昨日の運動不足を解消すべく、今日は動きました。
 
手賀沼をグリーンランダーで漕ぎました。まずは組み立てから。手賀曙橋の袂の駐車場です。
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見物人が数人来て、質問されたりしてやりにくかったな。興味を持ってくれるならいいのですが、物珍しさで見世物にされるのはいい気分ではありません。
 
で、1時間後にはここにいます。
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やや強めの東風なので、漕がなくてもどんどん西へ流されていきます。漁労施設が何カ所もあり、鳥がたくさんとまっていました。
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家から近いので手軽ではありますが、手賀沼は水質の悪さで全国にその名が轟いています。近年、行政と近隣の方々の努力で水質が改善されてきていました。しかし、2年前からは残念ながら放射能汚染が心配されます。ホットスポットからの流れ込みがありますからね。
 
33年前にも、この沼でボートを漕いでいました。「自転車沼」に足を取られて身動きできなくなっていた中学生の時、自転車好きの同級生たちとこの沼までサイクリングに来ていました。手賀沼大橋の袂のボート屋でボートをレンタルし、沼に漕ぎ出していました。友人の一人は、
「彼女ができたらここで一緒にボート乗るんだ、だから漕ぐ練習しないと。」
なんて言っていましたが、その後来たかどうかは分かりません。おそらく来ていないだろうな。
 
風は結構強く、風波が立っています。追い風なのでラダーを下げます。ラダーがきちんと降りているかどうか、写真撮って確認しました。うん、大丈夫。
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鳥がいます。あちこちに打ってある杭は鳥たちの休み場所になっています。静かに近づけるシーカヤックならすぐそばまで寄ることができます。
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30分ほどで手賀沼大橋の手前まで来ました。ここは中学生の時には一部だけ高くなっている橋でしたが、架け替えで全面高い橋になりました。
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こんな漁労施設もあります。
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向かい風の中帰るのがきついことが予想されるので、180度方向転換、元来たところに帰ります。向かい風なのでラダーを上げます。
 
シーカヤックはウェザーコッキングという特性があるのです。漕いでいると、風に対して向かっていくようになる特製です。風見鶏のようなものですね。追い風や横風ではそれでは困るので、ラダーで調節したり、スケグを出してキャンセルしたりするのです。そうでなければ右を19回、左を1回漕ぐというような事態になってしまいます。
 
艇によってはその特性が弱く、ラダーやスケグが要らないと豪語するメーカーや製品もありますが、やはりあった方が長距離、長時間では楽でしょう。また、ベテランカヤッカーの中には
「リーンさせたり漕ぎ方で何とかなる、ラダーを使うのはヘタレだよ。」
という向きもありますが、それもまた真であれば、その逆も真ですね。
 
名著「シーカヤッキング」で、著者ジョン・ダウドはよく調節されたラダーは必須、スケグも意外に良かった、と記しています。しかし、ラダーなしにはまっすぐ進めないでは困ります。波の中ではラダーは空に浮き、そして可動部のあるシステムは常に故障する可能性を抱えているからです。
 
ジョン・ダウドは言います。
「一番いいのは、ラダーシステムに頼らなくても問題ない艇に、よく調節されたラダーを付けていること。」
 
グリーンランダーはウェザーコッキングはほとんど感じません。アフトデッキが低めでフラットに近く、重心バランスも良いからでしょう。水線長も5mの艇としてはかなり長い方です。スターンはエンドまでキールが伸びていて、ほぼ垂直になっています。さらにそこにラダーの蝶番がついているので、ラダーを上げていても実質的な水線長はそこまで伸びていることになります。
 
それでも、やはり向かい風はラダーを上げるとやんわりとではありますが、自然と風上に向かって行きたがります。風上への保針は楽です。
 
時々結構な高さの波が来ます。沼が浅いせいでしょうか、すぐに白く崩れてしまいます。
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本当に大きい波の時にはパドルを離せないので撮影は無理でした。
 
カラスはこんなところにもたくさんいました。
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向かい風の方が漕ぐ気が高まるせいか、帰りの方が艇速が速いくらいでした。あっという間にゴールが近くなります。水門の所にハクチョウがいました。
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そして、ゴール。手にしているパドルは今回も使用の、自作グリーランド2ピースパドルです。
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分解中も見世物状態。とっとと引き揚げました。帰りの車中、メールを受信しました。eステーション終了のメールです。ほぼ同じ頃、柏を走行。でも、帰りは息子の方がちょっと早かったです。渋滞ないから、やはり電車の方が早いのか。
 
手賀沼もシーカヤックフィールドとしては悪くない感じです。水質はずいぶん改善されてきているようです。あーあ、原発事故さえなければなあ。私の思い出のいっぱい詰まった沼です。原発推進派にこれ以上汚されないようにしたいものです。