雨予報に反して意外な晴天でした。それなら、まずはリカンベントライド。前回走行は去年末でしたが、その時に強く踏み込んだ時にピヨピヨとひよこの鳴く様な金属のこすれる音が出ていました。今日はそれを退治するために、このバイクを選定しました。
江戸川をさかのぼり、流山駅へ。すると何やら派手な塗装の車両が入線してきました。
流山電鉄は車両に愛称が付けられているのが面白いですね。これはあかぎでした。こんな写真撮っているとShi*さんに、違うんだなー、とか言われちゃうのでしょうか。手前の線が邪魔ですが、これは外すわけにはいかないのですよ。
流山セントラルパークは工事が入っていました。息子の中学時代のホームグラウンドはもはや立ち入り禁止になっていました。サッカー場は体育館になってしまうのだそうです。見に来るなら今のうちだぜ。
実は昨日、オフだった息子はトレーニングとして、「九太郎さん号」に乗ってここを目指してきたのです。しかし、風の強さにめげて流山のヨーカドーで帰ってきたそうです。体では負けてきているオトッツアンですが、心の強さは絶対に負けていないんだぜ。
ピヨピヨですが、やはり強く踏んだあとはどうしても音がします。ということは、ディスクブレーキの引きずりが考えられます。強く踏んだ時にアクスルが動いてしまっているのでしょう。まずは強めにクイックリリースレバーを締めます。うーん十分締まっているわけなんだけどなあ。ディスクパッドは十分なクリアランスを得ていると思うのですが、少し多めにしてみました。レバーを握った時に、グリップに当たるほどまで緩めました。しばらくは大丈夫でしたが、それでも強く踏み込むとピヨピヨは止まりません。一度ピヨピヨ言い出すとペダルを緩く回していても鳴きます。
そこでキャリパーの取り付けを再度やり直してみました。キャリパー自身が動いてしまっている可能性もありますから。とりあえずそれからは音は出ていませんので、ひよこは退治できたのでしょう。見えない部分の調整なので、考えられることを一つづつ積み重ねて行く方法を取らざるを得ません。
さて、次はポットの底です。底の部分の樹脂が完全になくなっています。
下の板を切り抜いて底を作りましょう。板はその辺に転がっていた、かつて使った集成材の端切れです。が、ドリルが回りません。ふう、ここからか。ドライバードリルもあるのですが、非力だし、この機会に直しておいた方が後あといいでしょう。
ドリルは日立工機のZです。まずは分解して回らない原因を調べます。
テスターを当てて見ますが、断線はありません。
ブラシはずいぶん摩耗していますね。よく使っていますから。ここは接点復活剤を吹いておきましょう。いずれ交換ですね。
あとはギアにグリスを。あれ、ここがかみこんでいてスムーズに回りません。ここだったのか。スムーズに回るように何回か回転させました。
あとは元に戻してビスを締めれば完成です。ためしに電源を入れて見ると、無事に回転しました。
ようやくこれで作業に戻れます。切り出しは木工用サークルカッターを使います。底はポットのフランジの内側にちょうど収まるサイズに切り出す必要がありますので、きっちり計って歯を固定します。微妙な部分は原寸合わせで。時々ポットを実際に乗せてみて、はめあいを調整しながら切り出します。
サークルカッターは便利ですが、押さえる足にヒットさせると肉をえぐってしまうので十分注意。
切り出すとこんな感じです。
ポットの底の真ん中に、空気を抜く時に使ったであろう出っ張りがあります。そこをクリアさせるように穴を広げます。木工用ドリルを使用しました。
全体にやすりをかけます。サンダーを使えばあっという間です。面取りもします。
試に入れてみます。はめあいはなかなかいい感じです。
あとはニスで仕上げて、底の部分にフェルトを貼れば完成です。簡単に取れることはないでしょうが、九太郎さん御用達のエポキシ接着剤で固定した方がいいでしょうね。ニスがまだ乾かないので、以降の作業は明日に持ち越しです。
桜井くんの影山が想像以上のハマり役でした。