここの地下にあるレストランが、
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これです。
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ここの食事はまた後程詳しく書きますが、美味しくて味は大満足でした。
 
韓国上陸初の食事だったので、あちらの「おもてなし」を始めて受けることになったのですが、とにかくよく言えばサービス精神旺盛です。食べるそばからどんどん追加を持ってきます。もう入らないと言っても、「大丈夫、食べて食べて。」と、どんどん皿へ乗せて行きます。肉も大盛り、ものすごいボリュームです。
 
他の席の客にもどんどん皿に盛ります。そしてその客が帰った後、驚きの光景を目の当たりにしました。赤いバケツを持ってきて、残飯を惜しげもなく捨てて行きます。食べきれないと分かっていて、皿へ多量に盛っていたのです。食べ物を粗末にしてはいけないと叩きこまれている私には信じられません。
 
とにかくお腹いっぱいになるまで食べさせるのが韓国流のおもてなし、そう聞いてはいても、これはやりすぎでしょう。何しろここからわずか北に向かって70㎞の地では、、、、。
 
うーん、ここは日本流で行かせていただきます。勧められても、もう十分と断ります。それでも皿に盛ろうとする店員。もうやめて!
 
なんとか止めてもらい、気合で平らげました。これが証拠写真です。
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食べ過ぎました。もうお腹がはちきれそうです。レストランを出て、李さんを探します。そして、車を回してもらい、乗り込みます。いよいよ、北岳山から観光スタートです。
 
観光はソウル旅行記 2で。