「ガンちゃん先生」でも出てきた、「社会科の三浦友和」について今日は書いてみます。実はこの方、その3年生の時の担任で、この方も山登りをされる方でした。先日スキーへご一緒したのはご存知のとおりです。
 
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中学3年生へ進級した私は、7組になりました。教室へ入ると、黒板に大きく
「ようこそペンギン村へ」
とかかれ、あまり似ていないDrスランプアラレちゃんの絵が書いてありました。一体どんなセンスなんだか、という思いと、忙しい中、生徒に合わせるために漫画を読み、TVを見ているその熱意に感心する思いと半々でした。ちなみに私は自転車が忙しく、どちらも見ていませんでした。
 
その「ようこそ」の下に席順が書かれておりまして、私は窓側一番前でした。となりに女子を挟み、さらにそのとなり、教卓すぐ前にM君がいました。
 
当時背が高い方で、視力もめちゃめちゃに良かった私はまず前の席になることはなく、新鮮な心持ちで席に着きました。M君は何故か耳鼻科通院の時に一緒になったことがあり、それも違う耳鼻科にかかっていたのですが、行き帰りの自転車が一緒になり、会話をしたことがありました。いままでクラスは一緒になることはなかったのですが、彼は名前が売れていたので顔と名前は知っていました。おそらく彼もそんな感じで私を見ていたことでしょう。あ、耳鼻科のM君だ、と思い、なぜだかその時から好意を持って彼と同じクラスになったことを喜びました。
 
担任は今でいう御大、社会科の三浦友和を自称するイケメン先生、当時29歳です。この先生はクラス対抗行事でやたらと熱くなることで知られていました。体育祭、合唱コンクールでは、練習がとにかくハードで、クラスが優勝しなければそのクラスの生徒はどんな目に合わされるのかわかったものではありません。
 
当時から私は機械が好きで、技術室へ掃除当番で入ると、技術の先生たちがコーヒーを入れてくれて機械談義をしたり、工作機械を触らせてくれたりしていたので、とても楽しみでした
 
この三浦友和先生も無類の機械好き、学校の拡張工事ではかなりの無理を言って視聴覚室に高価な機材を入れることに尽力していました。ソニーファンの彼らしくベータマックスのデッキにサラウンド音響システム、大画面映写機が入り、授業でよく活躍していました。新しい物好きな私が楽しくないはずもなく、いい先生だな、と思ったものです。そして時々挿入される山の話。
 
しかしそれは私がただの機械マニアであっただけの話、それで終わるわけはないのです。この先生の本質に気がつくのは、むしろ卒業してからでした。
 
卒業5年、二十の時。成人式の後、なんとご自宅に卒業生を招待してくださったのです。大して広くもない(失礼!)部屋にすし詰めになり、お祝いをして下さりました。この時の写真は大切にとってあります。肖像権の問題がクリアされればアップしたいくらいです。これが本質の話?いやいや、続きをお読みください。
 
その後、その先生は出世をしていくのですが、個人特定につながりかねないので詳しくは書きませんが、ただの出世街道ではないのです。学校の管理職が現場をダメにしているという思いから自分がなって改善しようと思い立ち、次は教育委員会がダメ、とそこへ乗り込み現場を支援し、文科省にまで口出しを始め、そして定年前に燃え尽きて引退しました。
 
自分が出世したくて、ではないところがミソなのです。現場で苦しんでいる人を、そしてそのことを通じて最終的には生徒を、救いたいという思いからの行動なのです。
 
今では大学の講師をなさっていて、後進の指導に情熱を注いでいるそうです。そう、彼の生き方こそが、私たち卒業生への強烈なメッセージになっているのです。
 
私が就職した頃はバブル真っ最中でした。どの企業でも良い条件を提示し、とにかく来てくださいと今では考えられない状況でした。しかし、私たちはそんな生き方に、当然のように背を向けてしまうのです。
 
M君は農学部を出たあと、青年海外協力隊でアフリカ某国へ農業指導に3年行きました。
私は、まあいろいろやりたいことをやってしまったつけもあるのですが、給料が安くて有名な福祉の道へ進んでしまいました。
 
さらに、私とMくんの高校の友人、shi*a,,,,,77の就職の世話をしていただき、彼も準卒業生として今でも鍛えてくださっています。
 
私たちが金銭や社会的地位ではない価値感を持っている影には、いつも社会のために、他人のために、何ができるかを考えて、一所懸命に行動する彼の姿があるのです。
 
先日のスキー旅行では、今までにない話題が出ました。それは高齢化社会です。地元の老人問題を大学生をうまく使って解決できないか、と本気で何か行動するような感じでした。「一隅を照らす」ことに専念することにしていた私には話が大きすぎる感じです。
 
さて、中学生当時、勉強もしないで自転車に熱中する私を変人扱いすることもあった三浦友和先生ですが、数年前の年賀状に
「最近ロードバイクにはまっています。ホノルルセンチェリーラン完走しました。」とありました。
家は比較的近所なので、道路から覗いてみると、なんと!家の中にロードバイクが置いてあるではありませんか。自転車を家の中にしまうまでハマるとは。ふふふ、私の方が先見の明有り、という部分もありましたね。
 
この先生は体育祭、文化祭、修学旅行や移動教室、もちろん授業でも、面白エピドードがあります。機会があったらまたブログで紹介していきます。あ、それから、私が自分や友人をやたらとイケメンというのも、三浦友和を自称していたこの先生の影響です。
 
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