エスティマはウォークスルーができるようにドライバーシートとコドライバーシート間が空いています。しかし、ハイブリッドはそこに駆動用バッテリーを積んでいるので歩けません。そのバッテリーの上にセンターコンソールが設けてあります。下がバッテリーで、それの冷却用に通風の空間もあるのでコンソールの収納空間はかなり狭いものになっています。ティッシュボックスの薄型を入れるとちょうど良いサイズで、それ以上の物はほとんど入りません。
 
車を買って半年、専用のシートカバーが発売されたので購入しました。全座席とヘッドレストカバーです。フェイクではありますが、レザー調のなかなか良い雰囲気のカバーです。フィットは完璧ですが、その分取り付けは結構苦労します。一部、シートを分解しないと取り付けられなかったりしました。
 
さて、そのシートカバーに1枚、同材質の長方形の生地が付属していました。最初は破れた時の補修用かと思っていました。検品すると、センターコンソールカバーが入っていません。もしかして、このただの生地がそれか、と気が付くのにしばらく時間がかかりました。
 
で、取り付け。センターコンソールの蓋をばらし、しわを作らないようにひっぱりながらセロテープで留め、再組み立て。シートと同材ですから、調和がとれた見かけになりました。
 
センターコンソールの蓋は脇息としての役割もあるので、次第にずれが生じてしわができてしまいました。元の生地はびっしりとホッチキスで留めてあるのでずれは生じません。セロテープではやはり限度があるのでしょう。で、今回やり直してみました。
 
まずは蓋を外します。タッピングビスの下側を外すとヒンジカバーが取れ、その上のビスを抜くと蓋が取れます。ベースがやや上を向いているのでドライバーがまっすぐにあてられていいですね。組み立て時の時間短縮、つまりはコストダウンになるのでしょうね。
 
これが蓋です。手前側のカバーにしわが寄っています。
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次は蓋の分解をします。ただの蓋にしては案外しっかり作られていて、ネジも多めに使われています。
 
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蓋は3層構造です。もう一つの部品も外します。
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するとこうなります。
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セロテープを取ると皮が外れ、純正の生地が現れます。これはこれでいいのですが、汚れやすそうです。フェイクレザーなら雑巾一枚できれいになります。いろいろな使い方をしているし、いろいろな人を乗せているのでこれは大事な機能です。癖がついているので形に成形されているようですが、本当にただの1枚の生地でした。
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皮を引っ張りながらしわを取り、再びセロテープで固定します。純正のようにホッチキスを隙間なく打って行ければいいのですが、道具がないので仕方がないですね。
 
そして再組立て。最初の時には生地の厚み分、かなりきついはめ合わせでしたが、2回目なので意外なほどすんなりはまりました。
 
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あとは車両へ固定すれば完了です。
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蓋を閉じると、こうなります。脇息として使っても、汚れが気になりません。
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