鯛を釣あげました。PENTAX WG2の魚拓フィルターをかけてみました。

夕食は鯛とアイゴの刺身盛り合わせと、タイのあらで出汁を取ってキュウセンとササノハベラで作ったつみれ汁でした。結構おいしかったですよ。あまりアイゴは食べる人はいないかと思いますが、毒ヒレを落として皮むいて3枚におろせばまあ食べられます。ものすごく淡白であまり味はしないのですが、それも個性でしょう。ワタは磯臭いので慎重に取り出しました。
ちなみに本日の釣果です。

朝5時に家を出て、三浦半島和田長浜へ向かいます。長浜に付いたらカートップしていたマナティトレイルを下し、艤装します。

今までは砂浜を担いで何往復もしていたのですが、カヤックワーゲンを買ったので車のすぐ脇で作業し、一発で行けました。気温はかなり低く、下はネオプレンのロングジョン、上は長袖のラッシュガードの上にPFD,その上からセミドライパドリングジャケットを羽織りました。暑すぎず寒すぎず、今日の気候にはちょうどいい感じでした。

海の上は風が弱く、天気は晴れ、相模湾の反対側には富士山と伊豆半島が見えました。

今日はどこで釣りますか。三戸浜沖に見突き漁の船が多く出ていたので、その先にアンカリング、竿を出しました。魚群探知機(箱メガネともいう)で海面をのぞきながら良いポイントを探ります。アンカーロープを出しながら位置を調節します。
これが魚群探知機です。電力、振動子不要の手軽でエコなタイプです。

まずはササノハベラが2匹、立て続けに上がりました。その後は手ごたえはあるのですが、なかなかかかりません。入れるや否や、餌を取られてしまいます。もしかしてカワハギがいるのかも?期待は膨らみます。しかし、なかなかかからず、ようやくあげてみればネンブツダイでした。
さらに南に向かいます。岩礁帯の切れ目を見つけ、そこへ糸をたらしてみます。いきなり手ごたえあり、一呼吸おいてフッキング、リーリングすると、おおおおお、鯛だ!鯛だ鯛だ、鯛じゃないか!サイズは小さいのですが、鯛は鯛です。
魚群探知機を覗きながら艇を流していると、青物発見!結構な数で大きい魚体が確認できました。これはいけるぞ!しかしそう簡単には行けません。表層付近を泳いでいるキタマクラにエサを取られてしまいます。そして釣れたのもやはりこいつでした。

見た目は美味しそうですが、私の口には合いません。リリースしました。うまくいかないなあ。
そうこうするうちにカモメがたくさん飛んできました。ん、ナブラだ、なんと私の艇の下をナブラが通過します。慌ててもう一本の竿を用意、こっちにはルアーが付けてあるのです。ナブラめがけてルアーを放り込みます。ん、リールがバックラッシュ起こしたぁ~。なんでこうなるの。(答え、下手だから)
リールを直し終えた時にはナブラはどっかへ行ってしまいました。
魚群探知機で海底をのぞきながら釣り糸を垂れていると、またまたヒット!今度は型のいいキュウセンでした。結構いい引きで楽しめますよ。
まだまだ時間はあるぞ。岩礁帯の駆け上がりを発見、糸を垂らすと、すぐにヒット!おお、こいつは大きいぞ。リールが巻ききれません。びくびくびくと激しい衝撃が伝わり、竿が折れそうにしなります。リールのドラッグを緩め、いったん休止。落ち着いたところで再びリーリング。が、抵抗が激しくて上がりません。リールはドラッグを滑らせて空回りします。もういちど落ち着けましょう。いきなりびくびくびく!と来たかと思ったら、あれ、根掛かりしちゃったかな?全く動かなくなってしまいました。どうなっちゃったんでしょう。箱メガネを覗いてみると、こんな感じです。

岩の割れ目にでも潜ってしまい、仕掛けが根掛かりしてしまったのでしょう。うーん残念、私の負けですね。結局仕掛けは切れてしまいました。
アイゴを立て続けに2匹釣あげました。こいつは毒ヒレを持つので嫌われますが、食べて食べられないことはないので〆てクーラーボックスへ入れました。
そんなこんなで昼くらいまで釣り、海の上で食事をして和田長浜への帰路につきました。
三戸は新婚時代、妻とダイビングに来たところです。懐かしの浜はまだそのままでした。その上の崖に、人影があります。女性のようです。ずいぶん端まで来ているなあ。危ないぞ。あ、飛び込むのか?もしかして身投げ!!!!

艇を崖の方に向けていると、ああ、これか。崖下には音声さんがいました。
そして岸には人形に服を着せている人たちが。2時間ドラマの収録でしょうか。毎度毎度この設定でよく飽きられないものです。

浜に上がって来ると、カヤックフィッシャーや船外機艇の方々も上がる所でした。皆様と情報交換したりして、これもまた楽しみの一つですね。
腕時計やカメラは水に付けて塩抜きをします。カヤックはばらして車の中へ。着替えたら帰路につきます。

家に帰ったら魚のさばきと味わいという楽しみが待っています。ああ、おいしかったなあ。