2012年12月6日
朝は結構早めに目が覚めましたが、明るくなるまでシュラフから出る気にならず、6時頃うっすら明るくなってきたところでようやく行動開始。調理は朝なので簡単に、昨夕はもっと簡単だったのはさておき、ご飯炊いて、石井のおべんとくんミートボール(半額シール付き)を温めてのせ、ミートボール丼。汁は野菜を食べるみそ汁というインスタント。半額シールつき黒豆。
撤収し、MTBをセットアップ。昨日洗車と給脂してあるので前輪を付け、ディスクブレーキの調子を見るくらい。一応各部点検はします。河原で試走。リアサスの空気圧の調節をしました。大体いい感じです。未舗装林道の登りが予想されたので、SPV圧をやや高めにしてみました。
すべて完了した9時23分、走り出します。道の駅の道路の反対側の道を進みます。まだ舗装路ですが、うっそうと茂った林の中を行く道はなかなか良い雰囲気です。すぐに林道分岐へ到着。林道入り口には自動車道路というようなことが書いてありました。ゲートはあるのですが、開いていて、商店があるようです。
林道に入ると登りになります。未舗装なので、昨日の雨でかなりのぬかるみになっているところもあり、ヌルヌルした感触を駆動輪に感じながら慎重に進みます。ある程度登ると、ぬかるみもなくなり走りやすくなってきました。
ぐんぐん高度を稼いで行きます。SPVはよく利き、ペダリングのムラによる上下動揺をうまく抑えて効率の低下を防いでくれています。地図にない分岐もありましたが、登る方を選択したら間違いではありませんでした。
そして林道は峠へ到着。この先は下ってしまいます。ここから登山道です。
この地域はMTBを受け入れてくれているので、乗り入れることができます。赤沢富士山頂に向けて、担ぎ上げます。押し、担ぎ、ほとんど乗車できないのですが、下りのお楽しみの為ですから、ここは頑張るところ。しかし長くは続かず、わずかで頂上へ。と思ったら偽ピーク、その先に本当の頂上がありました。そこまでは乗車していけます。
ここからの景色は樹林に阻まれてあまりいい物ではありませんが、隙間からのぞくと案外きれいでした。
さて、いよいよ下りです。MTBは下りが楽しい乗り物です。かなり歯ごたえのある下りですが、サドルを下げて足を付きながら、安全に下ります。
林道に出てからは路面の凸凹をサスと脚でいなしながら飛ぶように下ります。ぬかるみがひどかった、でもそんなのかんけーねー、はい、おっぱっぴー(ちょっと古い)
下まで下りきったら、また次へ向かいます。今度は井殿山を目指します。林道は小川に沿って登っていきます。所々橋になっています。子供連れて来たら喜ぶだろうね。奴ら、水遊びも好きだからね。幹線林道ですが、途中から未舗装になります。MTB乗りには嬉しい配慮です。そして井殿山方面林道の分岐に来ました。しかし、工事中、一般車立ち入り禁止の看板が。せっかくMTBを受け入れてくれている稀有な地域なので、無理して白眼視されてはいけません。今後の為にも、ここはあきらめることにしました。
そのまま走っていくと、相川に出ました。予定では井殿山ピストンの後、ここから県道を走って青年旅行村まで行き、御前山ハイキングコースを走ってかつらまで戻るつもりでした。しかし、山ひとつあきらめていて物足りなくなってしまっています。舗装路移動はもったいない、せっかく登ってきたこの林道を、一部ですが未舗装なので下りたくなります。逆コースで御前山コースを行けばよいのではないか、という結論になり、ここから戻ることにしました。少し登ると、あとは下りのみ。
その峠で一本取ります。サブレを食べ、水を飲み、そして前後のサスを下り向きに調節しました。でも本当は、未舗装路でもフラットダートなので深い意味はないです。いじりたかっただけですね。フロントはダイヤルを回してストロークを80㎜から110㎜へ、リアは5インチから5.75インチへ変更しました。こちらはリンクの支点を6㎜アーレンキーで抜いて替えます。
ザックにはカバーをかけました。どろどろになることが予想されるからです。そしてGO!
タイヤが唸りを上げます。景色が後ろへ飛び、冷たい空気を切り裂いて走ります。未舗装区間は水たまりもありますが、もちろん そんなのかんけーねー。
楽しい下りはあっという間に終わり、道の駅前まで戻ってきました。ここらわずかに左に回り込むと、御前山ハイキングコースの入り口です。とてもそれとは思えないほど立派過ぎる看板があります。
ここから少し走って行けますが、すぐに押し、担ぎが待っています。上を見ると頂上が見えます。もう少しです、がんばれ。そして傾斜が緩くなったら乗車可能。乗って登ります。御前山展望台に到着。ここで昼食にします。
ストーブに火を入れ、調理。食べたら地図で今後のルートの確認。尾根伝いにおよそ7Kmで、旅行村へ出ます。一応そこを目的地として、道次第では途中降りることも計算に入れました。現在時刻12時15分、15時までには車に着くでしょう。
道はかなりの確率で乗車できます。平日だからなのか、誰とも出会いません。安全の為には携帯電話、アマチュア無線の携帯はした方が良いでしょう。
MTBとしてみると、難易度は高いところはなく、無理さえしなければ安全に楽しめます。なるほど、MTB乗りにはたまらないコースです。
適度なアップダウンを繰り返し、すぐに鐘突き堂跡への分岐に出ます。鐘突き堂まではすべて乗車可能です。なかなかいい眺めでした。先ほど登った赤沢富士がきれいに見えます。こう見ると、結構高い山だったんですね。
鐘突き堂跡の 韓流スター 私です。
ハイキングコースへ戻り、また進みます。この先も乗車できるところが多くて本当にMTB向きです。小ピークの度に、大きな立て看板があり、旅行村まで○㎞、那珂川大橋まで○kmと記してあります。傾斜はほとんど緩やかで、登りも下りも楽しめる範囲でした。
中ほどで一度舗装路へ出ますが、またすぐにハイキングコースへ誘導されます。ここで、階段と、その下の細めの林道とに分かれているところがありました。案内はありません。
途中で合流するだろうと、階段を避けて左の林道へ行きます。案の定、その先で合流していました。まっすぐ進みます。ところが、GPSの軌跡は進行方向に午前中に往復した林道を指しているのです。ん、何か違う。さっき合流と思ったのは間違いで、あちらに曲がるのが正式なルートだったんだ。気が付いた時にはかなり下ってきたところ。ここで下ってしまうというのも面白いな、と先に進むことにしました。ところが、もう少しで林道というところで道が消失。藪漕ぎしようかとも思いましたが、MTBと一緒だと困難だし、鉈も持ってきていないし、ここは一番いい方法は来た道を登り返すことでしょう。登りは結構きつく、押しで行くしかありません。調子に乗ってずいぶん下ったものです。
元のコースに戻ってからは、今度は丸太の階段に数回出くわします。階段は登りは当然担ぎ、下りは乗って乗れないことはないのですが、階段の為には良くないのでやはり担いで降ります。ここで強行すると締め出しの理由になってしまうかもしれないからです。
そして待望の下り。かさかさと音を立てるタイヤ音を聞きながら、体をねじって枝をかわして下っていきます。楽しくて、いつまでも続けばいいのに、と思ったその時、
「痛い!!!!!」
左肩に激痛が走りました。小枝に隠れて、先を切り落とした太い枝が飛び出ていたのです。そこに左肩をヒット。しかし、幸い出血もなく、打撲程度で済んだようです。痛みが治まってくるのを待って再度下り始めました。痛みはありますが、ライドに影響はわずかです。
一度舗装路に出た後、再びコースに誘導されるとここからの下りは結構ハードでした。ブレーキレバーに感じる路面の状況から、ホイールロックさせないギリギリの液圧を保持しつつゆっくり下っていきます。タイトターンを数回繰り返し、舗装路が見えたら青年旅行村でした。
あとは舗装路を道の駅まで戻るだけです。ゴールはカヌーもMTBもこの赤い橋が目印です。
14時15分、駅側のセブンイレブン到着。ここでタンパク質を購入。ビーフジャッキーと豆乳飲料を買いました。昨日洗った自転車はこんな感じです。
帰宅後、肩を見ると、こんな感じでした。
今日は仕事、左肩はそれほど痛みもなく、バリバリ仕事できました。