夕食後、息子は筋肉トレーニング。しばらくやって、飽きたころもう夜も9時。
 
「ねえ、走り見てくれない?」
おいおい、もう夜だぜ、でもいっか。
 
こんな夜に行くの?なんだかさっきから緊急車両のサイレンよく鳴っているよ、と妻。でも、そんなのかんけーねー、そんなのかんけーねー、はい、おっぱっぴー(古い、、、、)
 
奴はラン、私はリカンベントサイクル。行先は水元公園。
水元公園に着くと、管理事務所前に消防車が詰めかけています。え、事務所が火出したのか?いやいや、そんなことはなさそうです。すぐに北に向かって行ってしまいました。
 
さて、邪魔者もいなくなったし、走りを見てやることにします。が、正直暗くてよくわからない。並走しても、メーターが全く見えません。
 
じゃあ、今度は広いところで走ろうぜ。
SET、GO!
 
ギア倍数をかけてぐんぐん加速します。平坦直線ならロードより速いリカンベント、快速自慢の息子でさえぶっちぎりです。
 
「ああ、やっぱり勝てないなあ、速すぎるよ。」
 
嘆きを背中に聞きながら緩やかに減速していると、前方に消防車の赤色回転灯が見えました。
「!」
再び加速、そして現場へ行くと、なんと!中央広場、時計台前に消防車が並んでいます。ホースを這わせ、その伸びる先では芝生が燃えていました。炎はかなり激しく、消火活動中の消防士を明るく照らしています。
 
カメラがない!家に一回戻って取ってくるから、見ていていいよ、と息子に言うと、身長180㎝、体重68㎏の男が、
「俺オバケダメ、置いていかないで!」
と走ってついて来ました。めんどくせー男だ。
 
仕方がありません。奴のランに合わせて走ります。家に戻ると、カメラを持って再び現場へ。息子は自転車に乗ってついて来ました。
 
現場に着くと、残念、炎はなくなっていました。ああ、間に合わなかったか。煙となっている現場にまだまだ盛大に水をかけている消防士、もうちょっと待っててよ、余計なことするなあ(いや、冗談ですよ)。
 
それでもせっかくカメラを取ってきたので、早速撮影。携帯電話で撮影する息子、遠いし、暗くてだめとあきらめ。ふふふ、ここはこいつの本領発揮だぜ。PENTAX WG2のモードボタンを押して、夜景モードを選択。手振れ予防のために水飲み場を三脚代わりに、真っ暗な現場に向けてシャッターを切ります。光量の足りない分は時間で補うのです。何が写っているかは撮影終了後でなければ全くわかりません。不便?銀塩時代は、いつもこうだったでしょう。
 
で、撮影した写真がこれ。照明を照らし、放水しています。
イメージ 1
 
こちらはポンプ車。手前に私のリカンベントと、息子が乗ってきた妻のMTBが写っています。バーベキュー広場の時計台付近です。こちらは手持ち夜景モード。
イメージ 2
 
さて、お互い明日は早い、風呂入って寝るか。