ムーミン谷にふらりとやってくる旅人の彼はこのリュックに荷物を詰めて世界を旅しています。ああいう生き方をしたかったなあ。その、スナフキンのリュックは旅人ザックとして販売されています。欲しいなあ。
でもちょっと小さいね。どうせなら登山でも使えるサイズで、背面長が私に合っていて、ヒップベルトがしっかりしていてショルダースタビライザーが付いていて、なおかつベルト類が仕舞えてモーターサイクルのシートバッグにもなる物がいい。そんな商品は、無い!
という事で、作り始めました。それが原因でまた1週間以上ブログの更新が停まってしまいました。
設計図を書いたら、生地を切り出します。切り出した生地の裏には接着芯を貼り付けます。
生地は買い置きの帆布を使用することにしました。山で使うなら、防水であって欲しいものです。帆布はそのままでも水がしみ込みにくいとされていますが、やはり面ですから水を含んでしまうし全く通さないわけではありません。という事で、蝋をしみこませて防水加工してみることにしました。
100円ショップで買ったキャンドルを塗り込みます。ちょっと多めに塗った方が防水性はより高くなるかな?と思ってごしごし前面にこすりつけました。

アイロンで布にしみこませます。蝋はすーっと消えていきます。生地の色に合わせて緑の蝋にしてみましたが、白でも変わりなかったかも。

洗面台でしみ込み具合を確認しました。どうですか、この撥水具合!

体に当たる部分には防水処理はしませんでした。蠟で服がぐちゃぐちゃになるのは嫌だし、むしろ汗などはしみ込んでくれるぐらいの方がいいかな、と思ったのです。
背中の下側には水抜きの穴を左右に開けました。上側にファスナーを付けるし、そこを開けてショルダーハーネスを出すので雨に降られた時に水がたまるのを避けるためです。その他、車載するときにストラップ類を仕舞うこともできます。ズボンのポケットを作る技術を使って作りました。

ショルダーハーネスは廃棄したジャックウルフスキンのバイクザックから外してとっておいた物を使用しました。

フロントに大きめのポケットを、サイドは編み上げ式にしました。編んでいる細引きはテントのガイライン用の反射材が織り込まれたものです。その上下にストラップを付けました。モンベルのオプションサイドポケットを付けられる寸法に付けてあります。車両に固定するのにも使えるようにしてみました。写真ではストック/ピッケルホルダーは片側ですが、後からもう片方にも付けました。

ショルダーハーネスの縫合されている部分の裏に金属の板を入れました。これがあるとザックがピンとして背負いやすくなると思います。名のあるザックなら、これが人間の形に曲げられているのですがまあそこまではねえ。

ヒップベルトは面ファスナーで取り外せるようにしました。いろいろな使い方に応用できるように考えてのことです。前後に面ファスナーを付けて、フラップで挟むようにしました。大きな力がかかり続ける所ですからね。

ファスナーを開けた窓から出したショルダーハーネス。ストラップを外せば仕舞うことができます。

右に二つの部品が見えますが、ハイドレーションチューブを固定する部品です。これを外さないとハーネス収納時に出っ張ってしまうから外しておきました。ひねれば付けられるので無くさないように取っておきます。

部品が付いたところで、クリップを使って組み立ててみました。

背負ってみてビックリ、背面長が不足しているぞ!なんでだ、ちゃんと計測して作ったのに。しかし、すぐにその答えが分かりました。そうだ、ヒップベルトの中央からの数字じゃん、おれザックの底からの設計にしてしまっていたよ。うーんどうする?
ということで、背中に継ぎを入れて寸法を修正しました。ショルダーハーネス収納スペースには芯も入ります。

ここまではできました。

車両とのマッチングも確認しておきましょう。ショルダーハーネスは収納し、余分なぶらぶらが無いようにします。

まあ設計通りには付きました。背面長の修正が入ったので、予定より30㎜長くなってしまいましたが、許容範囲でしょう。

荷物が多い時には横向きにも積むことができます。その場合にはこんな感じでどうかな?


ピッケルもまあ運べないことはなさそうだけど、道交法的には赤布が必要かも。

さて、後は裏地とロールにする口の部分を作らないと。ヒップベルトもリユース品だから加工が必要ですしね。まだまだかかるなあ。

にほんブログ村
でもちょっと小さいね。どうせなら登山でも使えるサイズで、背面長が私に合っていて、ヒップベルトがしっかりしていてショルダースタビライザーが付いていて、なおかつベルト類が仕舞えてモーターサイクルのシートバッグにもなる物がいい。そんな商品は、無い!
という事で、作り始めました。それが原因でまた1週間以上ブログの更新が停まってしまいました。
設計図を書いたら、生地を切り出します。切り出した生地の裏には接着芯を貼り付けます。
生地は買い置きの帆布を使用することにしました。山で使うなら、防水であって欲しいものです。帆布はそのままでも水がしみ込みにくいとされていますが、やはり面ですから水を含んでしまうし全く通さないわけではありません。という事で、蝋をしみこませて防水加工してみることにしました。
100円ショップで買ったキャンドルを塗り込みます。ちょっと多めに塗った方が防水性はより高くなるかな?と思ってごしごし前面にこすりつけました。

アイロンで布にしみこませます。蝋はすーっと消えていきます。生地の色に合わせて緑の蝋にしてみましたが、白でも変わりなかったかも。

洗面台でしみ込み具合を確認しました。どうですか、この撥水具合!

体に当たる部分には防水処理はしませんでした。蠟で服がぐちゃぐちゃになるのは嫌だし、むしろ汗などはしみ込んでくれるぐらいの方がいいかな、と思ったのです。
背中の下側には水抜きの穴を左右に開けました。上側にファスナーを付けるし、そこを開けてショルダーハーネスを出すので雨に降られた時に水がたまるのを避けるためです。その他、車載するときにストラップ類を仕舞うこともできます。ズボンのポケットを作る技術を使って作りました。

ショルダーハーネスは廃棄したジャックウルフスキンのバイクザックから外してとっておいた物を使用しました。

フロントに大きめのポケットを、サイドは編み上げ式にしました。編んでいる細引きはテントのガイライン用の反射材が織り込まれたものです。その上下にストラップを付けました。モンベルのオプションサイドポケットを付けられる寸法に付けてあります。車両に固定するのにも使えるようにしてみました。写真ではストック/ピッケルホルダーは片側ですが、後からもう片方にも付けました。

ショルダーハーネスの縫合されている部分の裏に金属の板を入れました。これがあるとザックがピンとして背負いやすくなると思います。名のあるザックなら、これが人間の形に曲げられているのですがまあそこまではねえ。

ヒップベルトは面ファスナーで取り外せるようにしました。いろいろな使い方に応用できるように考えてのことです。前後に面ファスナーを付けて、フラップで挟むようにしました。大きな力がかかり続ける所ですからね。

ファスナーを開けた窓から出したショルダーハーネス。ストラップを外せば仕舞うことができます。

右に二つの部品が見えますが、ハイドレーションチューブを固定する部品です。これを外さないとハーネス収納時に出っ張ってしまうから外しておきました。ひねれば付けられるので無くさないように取っておきます。

部品が付いたところで、クリップを使って組み立ててみました。

背負ってみてビックリ、背面長が不足しているぞ!なんでだ、ちゃんと計測して作ったのに。しかし、すぐにその答えが分かりました。そうだ、ヒップベルトの中央からの数字じゃん、おれザックの底からの設計にしてしまっていたよ。うーんどうする?
ということで、背中に継ぎを入れて寸法を修正しました。ショルダーハーネス収納スペースには芯も入ります。

ここまではできました。

車両とのマッチングも確認しておきましょう。ショルダーハーネスは収納し、余分なぶらぶらが無いようにします。

まあ設計通りには付きました。背面長の修正が入ったので、予定より30㎜長くなってしまいましたが、許容範囲でしょう。

荷物が多い時には横向きにも積むことができます。その場合にはこんな感じでどうかな?


ピッケルもまあ運べないことはなさそうだけど、道交法的には赤布が必要かも。

さて、後は裏地とロールにする口の部分を作らないと。ヒップベルトもリユース品だから加工が必要ですしね。まだまだかかるなあ。

にほんブログ村
コメント