今日は休み。昨日の雨はさすがにやんで曇り空。まずは御大の後輪を組み上げます。
 
できた!
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後輪も極上の仕上がりです。
 
さて、エアロスポークで組んだ間引き組ホイール、後輪はこんな感じに組んであります。
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右は普通に6本組タンジェント、イタリアン。左はラジアル、スポークを半分にした間引き組。
 
後輪はコグが付くのですが、近年多段化しているのでオチョコ(オフセット)が大きくなっています。何しろ最大で11枚のギアがこの隙間に入るのです。私のは10速ですが、それでもかなりの量です。8、9、10速は同じ量ですね。チェーンの幅を狭くして歯のピッチを減らすことで対応しています。
 
両側タンジェント組が普通ですが、オーバーロックナットの中央にリムを持ってくるためにはフランジ間のかなり右寄りにしなければならないので、左は相当テンションを下げなければなりません。テンションメーターで計ると右スポークのおよそ半分くらいです。120kgfあたりが限度(これまたロードバイクの科学より)なので、左は60kgf程度までしか上げられません。
 
それなら、いっそ左スポークは半分にしたらどうか、と考え、20年ほど前にやってみたことがありました。しかし、振れが出てしまって使い物になりませんでした。ところが、カンパニョーロからG3スポーキングという、まるで私が若かりし頃試したタイプのホイールを発売しました。なぜこれで振れが出ないのか、不思議だったのです。ロードバイクの科学を読んで理解できました。リムの強度を上げてやればよかったのです。リムの強度を上げるには断面形状を縦に長くしてやれば良いわけで、つまりはディープリムである必要があったのです。
 
さらに、ロードバイクの科学ではまさにその、左だけ半分にする間引き組の制作方法が書かれています。5年前にその方法で組んだのがこのホイールです。
 
スポークはG3の様です。駆動力のかかる右側は普通の組み方ですので、安心して乗れます。
 
さて、後輪のラジアル組ですが、完組の中にももちろんありまして、これが左がラジアルという普通の組み方と、右がラジアル、左がタンジェントというひねくれた組み方のホイールとが存在します。(しました、かも)
 
どちらでも同じに見えますが、左タンジェント組ホイールは、スポークのテンションが低くしかできない方にトルクを受け持たせるので、踏み込んだ力がスポークをより大きくしならせ、摩擦となって力を熱に変換してしまう量が増えるように思えます。また、ぎりぎりの張力しかかけられないので長期間の使用に不安も残ります。そして右はラジアルでテンションはあげやすいのですが、駆動は受けもてず、ショックの吸収性が悪くてしかもハイテンションなので各部に無理が生じる恐れがより高くなると思われます。
 
計算で出したわけではなく、私の脳内で感じているだけなのですが、やはりどちらかをラジアルにするなら左が順当だと思います。
 
そんなこんなで、5年ほど使ってみたのですが、壊れる気配もありません。普通に使えます。
 
このホールですが、車両の前から見ると右スポークはほぼタイヤとリムの陰に入ってしまいますが、(ダウンチューブ、シートチューブが本当の正解だけど)左はかなり外に張り出します。空気抵抗はそんな単純にかかるわけではないのは承知していますが、スポークがかき乱す空気量は感覚的には左の方が多そうです。今回左はだけ前輪同様、星エアロに換装してみました。右は今後どうするのか検討中です。
 
いつしか雲は減り、太陽が顔を出しています。青空の下、こうして自転車いじりをする幸福な時間が与えられました。
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DTコンペティション2.0×1.8から星エアロに1本ずつ換えて行きます。全体的に振れ取りとセンター出しを行ったらなじみ出し、そしてリアホイールにはコグを付けます。
 
 
ロックリングは抜けなければいいので、適当に締めても良さそうですが、一応40N・mの記述があるのでトルクレンチで締めます。
 
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午前はここまで、あ、もう午後になっているか。遅いお昼を食べたらまずはリハビリへ。終了後、一休みしたらようやく気温が下がってきたので組んだばかりのエアロホイールを入れて走りに行きます。
 
今日は体に疲れを感じていたのでいつでもやめられる水元公園で周回しました。舗装の荒れているところなどを通過してホイールの耐久力を見ましたが、まるで問題なし、コーナーで突っ込んでみても特にブレを感じることはありませんでした。
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ツインリンクもてぎのサイクルマラソンに出た時、ダウンヒルストレート後の90°右コーナーではさすがによれを感じました。ブレーキブロックにリムが当たるほどではありませんでしたが、やはり32本スポークとは剛性という点では違いもありました。それ以外ではよれは感じたことはありません。ちなみに速度は60㎞/h位だったでしょうか?もちろんスポークはコンペです。
 
ホイール組技術の維持、向上のため、年に数本は組むことにしています。自分の物や家族の分だけではもの足りないので、ご協力いただけるとありがたいです。