明日はいよいよ海に出ます。カヤックフィッシングの予定です。
 
寒波が来て寒くなっていますが、そもそもカヤックは北極海からベーリング海、アリューシャンを中心に発展してきた乗り物なので、寒さには強いのです。
 
まずは艇の準備です。艇はこれを使います。ナノック マナティトレイルです。
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組み立て開始します。ファルトとインフレータブルのいいとこどり、といううたい文句のこの艇ですが、組み立てはちょっと癖があります。
 
袋を開けて面食らうのはアルミ管がショックコードでつながれておらず、バラバラに入っていることでしょう。でも、これでいいのです。
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前後とシールが張られている床板に、アルミ管を差します。真ん中(キール)は短いものを、左右(チャイン)は長いものを。キール用には目印のシールが張られています。次に、そのパイプに前後のステムのパイプを差し込みます。デッキバーを差し込んでポッチで留め、リブ代わりの板をはめ込みます。前後作ると、こんな感じです。
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こいつをスキンの前後に差し込みます。エアチューブが張り出しているので、チャインが確実にその下に来るように気をつけながらぐいぐい入れて行きます。前後とも入れるとこんな感じになります。
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そうしたら、指を挟まないように気をつけながら、「拝み倒し」ます。テンションはものすごく高く、足で体重をかけるか、腕立て伏せのように、力技で強引に入れる必要があります。
 
それが済んだら底板が戻ってしまわないように2本次のアルミパイプで留めます。これがシート固定台座になり、釣りの時にはクーラーボックスの固定にも使えます。
 
前後にリブを付けます。黒いポケット状の袋に差し込みます。デッキバーを差し込む金具もついています。これはリア側ですので、タンデム時にはスターンマンの背もたれを支える部分になります。前部はかなり奥の方についているので、正直付けにくいです。後に改良されてややつけやすくなったようですが。
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左右2本づつのエアチューブに空気を満たします。スキンのセンターのファスナーを閉じるとタンデムカヤックの完成です。
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ファスナーを開き、面ファスナーで留めて、背もたれの位置を変更すると1人乗り艇へ変わります。この状態でコーミングカバーをつけると一人乗りカヤック、つけなければ釣りなどが楽しめるロブロイスタイルとなります。
 
明日は釣りなので、人工竹から作ったロッドホルダーを付けます。シートの後ろにはクーラーボックスが、前部には自作のフィッシングテーブルが付きます。
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この艇は2番目に買った艇で、1999年ですからもう14年、覚えているだけでも60回以上の出撃回数を誇ります。川下り、海釣りと万能に使えます。川下りで使うとどうしても底を傷めます。ハルは補修跡だらけ、そしてフレームや底板もこんな感じです。
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エポキシ接着剤で補修しておきました。
 
 
この艇は2名で乗るとどっしりした安定感のある艇ですが、1名で乗ると上側の縦フレームがないのでどうしてもロッカーが付きすぎ、回転側に振った性能となってしまいます。縦の剛性が低いのです。川ではいいのですが、海ではちょっと扱いにくいですね。エアチューブの張り出しが内側に大きいので、荷物もあまり積めません。
 
良いところは、スキンのテンションがべらぼうに高いところです。抵抗が少なくパドルタッチがかなり軽いのです。そして傾けた時の復元力の高さも特筆すべきでしょう。沈する気がしません。上半分はほぼインフレータブルですから。初心者でもかなりの川下りができるでしょう。その代わり、これに乗って川下りを繰り返しても技術は向上しにくいかもしれません。
 
欲しくなった方もいらっしゃるかな?残念、ナノックはファルトから撤退、リジッドシーカヤック一本に絞ってしまいました。一時期はシーカヤックバージョン、カナディアン風、木製の板を排したエアリートレイルなど、大所帯だったのですが、残念ですね。ここに2002年のカタログがありますが、結構いいところを突いたラインナップです。それでもフジタカヌーとアルフェックの攻勢にはかなわなかったのでしょうか。
 
ちなみにこれを買った店は市川に在ったリバーサイドキャビンR1でした。ここの展示品を特価で購入しました。そのあとすぐに店が撤退してしまいました。感じの良い店長さんで、親身になって相談に乗ってくれていたので、大変に残念です。
 
さて、これをカートップすれば今日の作業は完了です。明日は朝早いのでもう寝ます。